第7話 エピローグ そして物語はON YOUR MARKへ

 端末の向こうでは龍山グランプリの告知がされている。

 龍山グランプリはランナバウトのトーナメント大会で、10チームが参加するのだと言う。

「強いやつが沢山出るのか? 楽しみだな」

 ビュイック・リビエラの端末を見ながらアリアが笑顔を向けてくる。

 アルセーヌはロワーヌ天后州の麦畑を眺めている。

 ミーティス法主の仕事はボランティアのようなもので収入にはなっていない。

 リーアムに送る金もなく、その日暮らしが続いている。

「アリアはランナーが好きなんだな」

 アルセーヌの言葉にアリアが頷く。ランナーを運用する事を目的として造られたのだから当然と言えば当然なのだろう。

「アルセーヌは畑仕事と泥棒が好きなんだろ」

「泥棒は本業にしたくないな。栗農家をやって、マロンケーキを焼ければ最高だな」

 紅茶とコーヒーを揃えて、客に出す所を想像する。

 季節のものだから、他の季節には別のものをつくる必要があるだろう。

「アルセーヌはお人よしだから他所の畑で働く時間の方が長くなるぞ」

「そうしたら色んな仕事を覚えられるよ」

 アルセーヌが言うとアリアが眉間に皺を寄せる。

「私は、アルセーヌはあまり農家には期待されていないと思う」

「そうかい? 世界中で野良仕事をして来たじゃないか」

「野良仕事より、派手な仕事の方が多かった」

 アリアの言葉にアルセーヌはため息をつく。

「……お金がないんだよ」

 本来ロワーヌ天后はそこまで貧しい訳では無い。グルメロワーヌの会員も他国の農家より豊かだろう。

 問題はトライスター現当主メアリにある。

 メアリは元々グロリー騰蛇のヘンリー・バーンズの遠縁の人間で、融和を考えたヘンリーがロワーヌ天后に送り込んだ。

 だが、当時メアリは19歳、先代ロワーヌ天后太公アルテュールは56歳。

 遊びたい盛りのメアリが納得できる年齢差ではない。

 更に礼節や作法は極めて正しかったのだが、味覚音痴、芸術音痴とロワーヌ天后で恥をかく羽目になったのだ。

 アルテュールは息子のアルセーヌが生まれると65才で病に倒れて無くなってしまった。

 この時、後見人としてアルテュールが残したのがリーアムだ。

 メアリはグロリー騰蛇の実業家エドガー・タルボットと知り合い結婚、ウィリアムを産んだ。

 ここでリッシモン商会内部は親グロリー騰蛇派とロワーヌ天后派に分裂する事になる。

 メアリはロワーヌ天后派を切り捨てるようにリッシモン商会をトライスター商会と改称した。

 名称までグロリー騰蛇風にされたのだから同じグルメロワーヌの加盟店や市民、使用人が納得する訳が無い。

 結局タルボットは針の筵に耐えられずに離婚してグロリー騰蛇に戻った。

 メアリのアイデンティティはグロリー騰蛇にあり、グロリー騰蛇が蘇利耶ヴァルハラと親しくしている以上、豪奢で贅沢な生活を好むようになるのは仕方がない。

 ――母上が折れてくれればロワーヌ天后はグルメロワーヌで一枚岩になるんだけど――

 グロリー騰蛇や蘇利耶ヴァルハラとは違う、ロワーヌ天后の価値観を受けれてくれるだけで市民の生活は一変するだろう。

 そうなればミロクやAの仕事を受ける必要が無くなる。

 ウィリアムがちゃんとするなら特に相続にこだわる気は無い。

「あんたまだこのボロ車乗ってたの?」

 ランナーを搭載する移動する工場のようなランナーキャリアの運転席から声が降って来る。

「ジャンヌか?」

 交通量が多い訳ではないから構わないが、このような巨大な乗り物を道路に停めるのは問題だ。

「久しぶり。アルセーヌ、芸能人にでもなるつもり?」

 運転席のドアを開け、カモシカのように細身の女性が飛び降りて来る。

 短く刈った栗色の髪、灰色がかった青い瞳。血色の良いピンク色の肌。

 睫毛の長い猫のような双眸が青いライダースーツの上から向けられる。

「いや、今栗農家をやりたいって考えてた所だ」

「下手な変装でヨークスターでカルト潰したり、大平原の端の人間だってあんたの事は知ってるんじゃない?」

「たまたま居合わせたんだよ」

 アルセーヌは肩を竦める。結果はどうあれ、半分以上が成り行きだ。

「で、実家を放り出したジャンヌは何をしてたんだ?」

 一方的知られていたのでは面白くない。

「カーニバルに出るわ」

 腰から下げていた長剣を抜いて空に掲げる。

「どこから聞いたらいいか分からないんだけど、確かランナーの免許を取りに行くって話だったんだよな?」

 ジャンヌは二歳年上の三十四歳。十八の時に家を飛び出したから一六年が経過している。

「ええそうよ。そこでデビルキッチンのアレックス・スプリングフィールドとモーガン・ドリスコルに会った。そこから大草原に送られて、ウロボロスとホウライで見習い。WRAで幹部研修を受けて、デビルキッチンの正規ライダーになったから挨拶に帰ったの」

 アルセーヌは開いた口が塞がらない。

 ランナー免許は確か麦畑の借り入れをするのに必要だからと取りに行ったはずだ。

 それから、待てど暮らせど帰って来なかったのだ。

「ジャンヌ、本当にスーパーAクラスのライダーなのか?」

「あんたほど派手じゃないけどね」

 ジャンヌが端末を操作するとキャリアのシャッターが開く。

 白銀の特殊な形状のドラグーンランナーが姿を現す。

 こんなものをカスタムできるのはカーニバル常連、優勝候補だけだ。

「ランナードラグーン、ジェヴォーダン。機体性能ではレッドスター029を超える。対オーディン決戦兵器よ」

 ジャンヌが胸を張る。

「金はどうしたんだ? 最近タダで造ってくれる所は少ないだろう?」

「それは、デビルキッチンの秘密。工房を知られたら面倒だしね」

 白銀のランナーを駆るジャンヌはさぞかし絵になるだろう。

 同じ十六年と言っても、これまで自分が何をして来たのか分からなくなる。

「何、やられた~みたいな顔してんのよ。もともとあんたは運動音痴なんだから、逆立ちしてもランナーなんて、カーニバルなんて絶対無理。でも……私がいない間、あんたが実家の金庫番してくれてたんだって? あんがとね」

