第12話 格闘、巡洋戦艦

「ミサイル制御システム及び遠距離攻撃用射撃指揮統制装置始動、全発射管、対艦榴弾ミサイルを装填!発射用意を進めつつ指示を待て!操舵手、雲表層に船体を沈めろ!敵巡洋戦艦戦隊の左側に回り込むんだ!通信手、ヴァーマナにつなげ!」

 アヴァターラ号はその船体を雲に隠し、敵巡洋戦艦の向かって左側に向けて急速転舵する。艦橋から目視できる視界は急速に狭まり、船体表面を雲の氷粒が撫でた。敵巡洋戦艦は向きを変えず、撤退を始めた高速母艦と重戦艦を追っている。おそらく第五戦隊の四隻は哨戒機なり哨戒艇なりの触接を受けているのだろう、データリンク上の第五戦隊が対空戦闘を開始した。

「敵巡洋戦艦戦隊、単横陣のまま第五戦隊及び第一高速母艦戦隊に接近中。こちらにはまだ気づいていないようです、ダウザが砲撃されています。ダウザは回避機動を取りつつ砲撃ジャミング装置と対空レーザー砲で砲弾を迎撃中、ドファラはスラスターを全開にして逃走を試みています」

 レーダー手がそう言った直後、ヴァーマナと通信がつながった。

「こちらヴァーマナ艦長エリオン、アヴァターラ号どうぞ」

「こちらアヴァターラ号、本艦が先に仕掛ける。貴艦は敵艦の注意がこちらに引き付けられた瞬間を狙って、伏兵として敵艦を攻撃してほしい。おそらく敵艦のうち両翼の四隻は中央二隻のコントロール艦に制御される無人式のリモート艦だろう、コントロール艦が判別できれば優先して狙ってほしい」

「こちらヴァーマナ、了解」

 通信が切れると、ハル艦長は水筒を開けてコーヒーを口に含み、のどを潤す。瞬間、レーダー手が叫んだ。

「敵巡洋戦艦戦隊、今しがたミサイルの有効射程圏内に入りました!なおも接近中です!ダウザ及びドファラは敵艦の射程外への逃走に成功した模様、敵艦はなおも第五戦隊を狙って射撃中!敵浮遊要塞は先ほど墜落した模様、浮遊機関反応が消失しました!データリンクによると第五戦隊の砲撃で沈んだとのことです!」

 ハル艦長は笑みを浮かべ、水筒の蓋をしっかりと閉める。ダウザとドファラが安全圏に逃れたこの刹那は、アヴァターラ号にとっては敵艦を不意打ちで攻撃するチャンスである。逃すわけにはいかない。

「よろしい、調子に乗った敵艦隊に手痛い一撃をお見舞いしてやろうじゃないか。垂直発射管および両舷ミサイル発射管、全発射管開け!砲術長、敵の進行方向に対し中央に位置するコントロール艦二隻と右側のリモート艦二隻、合計四隻を狙い追尾登録を行い、完了し次第同時弾着設定で全弾を発射せよ!操舵手、艦橋を雲から出せ!」

 操舵手が船体を上昇させて艦橋を雲の表面から出し、砲術長が射撃指揮管制装置の入力端末にデータを入力していく。

「こちら砲術長、照準、測距、追尾登録全て完了。全ミサイル発射管、発射せよ!」

 ミサイルが次々と発射され、雲の表面に沿って敵のレーダーを避けつつ敵艦に向けて突っ込んでいく。

「艦長、ミサイル発射管は全て空です。次弾装填どうしますか、第二射をお見舞いしますか」

 砲術長の発言に、ハル艦長は命令が不十分だったことを悟り補足する。

「ミサイルの次弾装填は必要ない、敵艦にミサイルが命中し次第砲撃戦に移行する!ミサイル庫に防火隔壁を下ろし、主砲及び副砲に初弾を装填せよ!全砲塔の高速旋回原動機を待機状態で始動!高速装填装置用意、砲火器システム用射撃指揮統制装置を始動せよ!近接迎撃目標割り振りシステム始動、対空レーザー砲展開!操舵手、合図をしたら船体を雲から出せ!機関科、推進器出力三パーセント上げろ!総員、高機動戦闘用意!当番直員、配置につけ!」

 艦内各所で兵員が待機所からそれぞれの配置場所に走りだし、ものの三分で戦闘配置が完了する。ミサイルは敵艦の間近に迫り、飽和着弾機動に入った。単横陣の右側にいたコントロール艦一隻とリモート艦二隻が慌てて続けざまに転舵を行い対空射撃を開始するが、その努力もむなしくミサイルは四隻の船体に吸い込まれていく。

