わたしの世界
ラストライブもすべて終了してしまい、興奮さめやらぬファンの人たちの熱気に包まれた会場の客席からロビーに出たら、過去のすべての衣裳をバーッと展示してあった!
ユナちゃんと衣裳を見てまわった。
「みんな、どれも可愛い衣裳だったね~」
ってユナちゃんも、めっちゃ嬉しそうに、ゆっくりと衣裳の数々をながめている。
「ほんとだね~!メンバー自らで衣裳デザインもしていたからね~」
後輩のアイドルさんたちも、歴代衣裳の数々をじっくりとながめている。
そしたらユナちゃんは
「あっ!そうだっ!」
「えっ?どうした?」
「あのねっ!後輩のアイドルさんの『いちご気分』を聞きたくなったから、観に行こうーっ!」
って言いだした。
「えっ?『いちご気分』?」
「そう!」
「あの可愛い曲?」
「そうだよ~!いっしょに行こうーっ!」
「うんっ!いいよっ!行ってみようーっ!」
「やったあああ!」
ユナちゃんは、めっちゃ喜んで
「いつ頃にしようかな~?」
って言っている。
「どの頃のライブも、みんなぜんぶ良いからなあ~!」
「それな~」
それから2人でUFOに乗って、パレットちゃんっていうアイドルさんのライブを観に飛んでいった!
ユナちゃんも『いちご気分』っていう曲を聞けて、めっちゃ嬉しそう!
すごい可愛い曲だし可愛い振り付けだ。
ライブのあとの特典会で、メンバー全員にサインをしてもらった!
パレットちゃんっていうアイドルさんたちも、みんな可愛い!
しかも、みんなファンにめっちゃ優しい!
ファン想い!
だからライブも、めっちゃ気合い入ってて盛り上げてくれる!
それを、いつも客席側から見ていても、メンバーみんなのファンへの愛をめっちゃ感じる。
あれっ?いつも?って、おかしいなあ...初めて見るのに初めてじゃない気分...いちご気分...
前にも見たことあるのだろうか...いつか...どこかで...
そのあとUFOで、わたしの世界へ戻っていった。
家の前で、UFOから降りた。
「ユナちゃん今日はありがとう!ユナちゃんの世界に行けて、『ピンクのパラシュート』とかの原曲も聞くことできて、めっちゃ良かったよ~」
「うちも、あやめっちといっしょに行けて、めちゃくちゃ楽しかったよっ!1人だと、アイドルさんたちのライブに行ってもさびしかったりもするからねっ!今日は本当にありがとう!」
「ただいま~」
「おかえり~!早かったね~」
「そ~お?」
「ユナちゃんと近くの公園にでも行って遊んでたの~?」
「うんっ!そんな感じだよ~」
ユナちゃんの世界で、けっこう時間たってたと思ってたけど、ママの話だと、そんなに時間たってなくて一瞬だったのかなー?
すごいな!ユナちゃんのUFO!
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