第2話 金印は誰がために
〈1〉
――金が無い――
畑を鍬で耕しながらアルセーヌは内心で呟く。
食糧と引き換えに野良仕事をしながらどうにかこうにか移動しているが、子供連れでいつまでも放浪生活をする訳にも行かない。
Aから報酬として三万ドルが支払われたが、二万ドルはリーアムに送金した。
メアリにしろウィリアムにしろ贅沢はする癖に使用人に対する給料の支払いが極めて悪い。
最近安いバイオロイドを買ってタダで済ませると言っているとの噂もある。
大東亜で会ったリオナを思うと、ウィリアムに買われたらどんな目に遭うか知れたものではない。
幸いリッシモン家は元々が農家だ。
中央にレーム川を挟んだ平原を開拓した一族で、岸とメルキオルが現れるまではリベルタ大陸の60%の食糧、世界に食糧を輸出しているロワーヌ天后の農家の代表としての性格が強かった。
先代のアルテュール・リッシモンが岸の発明したドルで、農業用ランナーを大量に買い付けた事でロワーヌ天后地方の景色は一変した。
大きな作業能力を持つランナーにより、個人農家は次々と仕事を奪われ、野良仕事が無くなったために蘇利耶ヴァルハラに働きに行かざるを得なくなった。
VWCの力を背景にアルテュールは世界最大の食糧庫とも言われるロワーヌ天后を掌握した。
アルテュールは各地方で勃興した新資本家との融和を図った。
豊かな食糧を基盤とするロワーヌ天后は料理が美味しい事でも知られており、リッシモン家を中心とした資本家連合はグルメ・ロワーヌ天后とも言われている。
リーアムはこのグルメ・ロワーヌを作り上げる際に外交的に優れた手腕を示し、事務的にも優れていた事からリッシモン家が頭を下げて執事兼補佐役として雇ったという経緯がある。
リッシモン家がトライスター家に変わったのはアルテュールが死に、グロリー騰蛇から嫁いだメアリ・トライスターが実権を握ってからだ。
アルセーヌがリーアムから最初に教わった事は土を耕し、種を撒く事だった。
土は政治、種は人、人々の生活を整え、誰もが等しく水と太陽を得られるよう均等に撒き、病があれば広まる前に治療する事。
『畑仕事には人生に必要な事の大半が詰まっているのです』
リーアムのお蔭でアルセーヌは野良仕事ができるようになり、厨房の手伝いで料理も覚えた。
使用人たちのみならず、農村や町の人々ともごく自然に交流していた。
アルセーヌの意識として、トライスターは経済力を誇るより、第一の農民であるべきなのだ。
しかし、母親のメアリは蘇利耶ヴァルハラで贅沢する事を好み、ウィリアムには下郎の仕事と言って土いじりすらさせなかった。
――俺は恵まれていたんだろうな――
「アルセーヌ、お前は仕事が遅い」
アリアが広大な畑を耕し、畝を作り種を撒いている。
野良仕事の飲み込みはアルセーヌより早いだろう。
移動しながら食糧が足りなくなる度に野良仕事をしている為、毎回同じ作業をしているという事情も存在する。
「否定はしないよ。その分アリアがやってくれるんだろ? 自分の能力を無視して張り合っても不幸になるだけだ。茄子の花が薔薇に張り合っても意味が無いだろう?」
アルセーヌの言葉にアリアが笑みを浮かべる。
アルセーヌは子育てなどした事が無いが、アリアには救われていると感じる。
しかし……。
――ビュイック・リビエラが限界に近い――
タイヤは擦り減り、オイル交換しているもののモーターの過熱がひどい。
一度解体して修理しなければならないが、それにはかなりの金額が必要となる。
修理だけならいいが、その間の働き口も必要だ。
アルセーヌは畑仕事や料理はできるが、機械はITやガジェットに近いものが専門で、車のような大きな機械に関しては門外漢だ。
「あんたら、もう休みな。畑がこれ以上広がったら収穫の人手が足りなくなる」
トラックに乗ってやって来た農家の主人の言葉にアルセーヌは笑みを返す。
「お言葉に甘えます。アリア、さっき蔓が見えたから美味しいズッキーニが食べられるぞ」
アルセーヌはアリアと共にトラックの荷台に飛び乗る。
――何か依頼が無いかチェックしてみるか――
〈2〉
新しいミロクの依頼はヨークスター太陰州ベラウェア県長バラク・ウィンザーの保有する純金のスタンプの入手だ。
このスタンプは岸がベラウェアの正当な支配者として認めるとして与えたもので、考え方によってはこの金のスタンプが無ければバラクはベラウェアの県長を名乗る事ができない、バラクに一撃で致命傷を与える盗みとなる。
Aの依頼はリベルタ大陸東北部の小島の内偵だ。
目立つ事の無い島だが、岸がこの島の出身という情報も存在する。
現在地から近いのはベラウェアで、小島は星の裏側になる。
――まずミロクから片付けるか――
「なぁ、アルセーヌ?」
助手席で足をブラブラさせるアリアが顔を向けて来る。
「どうしたんだい?」
「金が無いと困るのか?」
アリアの言葉にアルセーヌは苦笑する。
「あまり必要ではないんだけど、金じゃないとものを交換してくれない人がいるんだ。農家でも一日働くと言って、食事をくれる所と、働かなくていいから金をくれという所があるだろう?」
アリアが小さく唸る。
「アルセーヌは金が嫌いなんだな」
図星を突いて来る所は、鋭敏な感覚器を持つアリアならではだろう。
「できる事なら一生使わないでいたいけどね。蘇利耶ヴァルハラがどんどんお金を刷るから石ころから空気にまで値段がついてる。神様から星を買ったって言うならその権利もあるんだろうけど、人間は肌の上の微生物みたいなもので、本当は星に対してどんな権利も有していない。強いて言うなら自然火災の山火事を消火するとか、変異種の出現による生態系の破壊の防止とか、そういう管理人のような役割が自然な事なのだと思っている」
アルセーヌが言うとアリアが小さな笑い声を立てる。
「アルセーヌは運転もとことん安全運転だな」
「危険と分かって危険を冒すのは勇気とは言わないよ。誰かに優しくしようと思ったら、まず自分に優しくならなきゃダメだ。自分に厳しいまま誰かを優しくしようとしたら歪みが生じて、優しくしなきゃならない相手に厳しくなってしまう」
アルセーヌはのんびりとステアリングを握りながら地平線まで続く道路の先を眺める。
車が壊れず、腹も減らないならいつまでもこのまま運転していたいものだ。
「アルセーヌのような人間をぼんぼんと言うんだな」
「そうだね。みんなぼんぼんなら世の中は平和でいいのにね」
言いながらアルセーヌは頭を働かせる。
ベラウェアは経済特区となっている。
起業のハードルが低く、法人税も安く、更に特許の申請も通りやすいという企業にとっては至れり尽くせりの土地だ。
バラクはこの制度を利用して架空企業を作り脱税している企業の摘発に乗り出している。
当然企業から恨みを買ってはいるが、税の公平性という観点から税所得を得ている市民からの支持がある。
金のスタンプの在りかと、盗み出す方法、両面から考えて行かなければならない。
――あと、バラク県長を失脚させないように気をつけないとな――
ビュイック・リビエラは乾いた土地をひた走る。
〈3〉
「VWC、VRS金融特捜部検察ヘウィット・ベイカーです」
アルセーヌは偽のIDを手にベラウェア県長バラクの屋敷に乗り込んだ。
「筆頭執事のドーソンです。VRSの検察がアポイントも無しに、ご主人様にどのような用向きなのか確認させて頂きたい」
謹厳実直といった様子の男が毅然とした口調で言う。
「ベラウェアはVWCの経済特区に指定されている。この地で架空企業による脱税が横行している事はご存知でしょう」
「県長は断固たる態度で臨んでおられる」
ドーソンにとってもバラクの姿勢は誇りなのだろう。
執事を見ていると主人の気質がうかがい知れるから不思議なものだ。
「蘇利耶ヴァルハラでベラウェア県長の金印を使った登記書類が発見されました。我々はバラク様を信用しておりますが、その信用によりVRSも書類の精査には及び腰です。また、巨大企業が絡んでいる可能性、更にはVRSとバラク様にあらぬ確執があると邪推する者の可能性を考え、通信を避け、直接お伺いした次第です」
アルセーヌは書類鞄から透明なケースに収納した登記書類を取り出す。
この書類も署名も印も全てアルセーヌの手による偽物だ。
少し調べれば偽物だと分かるだろうし、偽物だとばれてもらわなければ困るのだ。
「お話は理解しました。まずご主人様の了承を得る必要があります。応接室でお待ち下さい」
アルセーヌはドーソンに呼ばれた執事補に従って応接室に向かう。
バラクの気質によるものか、華美な装飾は無く、経済特区の資本家とは思えない。
どちらかと言うとロワーヌ天后ののんびりとした素朴な農家の邸宅を思わせる。
侍女の運んできたハーブティーを味わっているとドアがノックされて壮年のがっしりとした体躯の男性が姿を現した。
「ベラウェア県長バラクです。本日は遠い所ご足労頂きありがとうございます」
「VRS特捜部検察官ヘウィット・ベイカーです」
バラクの差し出した手をアルセーヌは握る。
「勝手な真似をして申し訳ないが、あの書類を鑑定した結果、偽文書である事が分かった」
「我々もバラク様を疑っている訳ではありません。特捜部も動いておりますが、我々VRSは蘇利耶ヴァルハラの強い影響下にあります。建前では独自の捜査権を有していますが……」
アルセーヌは苦い表情を浮かべる。本来アルセーヌはVWC側のトライスターの御曹司だが、蘇利耶ヴァルハラの資本家やWRAに対する自治権侵害には強い憤りを感じている。
皮肉と言えば皮肉な話だが、本心を現す事で演技を超えた演技をする事が可能なのだ。
「話は分かった。そもそもが蘇利耶ヴァルハラが経済特区と言い出したのが悪の発端だ。権益を作るから無暗やたらと金が流通し、結果として牧歌的な古き良き習慣を守る者の生活までもが脅かされる。私はベラウェアを支配しているのではない、守る為に知恵と力の全てを注いでいるのだ」
バラクが毅然とした口調で言う。メアリに爪の垢を飲ませたいが、茶に垢が入っているのを見つけたら最期給仕どころか茶器まで屋敷から叩き出すだろう。
「そこで、VRSの限界を認めた上で、ベラウェア県長下にこの違法を摘発して頂きたいのです。我々の権限では法的機関を通さなければ家宅捜査できません。ですが、県長の権限であればベラウェアでは超法規的措置を取る事が可能です」
アルセーヌはVRS特捜部の強制捜査書類をバックから取り出す。
強制調査の書類は一般的には知られていないが、必ずしも特定の書式に従う必要が無い。
裁判所が発行する令状でも、大事なのは文面ではなく裁判所のサインの有無だ。
「公文書偽造、金印の偽造VWCに対する背任罪か」
生真面目なバラクが書面を確認する。
捜査の主目的は企業が偽造した金印を押収する事にある。
「うむ、蘇利耶ヴァルハラが裁かぬならベラウェア県長バラクが裁くまで。暫し待たれよ」
アルセーヌが冷めかけたハーブティーを口に運ぼうとすると、気の利いた侍女が新しいものを用意する。
――騙すのは心苦しいが――
ミロクの提示は金のスタンプの重量の百倍の金のレート。
記録では260グラム、一グラムで60ドルだから1560.000ドルだ。
ややあって、バラクが金印の収まった箱を持って現れる。
「ベラウェア県長バラクはここにベラウェアの法の下に捜査権の行使を宣言する」
畏まった口調で金印が取り出される。
アルセーヌが静かに一礼すると、目の前の書類に印が押され、ベラウェア県長バラクの署名が記入される。
「ご決断、VRSを代表して感謝致します」
アルセーヌは書類を鞄に収める。
「法と正義を守る事が地位ある者の勤め、道を外れればマフィアのボスと変わらん。その紙一重を守る事が誇りであり使命だ」
アルセーヌが差し出した手をバラクが握る。
バラクは想像以上の好人物だ。だが、これから少し悲しい思いをしてもらう必要がある。
――ベラウェア県長、この穴埋めはいずれ――
アルセーヌはバラクの邸宅を後にした。
〈4〉
「ベラウェア県長の金印とサインが偽造文書に使用された。サインが本人のものである以上、疑うべきは金印である」
アルセーヌはVWCのC級装備で身を包んだ子供たちと共に、ベラウェアのWRAライダーズギルド治安維持本部を訪れている。
対応に出たのはライダーを引退し、治安維持部に移動した男だ。
WRAライダーズギルドはランナーのライセンスを発行する他、ライダーの職として犯罪の取り締まりを斡旋している。
その守備範囲は近所の諍いから、資本家同士の領有権にまで及ぶ。
窃盗や公文書偽造も当然その管轄に含まれる。
ライダーと言ってもランナーを駆る事無く、犯罪捜査を専門とする人間も多い。
「VWCがWRAに職務を依頼するとは珍しい」
皮肉を込めて元ライダーが言う。
現在VWCは身体能力に優れたバイオロイドを治安維持の名目で地方に輸出している。
一部の心ない資本家がバイオロイドを用いて暴力的に土地を支配しているという話もある。
バイオロイドが治安維持に乗り出せば、本来治安維持を職務としていたWRAと衝突する事になる。
「ベラウェア県長バラク様は中立の立場です。VWCが武力を持って金印の鑑定を要請すれば拒否する事でしょう。WRAが真贋を判別すればVWCとベラウェア侯は対立せずに済みます」
「そもそも、金のスタンプで権力を保護するというVWCの姿勢に賛同しかねる。ベラウェア県長は信頼に足るが、我々はVWCを信用している訳ではない」
ライダーの意見は至極当然だ。スタンプで権力が保障されるなら、使用する人間ではなくスタンプに権力があるという事になる。
仮に人柄を認め、権力を保証する為にスタンプを与えたのだとしても、それは保証であって、権力そのものとなってはならない。