「三、二、一、弾着、今!」

 敵艦三隻にミサイルが直撃し、大爆発とともに破片が飛び散る。中央のコントロール艦二隻は炎上して雲の下へ逃れていき、内側のリモート艦はギリギリのところで迎撃に成功したようだったが戦列の端にいたリモート艦一隻は船体が火柱とともにめくれ上がり、前部主砲区画の二番砲塔から前が折れ飛んだ。折れた船体の後ろ半分はスラスターが暴走したままきりもみして落下し、数回爆発して雲の下へと消えていった。急上昇したアヴァターラ号は艦首を下げて、敵艦隊の側面から襲い掛かる。

「主砲及び副砲、全力砲撃開始!火力を一番奥の敵艦に集中し、旋回しつつ敵艦に砲弾を叩きこめ!高速装填装置始動、高速砲撃で一気にけりをつけろ!」

 ハル艦長の命令に従い、主砲が敵艦に指向され第一射が発射される。装薬缶が排除された薬室に高速装填装置が次発の砲弾と装薬缶を装填し、砲尾の栓が閉められ砲塔が旋回する。第一射が敵艦に命中し、敵艦の甲板に大破孔が生じた。主砲は第二射の砲弾を吐き出し、第三射の装填が始まる。防御力を妥協して高速性と大火力を確保した敵の巡洋戦艦は、みるみるうちに戦闘能力を失っていく。と、敵艦二隻が煙幕を張りながら推進器を全力で稼働させ、前方に突出して旋回を始めた。

「中央方向の敵艦二隻に動きです!同航戦を挑もうとしているようです!」

 レーダー手が叫ぶ。ハル艦長は頷いて通信手を呼んだ。

「ヴァーマナからの通信は」

「たった今入電しました、突出した敵艦二隻は任せられたしとのことです!」

「よし、ヴァーマナを信じて現在攻撃中の目標に専念せよ!」

 砲術長が砲撃の状況を報告しつつ各砲塔に命令を下す。

「主砲第二斉射及び副砲第三斉射全弾命中!おい、敵艦の後部砲塔が動いているぞ!狙撃砲、高速徹甲榴弾を装填!動いている後部砲塔を狙って射撃せよ!」

 砲術長の命令に従い狙撃砲が動き、敵艦の後部砲塔を射抜いた。後部砲塔は爆散し、直下の弾薬庫に火が入る。

「目標の弾薬庫に火が入ったようです!浮遊機関も破損した模様、痙攣反応を確認!戦闘能力は失われた模様です!」

 オペレーターの報告の直後、艦橋にブザーが鳴り響いた。

「どうした!」

「突出した敵艦二隻が主砲を撃ってきました、あと二秒で本艦に当たります!対空防御、間に合いません!」

「総員、衝撃に備えろ!」

 その声の直後、艦を揺るがす轟音と炸裂音が響いた。非常サイレンが鳴り響き、艦橋のモニターに損害状況が表示されていく。

「艦首第三区画に直撃弾、損害甚大!右舷ミサイル発射管被弾、一番から四番発射管は使用不能!艦側方バルジ第三区画消滅、主翼格納装置外扉破損!スラスター及び砲撃システムに損害なし!第一から第六副砲塔及び第一第二主砲塔、砲撃可能です!」

「敵艦、第二射を発砲!」

「操舵手、転舵右三十度で回避だ!主砲、射撃を再開せよ!我々の射撃目標を狙え!」

 アヴァターラ号が砲撃を再開しつつ回避を開始した直後、敵リモート艦二隻に忍び寄ったミサイルが命中し、一隻の浮遊機関反応が消失した。手負いとなったもう一隻は、雲の中から出現したヴァーマナに砲撃を繰り返す。ヴァーマナは主砲を発射しつつ敵艦の進路に逆行し、敵艦との相対速度を最大にした。

「ヴァーマナ、戦闘開始!敵艦と反航戦を開始しました!」

「射撃目標、爆発!浮遊機関反応消失、沈没した模様です!」

「よし、撃ち方やめ!本艦は雲の下に逃れた敵コントロール艦を追撃する、主砲再装填用意!敵艦の航路は?」

「パノラモート方面に移動中です!」

「市街に突っ込まれちゃいかんな、両舷全速!追跡を開始しつつ射撃し、敵艦二隻を沈める!」

 アヴァターラ号は雲に突っ込み、二隻の敵艦が取っている航路と交差するように主砲を発射した。次の瞬間、艦橋に警報が鳴り響く。敵艦の方角から多数の飛翔体が接近してきたのだ。