「あ……ああ、うん」

 置いて行かれたとの思いを消し去る事ができない。

「お前、強そうだな」

 アリアが顔をだす。

「アルセーヌ、可愛い彼女だね」

「俺は保護者だ」

 アルセーヌは即答する。年端も行かない子供に手を出すなどロワーヌ天后人のする事では無い。

「私はアリア・ディザスター。最強のバイオロイドだ。先に言っておくと、私は一度見た技は完璧に覚える」

 助手席から車の屋根の上を飛び越えてアリアがジャンヌの前に立つ。

「戦意旺盛って感じ。でも、変幻自在のディアボロ料理に勝てるかしら」

 ジャンヌが素手で軽く身構える。

 ジャンヌは元々エクレールでジェラール・コートマンシェに不動雷迅剣を習っていた。

 そのエクレールも二年前に消え、ラ・ピュセルがアルザス太裳州に現れたのも謎だ。

 アリアが凄まじい勢いで拳を繰り出す。

 ジャンヌが避けるのでも受け流すのでもなく、その拳を掌で握る。

 アリアの身体が空中に放り投げられる。

「吧ッ!」

 ジャンヌが声を上げた瞬間、空中のアリアが巨人に殴られたように更に空中に吹き飛ばされる。

「ヤッ!」

 空中で体勢を立て直したアリアが声を上げ、ジャンヌの居た場所の地面が穿たれる。

 が、ジャンヌの姿は既にアリアの上に移動している。

 アリアがジャンヌの拳を受け流して地面に叩きつけようとする。

 ジャンヌは勢いに逆らわずに、自らを梃子の重石にしてアリアを叩きつける。

 アリアが踏ん張り、ジャンヌが足払いを仕掛ける。

 アリアが飛び退こうとした瞬間、ジャンヌの足が変則的に動いて地面に叩きつける。

 起き上がったアリアの拳とジャンヌの拳が真正面から衝突する。

「お前、強いぞ」

 どこかスッキリした様子でアリアが言う。

 子供なのだから、手が離れるまではバイオレンスな事はあまりして欲しくない。

「アルセーヌ、この娘、あんたを親とは思ってないわよ」

「親になれるほど人間ができていないよ。保護者が精一杯だ」

 アルセーヌは肩を竦める。

 自分はまだ無条件に誰かを愛する事ができない。

 クロワになろうとは思わないが、近い所まで行きたいという願望はある。

「アルセーヌ、私はジャンヌについて行く」

 アリアの突然の言葉にアルセーヌは目を見開く。

「ダメだ! アリアにはまだ幸せの半分も教えていない!」

「何? 私と行くと不幸になる訳?」

 ジャンヌの言葉にアルセーヌは口を開閉させる。

「あんた、昔から優柔不断だけど」

「否定はしないけどさ……」

 十六年の間に少しは成長したのだと言ってやりたい。

「アリアが心配なら来なさい。どーせ実家に帰っても陰湿なババアと尊大なガキがいるだけなんでしょ?」

「いや、そこまでは言わないけど……邪魔にならない?」

「アリアは即戦力。これでデビルキッチンは四枚。癖が無いから多分どんなランナーでも乗りこなるし、大平原で見たバイオロイドとは桁が違う」

 全て解決したとばかりにジャンヌが言う。

「ちょっと待て、アリアをライダーにするって? ランナーはどうするんだ? カーニバルまで二年しかないんだぞ?」

「あんたが用意するしかないんじゃない?」

 ジャンヌがランナーキャリアに乗り込むとアリアがついて行ってしまう。

「クソッ! 意地でも優勝させてやる!」

 アルセーヌはイグニッションを押し込んで頭を捻る。

 ジャンヌのキャリアに続いてやけに広く感じるビュイック・リビエラのアクセルを踏む。

 ――アリアはランナーバトルを楽しんでいたもんな――

 大人の勝手な願望を押し付けるより、本人のやりたい事をやらせた方がいいだろう。

 その為にはジェヴォーダンを超えるランナーを用意しなければならない。



※※※



「ロワーヌ天后として参戦するなら考慮しましょう」

 フィリップの屋敷にはグルメロワーヌの役員が集まっている。

 六年間も家出していたジャンヌが当たり前の顔をしているのはどういう風の吹き回しだろうか? 

「元々、エクレールの工房があっただろう? 職人は残っていないのか?」

 アルセーヌは円卓を囲む諸侯に訊ねる。

 ロワーヌ天后最高のランナーマイスターはヴィオネット・カイエンで間違いない。

「工業はガレリア天空に任せればいいと言ったのはお前だろう」

 ベルトランが言う。確かに提案したのはアルセーヌだ。

 農家と職人が張り合った所で互いが疲れるだけ、それなら仕事を分担するというのがアルセーヌの考え方だ。

 しかし……。

「アリアは俺の養子だ。実家は頼りにならない、というより敵対して来る」

「メアリが敵に回ってグロリー騰蛇が強化してくるとなるとウルフだろうな。ウルフに我ら百合の紋が入るのは気に入らないが……」

 アルテュールが首を捻る。

「だが、ものは考えようだぞ? アルセーヌがウィリアムを撃破すればトライスター当主に大手がかかる。そもそも相続一位なのにメアリがだだをこねているのが悪いのだ」

 ジルが話を先に進める。幾ら何でもそこまで考えていない。

「公子が正々堂々戦うなら皆も納得するだろう」

 エティエンヌが鼻で息を吐く。

「こいつ泥棒なんでしょ? 適当に盗んで来れないの?」

 ジャンヌは退屈そうな口調だ。

 そもそもの元凶はお前なのだと言ってやりたい、

「見た感じデビルキッチンのランナーに匹敵するのは大御所だけだ。盗んで胸が痛まないのは蘇利耶ヴァルハラだけど、カスタムした所でボロが出れば容赦なく突いて来る。弱みを作ったらアウトだ」

 アルセーヌは言う。真面目なランナーチームからランナーを盗む事などできない。

 泥棒でも仕事は選んでいるのだ。

「ジャンヌ、あなたの所で新型機を作れるんじゃない?」

 デルフィーヌは棘のある口調だ。

「金持って来いって話。そこのぼんぼんは理想が高くて貧乏たれなんだから」

「それがいい所なんじゃない! ロワーヌ天后の良心よ」

 デルフィーヌが反論する。もっと言ってやれと思う。

「リベルタはまだ良くても、ベスタルはもうほとんど蘇利耶ヴァルハラの金融に汚染されてる。シューティングスターだってブランドで売り出してるでしょ」

 ジャンヌは動じない。確かにリベルタ大陸は結束が固いが、それでも流通に必要とされる金は大きくなっている。

「蘇利耶ヴァルハラの薄汚い金で私たちの畑を汚させはしないわ」

 デルフィーヌが憤然として言う。

「仮に金があったとして、ジャンヌはアテになるのか?」

 ベルトランが詰め寄る。

「さあ? まだアレックスに訊いてないし。ただ、アリアが逸材なのは事実。デビルキッチンは三枚だから、一機使用不能で団体戦になれば次の試合を落とす。四枚あれば修理時間を作れる。文句ある?」