従って、スタンプではなくバッジでも称号でもいいのだ。
スタンプが権力の証となれば、笹川組の下部組織の松井組がスタンプを手にしてもベラウェアを支配できるという理屈になってしまう。
「VWC内部にも蘇利耶ヴァルハラを快く思わない者もいます。しかし、蘇利耶ヴァルハラが金と暴力を行使し、それが浸透してしまった現在、いかにその権力を制限するかという点が重要視されます」
「確かに蘇利耶ヴァルハラのシステムが世界を汚染している事は否めない。因みに暴力とは身体的なものばかりではない。言葉も権力も金も暴力だ。少なくともWRAはそう認識している」
元ライダーの見識はもっともだ。
世の中がこういう人間ばかりなら蘇利耶ヴァルハラがこれほど力を持つ事も無かったのだ。
――母上が歪んでしまう事も――
豊かな食糧と美味しい食事が誇りであったロワーヌ天后は、金銀宝石地下資源が採掘されない事から、VWCから田舎資本家のレッテルを張られた。
ロワーヌ天后はグルメ・ロワーヌを動かせば世界の食糧を干上がらせる事もできるが、それはロワーヌ天后の誇りに反する事だ。
そこまでしないとしても食糧の値上げは多くの人々に負担を強いる事となる。
メアリは中途半端な資金力で金やら宝石やらを買って見栄を張って、VWC大資本家として振る舞う事で田舎資本家という蔑称から逃れようと必死なのだ。
だが、金銀財宝より人間が生きる上で必要な食糧を握っているのはロワーヌ天后だ。
その事実にメアリは思い至っておらず、VWCはグルメ・ロワーヌを分断し、トライスターを完全に傘下に収めようとしている。
「金印が偽物か本物か、それは別として、WRAが金印を保管する事でVWCに対する牽制になります。ベラウェア県長が地位を失う事は無いにせよ、金印がWRAにあれば法を執行する上でVWCはWRAの法執行に対して異議を挟む事ができない」
「偽物の金印ではVWCの法では公文書偽造となるだろう」
「ベラウェア県長の金印が偽物となれば、仮に本物がいずこに存在するにせよ、ベラウェア県長は権力を失います。その時蘇利耶ヴァルハラからどのような為政者が送り込まれるか。金印ではなく、法と正義でベラウェアと県長を守る事が最優先では無いでしょうか?」
アルセーヌの言葉に元ライダーが思案気な表情を浮かべる。
VWCが暴力的にベラウェアを支配しようとしたら、流動的なライダーを結集する事は難しく、WRAが窮地に立たされる可能性もある。
「我々、ベラウェアのVWC治安維持部隊はWRAを全面的に支援します」
「VWCに有志がいる事は理解できた。ひとまず偽と思われる金のスタンプを取り上げ、ベラウェアにおいてスタンプによる命令権を凍結する」
年配のライダーが決断する。
「我々は表立って動けませんが、蘇利耶ヴァルハラの派遣するバイオロイドと戦う事はできます。長期化すれば蘇利耶ヴァルハラも占領を諦め、ベラウェア侯を認めざるを得ないでしょう」
アルセーヌはWRAのライダーと握手を交わす。
――これでベラウェア県長の金印は偽物。本物が存在しない限り、スタンプで権力を保護する事はできない。この事件は迷宮入りとなり、ベラウェア県長の保有していた本物のスタンプは偽造品と並べられ、鑑定される。
その時に拝借すればいいのだ。
多少のセキュリティはあるだろうが、WRAそのものにスタンプの真贋を判別できる訳が無く、その鑑定はこの子供を集めて造った偽のVWC武装警備隊の手にゆだねられるのだ。
〈5〉
WRAの要請に対し、バラクは抵抗しなかった。
本物だと思っていたスタンプがすり替わっていたのだとしても、スタンプなどというものは幾らでも作る事ができるのだ。
偽物が本物以上の権威を持ったとしても、裁判を起こすだけ無駄というものだ。
WRAがバラクから押収した金のスタンプがアルセーヌの手に渡る。
アルセーヌは手筈通り偽物であると断言し、本物の所在は不明というVWC名義で声明を出した。
バラクが保有していた本物の金印はミロクの手に渡った。
アルセーヌはミロクから百五十万ドルを超える報酬を得た。
この先ベラウェアがどうなるかは分からないが、バラクとWRAが組んだならVWCもそう簡単にバラクの施政に横槍を入れる事はできないだろう。
アルセーヌは星の裏側に向けて移動を開始する。
極東の小島にはどのような秘密が隠されているのだろうか?
まだ見ぬリベルタ大陸の端の小島に向けてアルセーヌは思いを馳せた。
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