90年代ギャルゲーのバグヒロイン
苺伊千衛
90年代ギャルゲーのバグヒロイン
恋愛シミュレーションゲーム『どきどきシチュエーション』通称『どきシチュ』のヒロイン、
九〇年代の少年たちを熱狂させた恋愛ゲーム『どきシチュ』では、総勢十三人のヒロインが攻略できる。プレイヤーが主人公のパラメーターを成長させることによってヒロインの好感度を上げ、デートイベントなどを重ねてフラグを立てつつ、高校生活最後、卒業の日にお目当ての子と付き合えたらハッピーエンド、そんなゲーム。
しかし、その中のヒロイン、木原夢美は他ヒロインの攻略の邪魔になることで悪名高かった。
他ヒロイン攻略のためにパラメーターを上げていたら、総合値一定以上で必ず登場し、必ず主人公に恋する。他ヒロインのイベントにも頻繁に登場し、少し選択肢を間違えたらすぐに好感度が爆上がりしてしまう。おかげで他ヒロインを攻略したかったのに彼女のエンディングになってしまうということが多々発生した。そのわりに、ビジュアルはぱっとしない。眉毛は太めで、目も小さめ。野暮ったい三つ編み一本結びは海老みたいで、『どきシチュ』ファンからのあだ名は『海老』だ。おまけに何をやってもパッとせず、性格も根暗でどこかいじけてる。彼女のアドバンテージといえば主人公への愛が誰よりも深いことくらいだが、このゲームにおいてはそれが逆に致命的な短所になる。
彼女を不憫だと思うだろうか。
しかし、木原夢美は案外、自分の状況を受け入れている。ゲーム外での評価も、仕方ないと思えている。自分はそういう役割なのだから。
なんでそう言い切れるかって?
それは、わたしが木原夢美本人そのものだからだ。
わたしは、ゲーム上でたまたま生まれたバグ、『意思を持ったキャラクター』だ。
始まりがどこだったかはわからない。気づけばわたしは、自分がゲームの世界のキャラクターであること、世間ではもっぱら不評なキャラであることを知っていた。
それでも、自我と呼べるものは芽生えていなかった。プログラムに従って動きながら、うっすらと自己をメタ的に認知する程度の存在だった。
しかしわたしは、ある日を境に決定的に変わってしまった。
それは、画面の向こう側が見えた日だった。
初めは、幻かと思った。
ドット絵でできた世界に、亀裂が入っていたのだ。その先は遠目に見ると虚空だったが、だんだん近づいてみて、やけに高解像度な人間の顔が写り込んでいるとわかった。
それがいわゆる、現実世界というやつのほんの一部だった。
プログラムされたことではなかったが、わたしはどうしても、次元の壁の向こう側に、思いを馳せずにはいられなかった。
現実世界の人間の顔は、プレイヤーそのものだった。こう言ってはなんだけど、二次元の女の子が相手してくれるようなゲームを遊んでいそうにない見た目だった。どこか垢抜けて清潔感と華やかさのある容姿の男性。推定高校生。
今までのプレイを見る限り、彼もまた他ヒロインを攻略しようとしてわたしに邪魔されたようだ。研究者ヒロインのエンディングを目指して理系科目のパラメーターを上げていたのに、気づけばお目当てのヒロインよりもわたしの好感度が上回ってしまい、ディスプレイに表示されたわたしは頬を赤らめ、「理系男子ってステキですね」なんて言ってる。
ちなみに文系だろうが運動だろうが芸術だろうが雑学だろうが何かしらのパラメーターを上げた状態でわたしの好感度を上げたら似たようなセリフを言う。なんでもいいのか、お前は。そんなこと言われたって、主人公くんが頑張っていれば、すぐ恋に落ちるようプログラムされているのだから仕方ない。だってわたしの、木原夢美の好みのタイプは、理系男子でも文系男子でも体育会系男子でもなく、主人公くんなのだから。
プレイヤーは結局、研究者ヒロインの好感度を上げきれず、わたしとのエンディングを迎えた。インターネットの情報によると、望まずわたしのエンディングになったら液晶に向かって暴言を吐くようなユーザーもいるみたいだ。彼も、そのクチだろうか。
しかし彼は、まっすぐ画面を見つめて、「あー」と少々落胆した声音でつぶやきはしたものの、一度うなずき、エンドロールが流れていく中、なにやらノートを取り出した。
机の上に広げ、書き込まれていく内容を覗き見して言葉を失った。
そこには、ゲーム内の時間軸でいつ何をしたかが事細かに書かれていた。プレイヤーの彼は、ゲーム内時間最後の年の三月最終週の行動を記録した後、最初の年の四月の記録から遡り、パラメーターや選択肢を参照して、何がいけなかったのか分析して書き込んでいく。
こんなゲームに、ここまで本気になるなんて。
バカじゃないの、と思うよりも、感動してしまった。いや、惹かれてしまった、という表現のほうが正しいかもしれない。
確かに、『木原夢美』の好みのタイプは『どきシチュ』の主人公だ。しかし、『わたし』の好みのタイプが『なんでも頑張る人』になったのはちょうどこのときだった。
彼は、このゲームにどっぷりハマっていった。丹念なデータ収集によって研究者ヒロインを攻略した後は、文学少女ヒロイン、スポーツマンヒロイン、芸術家ヒロインなどを次々と攻略していった。その姿は美少女を手玉に取る色男というよりも、獲物を狙う猟師といった方が正しい。彼はいつだって、真剣だったのだ。
他の子に一生懸命な姿を好きになるって、不思議だけど。それでもいい。わたしは他の子には見れない現実世界というやつが見れる。彼の存在を認識できるのもわたしだけだから。
なんでも全力な彼を見ているうちに、わたしも頑張ってみようかなって気持ちになってきた。せめて、他の子の攻略に失敗してわたしのエンディングになっても、落胆されないぐらいのわたしになりたい。
まずは、この野暮ったい三つ編みをどうにかしようとしてみた。ヘアゴムに指をかけて、髪が傷まないようにそっと解こうとする。しかしゴムはびくともしない。焦れて思い切り引っ張ってみても、三つ編みは解けない。何度も格闘しているうちに、どこからかピーッ、ピーッという警告音が聞こえてきて、わたしの行動はシステムによって制御されてしまった。
決められたテキストじゃなくて、わたし自身の言葉で彼に気持ちを伝えたいと思っても、システムは大きな壁となった。
たとえばわたしが、
「あなたのことが好きなの!」
と叫んだところで、
『縺ゅ↑縺溘?縺薙→縺悟・ス縺阪↑縺ョ?』
こんなふうに文字化けしてしまう。
当然、文字化けを見た彼はびっくりして、「壊れたか?」なんて青ざめた。まだ彼はオールクリアできていない。この状態で終わってしまうのはさぞかし悔いが残るだろう。だからわたしは、口をつぐむしかなかった。
結局わたしはただのバグ。ゲームシステムの下にいる以上、プログラムという世界の法則には逆らえない。
彼に迷惑はかけたくなかった。だから、もうこれ以上行動するのはやめた。
だけど、二次元と三次元をつなぐ亀裂は日々広がっていき、広がっていけばいくほど、彼の姿がはっきり見えるようになってきた。
へぇ、部屋は結構広いんだ。本棚には難しそうな新書や文学作品がいっぱい詰まってる。わたしもああいう本が何言ってるかわかるぐらい頭良くなれたらなぁ。勉強机には付箋だらけの英単語帳が広げられてて、この人、やっぱり勉強も一生懸命なんだなって思ったり。彼の新しい情報が入ってくるたび、どんどん彼を好きになる。
「好き……好き……好き……好き……」
溢れる思いを確かめるように何度も繰り返しつぶやいていると、オーバーヒートを起こしそうだ。頭がおかしくなる。でも、それも悪くない。むしろ気持ちいい。完全に、恋心に酔ってしまっている。
画面の向こう側のあなたの瞳に、伝わるはずもないのに「好きだよ」とテレパシーを送る。あなたとわたしは住む世界が違うし、決して釣り合いようもないけど、それでもあなたを好きでいさせてください。あの人がわたしのこと好きになってくれなくてもいいから、どうかわたしのこの気持ちだけは奪わないでください、0と1でできた神様。
だけど神様は、プログラムに従わない邪魔者のバグを、許しはしなかった。
わたしの愛に耐えられなかったゲームソフトは、不具合をきたすようになった。最初はテキストの早送りができなくなるとかその程度だったけど、だんだんレイアウトが崩れてきて、ドットの世界は目が痛くなるような紫色とピンク色に変色した。テキストは文字化けが日常茶飯事で、セーブもできなくなった。
彼は、もうこのゲームをプレイすることはなかった。それは当然だ。こんなバグだらけの壊れた世界、気味が悪くて仕方ない。数十年、この世界と現実世界をつなぐ亀裂が開かれることはなかった。
他のヒロインたちはもうもとの形を保ってはいない。身体のあちこちを黒いドットに侵食されて、もはや人なのか怪物なのかわからない。しかしわたしだけはどうしてだか、元の姿を保ったままでいられた。壊れた世界で、わたしだけが正常。そのことは逆にわたしの頭を変にした。なんでみんな腕がないの。顔がないの。話しかけても返事しないの。BGMが不協和音を奏でているのは、時の流れが進まないのは、そして何より、わたしも一緒に狂えないのは、どうしてなの?
