恋の予感?
俺たち三人は上から戦場を見下ろした。
「よかった、、、ドライがいなくなって
ガイコツ、ゾンビは動いてないな、、、」
地上では妖精などがアンデットを紐で縛っていた。
「はい、じゃあひとまず地上に降りましょうか」
アクスが地上に降りていく。
おもむろにウェンティが話し始める。
「おい、閻、、、これからお前にはアフロディーテを守っていくという"最重要"な任務がある。
私が力を貸せる時もあるが、、、"神"の力というのは身体への負担も大きい。
だから、、、その、、、私と同等の力を持っているアクスを上手く手なづけなさい。
あれでも、全盛期は鬼の王として、魔王、神と対等に渡り合う猛者だったからな。」
「ああ、わかっている。
しかし、これから、たくさんの強大な敵に会うこともあるだろう、、、その時にはお前の力も重宝しているからな!」
「あれー!早く降りてきてくださいよ!」
アクスが呼びかけてくる。
「まぁ、一回地上に降りるか。」
「ああ、そ、そうしよう。」
「ん?なんだ、、、アフロディーテ、、、
お主、、フフフ、まぁ良い!
しっかり、話してくるんだぞ!」
それから、戦いの終結とことの顛末をカインドたちに伝えた。
「なるほど、、、大体状況はわかりました。
しかし、、、天使と堕天使ですか、、
流石すぎますね閻殿は、、、それでそのお二人は今どこに?」
カインドが質問してくる。
「今は部屋で休んでてもらっている。
それからこちらの被害状況を確認したい。」
「はい。それはこのクレバーが、、、
開戦当初、私たちの予想をはるかに上回る速度で進軍してきたアンデット軍でしたが、
途中から精神錯乱のトラップにかかり、
進軍速度が低下、、、
膠着状態に入りました。
こちらの被害はおよそ、壊滅率20%程度だと思います。
アンデット軍もその程度かと」
「なるほど、、、じゃあ戦後処理だが、、
ひとまず、アンデットの指揮権を俺へ移行させる。」
「はい、、しかし、何をするつもりだ?アンデットごときで、、、」
パワーが険しい顔で聞いてくる。
「まぁ、単純な労働力だ、、、
年中無休で働かせれるのは相当強いだろう。
、、タルタロスという結界が無くなった今、
俺たちを縛るものもなくなったが、、、
それは同時に隠れ蓑もなくなったという事だ
おそらく今までなかった周りの国々との戦いなどもあるだろう。
我々はまだ発展途上国にすぎない、、、
これからは国力の充実を第一に考えていく。
まずは荒地の完全領地化だ、、、
さぁ、これから忙しくなるぞ!!!」
それから俺はアンデットたちを配下に加え、縄を解き、ひとまず、村周辺の警備に当たらせた。
その時にはもう夜中なっていた。
そして、俺が部屋で休んでいる時。
(はぁ、あとはあの優秀な三人に任せているが、、、これから大変そうだなぁ)
〈戦力の数値化を確認。表示します。
荒地の戦力・約5000万〉
(おお!これがロキが神1級になってできることかすごいな、、、それで5000万とはどれくらいの数値なんだ?)
〈はい、小国である鬼の国が大体1億ほどだと考えられます。〉
(小国で1億、、、これは険しい道のりになりそうだ。
次は鬼の国との同盟を結びたいところだな)
その時、ドアが開いた。
「あ、あの、、、閻いる?」
そこには、異世界でいうパジャマのようなものを着たアフロディーテが立っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます