オムツの留年者

高等学校の進級式での話です。

祝辞を述べる教員の、横に居るオムツを丸出しにした女性。

この国の誰もが知っている女性、ルーシアです。



彼女は前年度で高校を主席で卒業し、この国一番の大学へ進学するはずでした。



そのルーシアが、新法初の対象者。

オモラシ留年となってしまったのです。


よって、スカートを履かずオムツ姿のようです。


オモラシ留年とは、オモラシを在学中にしてしまうことで、進学に適さない、卒業資格がない、と判断された生徒のことです。




留年生なので、この場の生徒より一つ年上ですが、オモラシ生でもあるので立場は下となってしまいます。


一体ルーシアには何があったのでしょうか。

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