「それはあなたの自己都合です!」

 デルフィーヌが言う。

「アルセーヌはアリアの為に戦うのか?」

 そもそもの問題をフィリップが投げて来る。

「それは保護者として認める。その上で、ロワーヌ天后が今回のカーニバルに参戦する事には義がある」

 アルセーヌはジャンヌを避けて一同の顔を見回す。

「これまで、蘇利耶ヴァルハラに公然と州が戦いを挑んだ事は無い。ロワーヌ天后は暢気だけど、西リベルタだけでガレリア天空には三チーム、グロリー騰蛇は四チーム、フェーデアルカ貴人は三チーム、バレンシア朱雀も三チーム持っている。これがチーム単体じゃなく、団体として戦ったらどうなる? 蘇利耶ヴァルハラは六チームを投入して勝ちを譲りまくっている。一チームでのランナーとライダーの維持はシューティングスターでも六機が限界だ。蘇利耶ヴァルハラ六チームと連続で当たればチームが破産する。それなら、チームを束ねて戦えばいい。勝ちを譲らず、フェアに戦い、なおかつ余力を残すにはこの方法しかない!」

 アルセーヌは一同を見回す。

「デビルキッチンは一応グロリー騰蛇で登記してるんだけど」

 ジャンヌが思わぬ所で水を差す。

「今回のカーニバルでは折衝が間に合わなくても、次のカーニバルで州と州との戦いにする事で蘇利耶ヴァルハラ一強体制を崩せる。八百長を屁とも思わない連中に真の騎士道精神を見せてやるんだ」

 アルセーヌの言葉に一同が思案気な表情を浮かべる。

「話が大きいのはいいがな、我々にはそもそもチームと金が無いのだ」

 ジルが冷静に現実を突きつける。

「金は用意する。ジャンヌがアテにならなくても、最高のランナーを用意する為に力を貸してくれ」

 アルセーヌが言うと諸侯の顔に笑みが広がる。

「アルセーヌが他人に頼み事をするなど、天変地異の前触れですね」

 フィリップの言葉に笑い声が広がる。

 皆が自分をどのように考えているのか一度訊いてみる必要がありそうだった。



※※※



 ビュイック・リビエラの助手席でアリアが寝息を立てている。

 アルセーヌはモデルノ伯領の農家で働いて夕食をごちそうになったが、宿泊は辞退した。

アルセーヌは私欲の為に盗みをした事は無い。

 生活をする為の食糧や道具のほとんどは手伝いをしたり、分けたり分けてもらったりして生きて来た。

 トライスター家にあっても、生れてすぐに放置されたアルセーヌは、リーアムを父親として使用人たちと共に成長した。

 盗みも全てロワーヌ天后に住む人々の為だ。

 それが今、愛娘の為に盗みを行おうとしている。

 誰かの為と言えば聞こえはいいが、偏愛は自愛に変わり、やがて自己中心的な独善へと変化して行く。

 小さな過ちが、やがて取り返しのつかない惨劇を産む事になるのだ。

 ――この世界が蘇利耶ヴァルハラを容認してしまったように――

 人を憎んではいけないし、人間はそもそも過ちをおかすものだ。

 蘇利耶ヴァルハラを憎むのは知りもしないリチャード・岸という人間を憎むのではなく、現在進行形の過ちを正す為だ。

 悪は善が欠ける事によって生まれる。

 欠けつつあるものを放置すれば蝗の大群に襲われた畑のように荒れ地になるだろう。

 善の根が残り蘇ろうとする時には、元の姿には戻れなくなっている。

 そこには拭い難い蝗への敵意、すなわち生まれ変わったにも関わらず悪を抱え込む事になるのだ。

 蘇利耶ヴァルハラを抑止する、悪事を止める事は双方にとって有益なのだから何ら問題は無い。

 最大の問題はアリアのランナーを含め、問題が積もり積もった事によって自分の中に悪魔が生まれつつあるように感じられる事だ。

 ――アリアのランナーを用意する事は私利私欲ではないのか――

 更に問題なのは、ジャンヌがランナーの免許を取りに行ったあの日……。

 ソヴール伯の屋敷のバルコニーで夜が明けるまで待っていたあの日……。

 ランナバウトのライダーになるとだけ連絡したきり、姿を消してしまった。

 あの時の事は忘れたと思っていたにも関わらず、ジャンヌを見た瞬間に十六歳の思春期の少年に戻ってしまった。

 ――俺には娘までいるのに――

 アルセーヌは額をハンドルに押し付ける。

 畑から平和な虫の音が響いて来る。

 ――俺が勝たせたいのはアリアじゃない――

 自分に嘘はつけない。

 十六年の月日が流れてもジャンヌ以外の女性が目に入らない。

 しかし、デビルキッチンに行ったという事はジャンヌはアレックスかモーガンを選んだという事なのだろう。

 アリアも戦いたいと言うなら……。

 アルセーヌは蘇利耶ヴァルハラを揺るがすトレード計画を立案する。

 概算一千億ドル、蘇利耶ヴァルハラにとっては小さいかも知れないが……。

 ――俺はデビルキッチンを勝利に導く―― 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

怪盗をしていたはずが養女を抱えて世界の為に戦う事になった件 朱音紫乃 @akane-sino

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