第4話 薔薇色

「薔薇色」

薔薇の花のように鮮やかな赤色。

薔薇は古くに中国から伝わり「そうび」や「しょうび」と読まれて

「源氏物語」などにも登場した。

色の名前として使われるようになったのは、西洋文化が伝わった明治期以降。

幸せに溢れた様子を表すこと言葉としても知られている。(引用)



きっと彼女の人生は薔薇色だったと思う


子供3人に孫が6人、そして片時も離れないで一緒にいた夫


彼女はよく自分の人生がどれだけ幸せなものだったか

看護師に話していた


「私は神様にたくさんのプレゼントを貰った」


「夫は出会った頃から今でも私にゾッコンだったのよ」


「可愛い娘たちが可愛い孫まで見せてくれた」


彼女は命が尽きるその瞬間まで幸せそうだった




C:0 M:82 Y:42 K:0

#de5065

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る