ハイヒール
涼
第1話 幼き。
昔あたしはなんだって出来るって信じてた
この夜空を懐中電灯で染める事も出来るって
あのねあたしはなんにでもなれるって信じてた
あの雑誌の素敵なモデルさんそんな風になれるって
忘れたわけじゃない
だけどもう夢見る力は無いの
あの頃のようにいられたらどんなに可愛いだろう
あの頃のようにハイヒール履くの喜べてたら
なんか泣けた
あの日あたしは何処だって行けるって信じてた
電車に乗り飛行機を動かし自由と言う世界へと
忘れる訳もない
あの日そうあの時現実を見た
あの頃のようにいられたらどんなに楽しいだろう
あの頃のままでいられたらどんなによかっただろう
だから泣いた
闘ったら足掻いてみたら
また何か信じること出来るかな
あの頃のようにいられたらどんなに可愛かっただろう
あの頃のようにハイヒール履くの喜べてたら
大人ぶってハイヒール履いたあたしは世界一可愛かったから
思い出してすごく涙が出た
ハイヒール 涼 @m-amiya
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