応援コメント

第24話 神様と人間の関係ー黒田の講義」への応援コメント

  • 神道は、自然信仰。自然それそのものを崇め敬い、その自然の中で生かされている感謝を祈るのが本質。
    八百万の神を雑に表現するのなら、「万物に神は宿る」。
    一神教的には相容れぬだろうことは当然だが、神道から見れば一神教の神も八百万百の一柱にすぎない。それだけ自然というものがてぇてぇのだろう。

    人知の及ばぬものを司るもの、知では追えないものは神の領域。
    科学という理論武装であっても理は超えられない。理を解し、知る事により理解する。

    この世はなんと複雑な事か、、、、

    作者からの返信

    コメントありがとうございます😊
    私は、どちらかというとスピノザが唱えている
    神即自然 (deus sive natura)
    の思想に共鳴しています。

    彼は万物に神が宿るという汎神論であり
    ながら、その神性には共通性があり、その精神こそが
    神ではないかと説きました。これは神道の汎神論を
    更に進化して、一神教ともアウフヘーベン
    できる抽象化だと考えます。

    アインシュタインもこの思想に共鳴していたようです。

    この小説においても、このスピノザの立場を
    採って書いています。

  • うーん、難しい……です。
    ルターとニーチェは名前だけ知ってましたが、宗教について語ってたのですね。

    作者からの返信

    いつもお読みいただきありがとうございます。
    ルターはキリスト教を一新したと言ってもいい宗教者ですね。
    宗教にご利益を求める行為を戒めて、純粋に神様と
    対峙しなさいと言った人です。
    ニーチェは近代の人なので、キリスト教そのものに懐疑的に
    なっているのですが、やはり彼もキリスト教を捨て去っては
    いない。やはり西洋においては常にキリスト教が文化の
    中止にあるわけです。

    今回神道の神様にこれを援用したのは、神道そのものが
    教義がとても広くて他宗教と共存しやすいことがあります。
    日本の宗教の寛容性ってこんな風に説明可能かという
    私なりの神道批評なのです。

  • 「神」といっても、世界には多種多様さまざまな宗教があるぶん、「神」の存在にもそれぞれ個性がありますもんね。
    神になるにしても異文化理解は必須、なんとも深い……。

    作者からの返信

    いつもご愛読ありがとうございます。
    また、コメ、ありがとうございます。

    この章では様々な宗教独自の「神」の
    捉え方を広く敷衍すると同時に
    特に洋の東洋を問わず、
    宗教上の「神」についての普遍的な
    姿を表現してみました。

    最近問題になっているのはエセ宗教だ!
    そんなところに神はいない!

    という私の主張と怒りをこの作品で込めて
    いくつもりです。

    引き続きお楽しみにしてください。