「敵艦からミサイル!数は四十発、雲の表面を滑って突っ込んできます!」

「急速上昇、防空戦闘開始!レーザー砲、射撃用意!」

 アヴァターラ号の船体が雲を突き破って急上昇し、レーザー砲がレーザーを照射する。まとまって突っ込んでくる敵のミサイルが、十数の爆発を起こして周辺のミサイルを誘爆させながら破壊されていった。

「残るミサイルは四発、トップアタックコースへ遷移中!」

「レーザー全力照射、何としても全て迎撃せよ!」

 アヴァターラ号は船体を傾けて回避行動を取りながら、レーザー砲を撃ちまくる。敵のミサイルが一発、二発と爆発を起こし、艦の直上で三発目のミサイルが爆発する。最後の一発は左舷側、かなりの近距離で爆発し、アヴァターラ号の船体側面に貼り付けられたアブレーティブバルジを焦がしながら炎の球面となって消し飛んだ。

「操舵手、ここからは高度な機動戦を行う。操艦権限の一切を航空主任へと委任する、操舵権限を航空主任に移行せよ。航空主任、機動戦対応。舵輪を握って敵弾を回避しつつ主砲の旋回が間に合うように回避を行ってくれ。私は操舵の方向性を指揮するから頼んだ。砲術長、なるべく距離を詰めつつ回避を行うからそちらの判断で敵艦を撃て」

「やってやりますよ、ええと……しっかり掴まっておいてくださいね」

 航空主任は声を武者震いに震わせながら決意を吐き、操舵手と交代する。アヴァターラ号は雲の向こうから飛んでくる砲撃を回避しつつ敵艦に向けて突っ込んでいった。船体がぐんと軽くなったような、無駄のない動きでアヴァターラ号は敵艦に突っ込んでいく。さっきまで操舵を行っていた操舵手は感嘆の息を漏らし、ハル艦長はレーダー手に指示を飛ばす。

「レーダー手、敵艦の位置は」

「距離五千、正面に並んで高速航行で逃走中です。こちらの追跡には気づいているものと思われます。進路前方には貿易輸送営団のPLS128護送船団、さらに進めばパノラモートがあります!」

「輸送船団の護衛艦に通信をつなげ!旗艦は何だ?」

 ハル艦長の質問に、通信士はPLS128船団の情報をリストで確認して声を張り上げた。

「護衛艦隊は第百二十八護衛艦隊、巡洋艦コヨドです!」

「よし、コヨドに現空域からの船団の退避を要請せよ!本艦は敵巡洋戦艦を最大船速で追跡し、射程圏内に収める!推進器最大推力、両舷全速!」

 ハル艦長はそう命じて、護送船団からの返答を待つ通信士を一瞥した。通信士は返答に対して二言三言たずね、残念そうに言った。

「船団の退避には三十分を擁するとのことです。また、巡洋戦艦に対して著しく劣速であるため船団を気にせず巡洋戦艦を攻撃してくれと言っています」

 ハル艦長は暫し黙って考えた後、命令を発した。

「それならばこちらは巡洋戦艦の足止めを図る!推進器両舷全速、突っ込むぞ!砲撃システム目標割り振りは右の敵を第一目標、左の敵を第二目標として第一主砲、第一、第二、第三副砲は第一目標を、第二主砲、第四、第五、第六副砲は第二目標を照準し射撃せよ!主砲及び副砲、撃ち方はじめ!」

 猛然と砲撃を始めたアヴァターラ号の砲弾の第一射と第二射は敵艦を大きく外れたが、第三射は敵艦をかすめ第四射は敵艦に命中した。雲の下に抜けたアヴァターラ号を視認した敵艦がジグザグに航行して砲弾を回避しようとすると、アヴァターラ号は過負荷全力で推進器を吹かし、敵艦との距離を詰める。敵艦は方向を転換すると、アヴァターラ号に向けて突進してきた。火力の七割を前方に向けられる設計のウォーリア級にとって、この突撃は最も艦の特性が活きる戦法である。

「ようやく厄介な操艦を始めてきたな。第一目標に火力を集中、パルスカノン発射用意!航空主任、第一目標に軸線を合わせろ。衝突間際で敵艦の側面に回り込む!第二目標からの砲撃はレーザー砲で迎撃せよ!」

