第37話 - 神の剣
「ミラベル!私はここにいる!」
シグラ王とテシエス、セルフェ、ロンド王子とシュピー、ラミ姫が兵士たちと一緒に姿を現した。
「ほう!シグラ! 待っていた。 今度は完全に決着をつけようと来た。」
「ミラベル!そうはいかないと思うよ!」
テシエスは叫んだ。
彼女はミラベルと目が合った。
「まさにあなたがテシエスだね。 テシエス。君の黄金色の瞳の威力がすごいと聞いたけど、どこで腕を見せてくれ。 君には神の力があるように、僕には魔の力があるんだ。」
ミラベルは槍から塔を一つ打ち砕いた。
「でも、先に! シグラ、お前から相手にしてくれ!」
シグラ王が瞬く間に飛んできてミラベルの槍を蹴飛ばしてしまい、ミラベルはびっくりした。
「この野郎!」
「わっ!」
シグラ王の攻撃を皮切りに、シャイルン兵士たちが歓声を上げながら戦い始めた。
テシエスは高く上がり,戦場を見下ろしながら半人半馬を大量に蒸発させた。
しかし、敵が多すぎてテシエスはますます疲れを感じた。
セルフェが呪文を唱えると光が噴き出し、数多くの敵軍を一度に粉にしてしまった。ロンド王子は剣と盾で優れた剣術を発揮し、敵軍を一度に数百人ずつ撃退していた。そして、ラミ姫は以前テシエスと戦う時に使った魔法に対抗する剣で、反人半魔たちの魔法属性を切り取って全て塵に消えるようにした。
シュピーはゆっくりとしゃがみついてくる魔族を蝶々に変えていた。
シグラ王とミラベルは激しく戦っていた。
「レハラ ラビナ リミル! 光になろう!」
「同じ手口は私には通じない!」
ミラベルは攻撃を跳ね返し、眩しい光にシグラ王は目を隠した。
ミラベルがその瞬間を狙ってシグラ王の首を噛もうとしたが、むしろつかまってしまった。
「私にも同じ手口は通じない。 ミラベル。」
シグラ王から輝き、ミラベルの全身を見抜き始めた。
「これ離せ!」
ミラベルが手を振り切った。
シグラ王がシャイルン王国に降りてくる神が授けた剣でよろめくミラベルを刺した。ミラベルは悲鳴を上げて空から落ちた。
皆その光景を見た。
テシエスはゆっくりと目をこすりながら空から降りてきた。
チュタが魔族の矢で狙っているという事実も知らずに。
ピイン!
矢がテシエスに飛んだ。
それを目撃した友人たちがテシエスに駆け付けたが、もう遅れてしまった。
パアッ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます