第7話 ミネラリゼーション

 その後、時は流れた。ガイア人は、かつて事件を起こしたバリエルが存在を消したことを受け、事件を起こしたのは見えない神“ファントム”の行いと定めた。同時に、ファントムを恐れる思想から“ファントム教”と呼ばれる宗教がガイアに広まった。女神の弟と暗黒物質が入った先の宇宙は、邪悪な気配で満ちた。暗黒物質に覆われた星を“ディスガイア”と名付け、女神の弟はディスガイアの王として統治した。セブンたちの前に現れた巨大な怪獣を“銀河獣”と名付け、ガイア人はその後も現れる銀河獣を倒すことを使命として戦った。レイとバリエルがいる星を“テラ”と名付け、自分たちと同じ目に合わないように監視した。テラの日本と呼ばれる土地が江戸時代の頃、イタリアと呼ばれる土地で古代遺跡が発掘された。その発掘した人間たちが目の前で死にそうになったとき、レイは約千年振りに石化を解いた。人間はレイを見て驚き、三日間気を失っていた。その人間が海を渡り、日本と呼ばれる土地に来たとき、ディスガイアがテラを侵略しようとしていた。アグルがテラに来たのはそれが初めてのことだった。海でディスガイアの者に操られた人間に襲われた侍と呼ばれる人間は返り討ちにした。アグルはそれを見て感動した。ディスガイアの者が起こした嵐によって海に落ちた人間をアグルは助けた。その後、ディスガイアはガイアの攻撃を受け、テラの侵略を中止した。アグルが次にテラに来るのは、銀河獣との戦いで記憶を失った後ゼットと名乗り、未知の生物の危機を女神が人間に知らせた時である。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ソードメニー @sordmany

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る