 電力を使用してかなりの高速で着弾時に圧縮によりプラズマ化するほどの高温を生じる砲弾を撃ちだす短射程連射兵装「パルスカノン」を単装砲として備える、艦橋後部に据えられたドーム状の砲塔がせり上がり、砲塔基部に備えられたバッテリーへの充電が始まる。アヴァターラ号の主砲弾は敵巡洋戦艦の側面砲群を抉り、副砲弾は近づくにつれて十字砲火となり敵艦を両側から撃ち据え、敵艦の五十口径五十一センチ砲から放たれる徹甲弾はアヴァターラ号の中央船体に集中して突き刺さり、その装甲を深く抉る。アヴァターラ号とその正面に相対する敵艦は互いに撃ちあいながら距離をどんどん近づけていき、衝突しそうになる。敵艦はたまらずアヴァターラ号の左に入り込もうとする。その動きに対応して、アヴァターラ号は敵艦の右側に入り込んだ。すれ違いざまに射撃された敵艦の側面砲がアヴァターラ号の艦橋を揺らすが、あまり効果はない。敵艦と艦尾を突き合せたアヴァターラ号の艦橋で、ハル艦長が叫んだ。

「パルスカノン、射撃開始!敵艦を滅多打ちにしてやれ!」

 ターンを行ってアヴァターラ号の艦尾側に艦首を向けようとする敵艦にパルスカノンの砲弾が連続して八発命中し、敵艦の甲板上にプラズマの閃光が泡のような塊となって広がる。敵艦の艦尾が融解し、離れていくアヴァターラ号の後方で船体を炎に染めた敵艦がバラバラに空中分解し、爆発した。

「パルスカノン、冷却に入ります!完了まで三十秒!」

「近接防御用レーザー砲、オーバーヒートします!」

 オペレーターの声とともにもう一隻の敵艦がターンを行い、アヴァターラ号の艦尾側から突っ込んできた。アヴァターラ号の主砲が迎撃を行うが、敵艦の砲弾を食らった旋回装置が停止してしまった。

「副砲、全力バースト射撃!何としてもあの敵艦を沈めろ!」

 ハル艦長の発言の直後、雲の上から右船体を損傷したヴァーマナが現れた。敵艦の直上から急降下しつつ、巡洋戦艦として設計されたためにかなり薄い敵艦の上面装甲を射抜こうと射撃を開始する。

「ヴァーマナ、敵艦の上方より射撃を開始しました!」

 ヴァーマナに対応しようと船体を起こしかけた敵艦は、ヴァーマナからの主砲二斉射に射抜かれて炎上し、エンジンの停止とともに失速して破滅的な角度で落下をはじめ、バストロイドの荒野に突っ込んだ。

「ヴァーマナは派手にやられてるな、ミサイルの迎撃に失敗したか」

 ハル艦長が軽口をたたくと、ヴァーマナのエリオン艦長の声が艦橋のスピーカーから流れた。

「こちらヴァーマナ、短距離対艦ミサイル五発の直撃を受け、右船体が損傷した。敵巡洋戦艦六隻のうち最後に急降下した二隻以外の四隻はやはりリモート艦だったようだ、本艦が交戦していた敵艦はそちらで貴艦が沈めた一隻の反応が消えた直後にコントロールを失って沈んだぞ」

「無線がつながっている……無線手、私は何も聞いていないが」

「はっはっは、戦闘の最中もずっとつながっていましたよ」

 エリオン艦長はそう言って笑う。

「そうか、それはすまなかった。エリオン艦長、さっきの話は本当か?」

「ああ」

「妙だな、リモート艦には自動制御装置が搭載されているからコントロール艦が失われても動くはずだ」

「どういうことだ……」

 ハル艦長とエリオン艦長は頭を抱えて抱え込んだ。しばらくして、エリオン艦長は一つの仮説にたどり着く。

「ということは本艦の攻撃が命中した箇所のどれかが自動制御装置関連の弱点だったということか……」

 ハル艦長は同意し、陸軍のパノラモート駐留部隊に調査要請を送信した。旗艦ヴァルナからの報告によると先ほど取り逃がした敵戦艦も沈め、臨時混成機動艦隊は解散したとのことである。撤退を始めた二隻には艦隊司令部から暗号通信が入電し、今後の行動が指示された。

「こちら艦隊司令部、アヴァターラ号およびヴァーマナに命令を伝える。小破しているアヴァターラ号はパノラモート港第八桟橋に接舷し、船体各所の補修が完了し次第竜王城址製造都市に向かえ。ヴァーマナは状態が中破であり船殻に損害を受けているためドック入りの必要があると判定した。コラビア重工のパノラモート第一造船所へ向かい、修復に入ってくれ。パノラモートでは乗員の上陸可否を艦長の裁量にゆだねる。命令は以上だ」

 命令を受けた二隻はパノラモートの港へ入港すると、アヴァターラ号は桟橋に船体をつけて修復に入り、ヴァーマナは桟橋で乗員の大半を降ろした後ドックへ入渠していく。アヴァターラ号の修復には五日かかると通達されたハル艦長は、三交代四班に分けられた乗員たちそれぞれに一日上陸券を分配するべく事務作業を進めていた。

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