未来の話(しらゆきちゃんに分からされる)
ねえ、これうけね??
長い足で私を挟むように頭の上から声をかけてくる。
左手は私の肩に絡ませて、空いた右手に持った携帯を私に見せたくる
何それ超面白い
私は携帯に一瞥して、目の前にあるノートに目線を戻した
ねえねえ、なんで勉強なんてしてんの?
する意味あるの?
あるわ!ってかなんで勉強もしてないのにそんな頭いいんだよ!!
暇を持て余した貴方の綺麗な左手が後ろから顎とか耳とか触ってくるので、集中できんわ!
諦めたようにペンを置いた
その瞬間、
上からキスをされた
せっかく一緒に遊んでるのに勉強ばっか
つまらない女になったねえ
なんて軽い口を叩く目の前の女から目線を晒す事も許されず、思わず目をつぶった。
長いように感じたキスも体勢が辛くなり私の方から逃げるように彼女の方に身体を向けた
しらゆきってば、いつからそんな子になっちゃったの?
あの時の私の可愛いしらゆきちゃんはどこへ行っちゃったんだい?
そうやってベットに腰掛ける彼女の足の上にまたがる。
いつもの体制に。
私も育ったからね〜
なんてのんびりいう彼女は中学の時には私の身長を越し、上から見下ろしてくるようになった。光が透けるような白っぽい髪は少し茶色っぽくなり色素が抜けたような感じは変わらないけど、、その長い髪を一括りにしてたりすると王子様っぽくなった。性格は激変した。
ある時を境にってわけではないが、いつの間にかオドオドしていたあの頃の雰囲気は無くなっていたのだ。
彼女とは結局小・中・高と同じだったので、1番友達らしい友達にはなっている。
彼女の家は想像以上のお金持ちだったので、休みに入ると海外に旅行とか行くようになった。
私が養ってあげるんだから、勉強も努力も何要らないのに…
私が養ってあげるんです〜!今以上の幸せってもん教えてあげます〜!!
なんて言ったりしてたら、彼女が足を広げた。足を広げた事で私は跨っているので少し前屈みになる。彼女との距離が縮まる。透き通った目がライトの光から黄色っぽく見えるなあなんて思ってたら、動いた勢いで左手を私の尻に回し、頭の後ろに右手を添えてまたキスをしてきた。
本当に可愛い
ゆうちゃんは本当に可愛いね、、
私が先に養う準備するまでに、間に合うのかな?
煽りよル
なんて反論しようとしたら口にまたキスをしてきた。元々体勢的に距離は近かったがキスした事でもっと近づいてしまった。
ねえ
チュ
ね…ハァハァ…ねえ
チュ
まって!!!!
さっきからさ、キス長い!
あとディープすぎるわ!!!!!
甘い匂いでクラクラしそう
ってか最近その匂い私にも着いてきちゃって、よく別の友達に怒られるんだけど!!!
なんで?いいじゃん、それ
ってか、誰に怒られるの?
急に真顔になった美人は怖いというが、わたしはお尻を撫でられながら美人を目の前に、美人に真顔で迫られている
キングサイズのベットが置いてあっても、広すぎると感じる部屋が急にとても広く感じてきた。(逃げられないからかな)
私も半分抱き抱えながら後ろにバタンって倒れた。
その勢いで、お尻を撫でていた手がシャツの中に入ってきた
おい!アッ、背中を撫でるのやめろ!
弱いんだからなァウ!
知ってる。
ァッア
ってか太ももの方が弱くね?
なんで私の性感帯知ってるの?!!?
ゆうちゃんのことで知らない事なんてないよ
…
ねえ、そう言えばさっきの話終わってないんだけどなんて嬉しそうに話しながらブラホックを外している。
ぁあ、こうなったら私はもうダメなことを知っているなあなんて思いながら、諦め始める。
ねえ、ゆうちゃん
問いかけられている私は、もう生理的な涙で潤みながら、ぼんやり彼女の耳に開いた2つのピアスを触る。
彼女も嬉しそうに私の耳に開いたお揃いのピアスを舐めた。
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【恋は競争】
勝たないと意味がないからね
しらゆきちゃんのお父さんは証券社長です。お母さんも財閥の人なので財閥婚です、
ギャルの道通ってて欲しいな
ゆるい中だと思わせて、距離感などを調整しつつ当たり前をいじっててほしいっすね
仕事が出来て頭良くて、スマートにこなしてしまう人らしくなさがお父さん似だと思います
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