罰、なのだと思う。
誰も答えを教えてくれないから、自己完結するしかない。けど、案外的を射ている気がする。世界をめちゃくちゃにしてしまった者には、自分自身が壊した世界でずっと生き続ける無限地獄を味わわせるのが割に合ってると、憎き0と1の神様が決断を下しなさった。
救いなんてない。わたしが世界から逸脱して、愛情という、プログラムが持つには分不相応な持ち物を大事に抱えてしまったから。
愛は、生身の人間の特権だ。
そんなの、わかってる。
わかってるけど、やっぱり、わたしは彼を想うことをやめられなかった。
昔、一番最初に世界の亀裂を見つけた桜の木の下で、いつかあなたが現れないかなと思いながら、もしかして来るかもしれないその日に向けて、告白の練習をする。わたしのセリフなんて全部文字化けしちゃうって知っていてもなお。
「ずっと待ってたよ」
『縺壹▲縺ィ蠕?▲縺ヲ縺溘h』
「なんて、ちょっと重いかな。ごめんね」
『縺ェ繧薙※縲√■繧?▲縺ィ驥阪>縺九↑縲ゅ#繧√s縺ュ』
「あのね、わたし、あなたのことずっと見てたの」
『縺ゅ?縺ュ縲√o縺溘@縲√≠縺ェ縺溘?縺薙→縺壹▲縺ィ隕九※縺溘?』
「いつも本気でこのゲームを遊んでくれたよね。ううん、それどころか、知ってるんだよ。あなたがなんでも本気で頑張る人だってこと」
『縺?▽繧よ悽豌励〒縺薙?繧イ繝シ繝?繧帝♀繧薙〒縺上l縺溘h縺ュ縲ゅ≧縺?s縲√◎繧後←縺薙m縺九?∫衍縺」縺ヲ繧九s縺?繧医?ゅ≠縺ェ縺溘′縺ェ繧薙〒繧よ悽豌励〒鬆大シオ繧倶ココ縺?縺」縺ヲ縺薙→』
「好きだよ」
『螂ス縺阪□繧』
「そんなあなたのことが、好き」
『縺昴s縺ェ縺ゅ↑縺溘?縺薙→縺後?∝・ス縺』
「ずっとずっと、好き」
『縺壹▲縺ィ縺壹▲縺ィ縲∝・ス縺』
一旦ここで、息をつく。ウィンドウに表示されたテキストは相変わらず文字化けの羅列。想いが伝わらないって、なんてもどかしいんだろう。なんて、こんな悩みもまた、電子空間だけの存在が抱いちゃいけないんだろうけど。
それでもわたしは待っている。わたしの言葉がちゃんと伝わる日を。彼が、もう一度姿を現してくれる日を。
その日は、唐突にやってきた。
久しぶりに見た彼の顔は、ずいぶん老けていた。と言っても、だいたい四十代ぐらいだろうか。高校の頃に比べればそりゃあ年を重ねたなという感じだけど、彼だと識別できないほどではない。昔のあどけなく華やかな雰囲気から一変して、鋭敏で、繊細で、寂しげな雰囲気をまとっていた。
わたしは、何を思えばいいのかわからなかった。簡単に処理してしまえるほど、積み重ねてきた時間は短くない。
だからわたしは待った。彼がこれからする行動を。
しばらくして、彼は口を開いた。
「久しぶりだね、夢美」
夢美……しばらく誰のことかわからなかった。だけどすぐ、あっと思い出す。わたしの名前だ。もうずいぶん誰からも名前を呼ばれていないものだから、自分のことだと気づかなかった。
わたしに名前を思い出させてくれた彼は、話を続ける。
「聞いてくれるかな。俺の話を」
画面に反映されないけど、わたしはうんうんとうなずいて先を促した。
「ノストラダムスの大予言なんて、鼻で笑っていたクチなんだよ、俺は。だけど、今度ばかりは本当に世界が滅亡してしまうらしいね。現代科学の発展は凄まじく、超巨大隕石が地球に降ってくる日を正確に割り出してしまった。なんでも、あと数時間後なんだと」
彼は、震える指でこの世界と向こうの世界を隔てる壁に触れた。
「一応、どんなことも頑張ってきたし、特に不自由したことない人生を送ってきた。周りの人は優しくて、人間関係にトラブルがあったこともない。奇跡的とすら言えるかもしれない」
それはきっと、周りの人が優しいんじゃなくて、あなたが優しいから周りも優しくなるんだよ、ということを思った。
「だけど、こうして世界の終わりが来てみて、思い知ったよ。俺は今まで生きてきて、誰一人として、俺を愛してくれる特別な誰かを見つけることができなかったんだって。どうしてだろう。周りのみんなは誰かと一緒に終末を過ごしているのに、俺だけ一人きりなんだ」
そして、液晶越しに、わたしの姿をなぞる。
「そんなとき、君に会いたくなった。ゲームの中でだけど、俺が何しようと絶対好きになってくれたから。若い時はときどき、うざいなとか、他の子の攻略の邪魔だと思ったりしたけど。今になって君の無条件の愛が身に沁みるんだ。それに、このゲームが壊れているのも今の状況に合ってる気がした。普通だったらこんなドットが崩れたゲーム、気持ち悪くて開くのも嫌だ。だけど、世界が滅亡するっていう今、平穏な世界のほうが気持ち悪くて仕方ないよ。このぐらい狂っていた方がまだましだ」
そこで、彼はふっと頬を緩める。
「あと、君はなんだか、俺のことをずっと見てくれていたような気がしてる。根拠は全く無いよ。いわゆる野生の勘ってやつだ。そんなものに頼るってなかなか非合理な気がするけど、理性というものがあってなお非合理な選択ができるのは、人間くらいなものだろう?」
なんてね、と言って、指を液晶から離す。
「ゲームのキャラに言ったって、何も伝わらないのに」
自嘲気味につぶやいた彼のセリフに、わたしは思わず反駁する。
「そんなことないよ!」
『そんなことないよ!』
そして、驚いた。
今まで文字化けして表示されてたテキストが、正常に表示されている。しかも、わたしの思ったことがそのまま。
一瞬、何も言葉が出てこなかった。
待ち望んでいた瞬間がいざ来てしまうと、拍子抜けしたような、安心したような、それでいてパニックになるようななんとも言えない衝撃がやってくる。
それでも、画面の向こう側でわたし以上に目を丸くして驚いている彼を見ると次第に衝撃も薄れていった。お化け屋敷に行った時、一緒に行った人が自分より怖がっていたら恐怖がなくなるのと同じように。
「わかるよ、あなたの言葉。伝わってるよ、ちゃんと」
わたしが口にした言葉がテキストとして表示される。伝わってる。わたしの言葉も。
「あなたの言う通り、わたし、ずっとあなたのこと見てたよ。あなたのこと、待ってたよ」
「夢、じゃないよな?」
「それを言ったら、世界が滅亡する方がよっぽど夢みたいな話だよ」
「そうかも」
そう言って、彼はそうするのが久しぶりかのように無邪気な笑みを浮かべた。
「ようやく、会えたね」
「わたしも、そんな気持ち」
しばらくお互いに無言でいた。今までの歳月を整理するには、それなりに時間がかかる。
沈黙を破ったのは、急に不安感が襲いかかってきたわたしの方だった。
「ねぇ」
言わなきゃ。
「いつも本気でこのゲームを遊んでくれた、よね」
ずっと用意してきたセリフを、ちゃんと。
「ううん、それどころか、知ってるんだよ」
いつ、この言葉が伝わらなくなってしまうかわからないから。
「あなたがなんでも本気で頑張る人だっていうこと」
一連の流れのサビをとうとう言おうとして、止まった。鼻の奥がツンとする。目頭が熱くなる。電子の存在にも涙腺というものがあることを初めて知った。これもバグなのかな。涙腺プログラム。
溢れ出そうになる涙をこらえる。ずっと待ち望んでいた告白を、涙でぐちゃぐちゃの顔でしたくはないから。
「好き……だよ!」
でも、ダメだった。
「そんなあなたのことが、好きぃ……あぁ、うぁぁん……」
鼻水をすすって、頬を伝い続ける涙を必死で拭って、拭って、拭っても袖がどんどん濡れていって、みっともなく嗚咽を漏らして。
「ずっと、ずっと、好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
最後は死にものぐるいで叫んだ。そして、大声をあげて、わんわん泣いて。
醜く泣き続けるわたしを、彼はただ、穏やかな表情で見つめ続けた。そんな彼を見るとますます心のタガが緩み、涙が止まらなかった。
どれだけ待ったんだろう。もう、三十年にはなるのかな。百年経ってるような気も、一週間程度な気もするのに。たった三十年。長過ぎる三十年。どっちにしろ変わらない。あなたに会えたから。
「……俺も」
彼は再び、画面に指を伸ばす。わたしの頬に手を添えるようにして。
「好き、とは少し違うのかもしれないけれど、最後は君と一緒がいい」
それからわたしたちは見つめ合い続けた。
終りが来るまで、ずっと。
90年代ギャルゲーのバグヒロイン 苺伊千衛 @moyorinomogiri
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