南の島を舞台にした、とある母と子のお話。
少し不思議な要素のある、現代もののお話です。
古い風習の色濃く残る離島が舞台なのに、お祭りにEDMだのラップだのが出てきちゃうところがコミカルで楽しい……のですけれど。
それらの設定に反してというべきか、お話そのものは優しく暖かな母と子の物語だったりするところが魅力のお話。
中盤以降には悲劇的な出来事に見舞われたりもし、かなりシリアスな展開であることは間違いないのですけれど。
でもよくよく冷静に考えると、主人公たちもなんかいけない草とか育ててなかったっけ……となっちゃうところがもう本当に好きです。
当たり前のように共存する、真面目なところとコミカル要素。
脳がバグっちゃうような感覚が楽しい作品でした。