【テーマトーク】小説紹介をしようと思います【コラボ】

「聞こえますか~?」


 金髪ショートカットの、露出の多い青色の服を着た少女が画面に向かって手を振る。


「皆さんと人事を尽くす、神望リエルです」


上位チャット:やあ

上位チャット:やあ

上位チャット:待たせたね

上位チャット:キター!

上位チャット:待たせたね

上位チャット:やあ


「いえ私は待ってないですね。皆さんですね待ってたのは」


上位チャット:おう

上位チャット:せやな

上位チャット:クセになるわ

上位チャット:こんにちは

上位チャット:お邪魔します


「えー、今日はですね……以前、トーカさんの企画で、『トーカハウス』っていうのがありまして。そこでオレクロについて語ってきたんですけど、皆さん、それがだいぶ気に入ったみたいですね? またやって欲しいって何回も言われましたし」


上位チャット:草

上位チャット:あれはよかった

上位チャット:胃に悪い配信だったよw

上位チャット:あんな地獄何度もあってたまるか!

上位チャット:見てる分には面白かったからな笑


「なので、今日はそのリクエストに応えるコラボ配信です。皆さんのご期待の通り、ゲストもお呼びしてますよ。それでは……どうぞ~」

「辺獄からごきげんよう」


 金と黒のメッシュの髪を背中でドリルにし、黒と赤を基調とした和ゴスを着て、そして血走った目と片方にはドクロの眼帯をした少女──が男性の声で言う。


辺獄りんぼシビアわよ」

「はい、シビアさんです」


上位チャット:キター!

上位チャット:シビア様だああああ

上位チャット:シビアちゃんまた生け贄に……

上位チャット:もう草

上位チャット:やった姉妹コラボだ!

上位チャット:この姉妹仲いいな


「皆さんなんでも姉妹にするのどうかと思いますけど」


上位チャット:草

上位チャット:はい

上位チャット:リリアちゃんに怒られちゃうよ!

上位チャット:釘を刺していくう


「シビアさんにも迷惑な話ですよね?」

「えっ……え、ええ、そうわよ! この辺獄シビア、偽物の妹の姉だなんて困るのわよ!」

「ややこしいですねその関係性」


上位チャット:ワロタ

上位チャット:初期設定がややこしいんだなあ

上位チャット:切り抜きました

上位チャット:やめてさしあげて


「えーとですね。今日の企画は、またしても何も知らないシビアさんにWeb小説を紹介しておもしろリアクションをしてもらおうということで……」

「ハードル高すぎないわよ?」

「私ばかり紹介しても面白くないので、紹介側でもゲストをお呼びすることにしました。デスカさん、どうぞ~」

「はじめまして」


 機械的な抑揚の声。量産型女子大生風の容姿に、アンテナを生やした女性がカメラに映る。


「自律人生支援量産型AI R-DSK、です」

「デスカさん、はじめまして、よろしくお願いします」

「機械の方わよ?」

「はい。ワタシは機械です。ですが人間に親しみやすい外見に作られています。シビアさんがかわいいと言ってくれる確率は100%です」

「エッ」


 シビアはビクッと体を動かしてから、しばらく固まり──


「……そ、その、か、かわいい、と思うわよ」

「照れないで言った方がいいですよそれ」


上位チャット:草

上位チャット:刺していくうwwwww

上位チャット:照れ声はちょっと

上位チャット:キレてるねえ!


「さて実は、もう一人ゲストがいます」

「エッ」

「えっ」


上位チャット:おっ

上位チャット:誰だ?

上位チャット:告知なかったよな


「それでは、どうぞ~」

「こんにちは、人類」


 赤い大きなリボンを頭の後ろに下げた少女が、ひょいっと入ってくる。


「彩羽根トーカです。一般悪魔のみなさん、お邪魔します!」

「と、トーカさんわよ!?」

「!?」


上位チャット:こんにちは!

上位チャット:えっ

上位チャット:うおおおおおおおおお

上位チャット:トーカちゃんじゃんwwwwww

上位チャット:キターーーー!

上位チャット:こんにちは


「いや~、リエルちゃんから連絡があった時喜びながらDM開いたら誤爆で」

「その節はご迷惑をおかけしました」

「それで今回の企画のことを知ったので、いいなあ混ざりたいなあ、って言ったら混ぜてもらえました!」

「断れるような感じじゃなかったですもんね。あともっと長かったですよね、推しの間に挟まるのは~とか延々と」

「あっはっは。我慢できませんでしたすいませんッ!」


 トーカはすみやかに土下座を決める。


上位チャット:草

上位チャット:トーカちゃんはさあ……

上位チャット:フッ軽魔王いいぞ

上位チャット:綺麗な土下座だ


「いや、もちろんトークテーマに合わせて、紹介する作品も用意してきたので! どうかこの通り!」

「許したからここに呼んでるんですよ?」

「それもそうか」


 すっく。


上位チャット:wwwww

上位チャット:立ち上がるの早

上位チャット:スッ

上位チャット:ふり幅よ


「シビアちゃん、お久しぶり。そしてデスカちゃん! バトル前演出大会以来ですね! いやー、あの時はあまり話せなくて……ちょっと後悔していたところなんですよ」

「そっ……そうですか」

「そうですよ! いやーロボエモを繰り出すデスカちゃんの機転といったらね、やっぱり雑談系配信が一番おいしいというか、いや自作勢としても技術力には注目していてですね、そのクオリティを一人で担保しているのは本当にすごくて推しで──」

「それまだ続きます?」


上位チャット:草

上位チャット:デスカちゃんはいいぞ

上位チャット:そういや一緒に出場してたな

上位チャット:まさかの演出被りで敗退しちゃったからな

上位チャット:トーカおちつけwwwww


 デスカは胸の前に手を置いてお辞儀する。


「マスターもトーカさんと再び会えて光栄とのことです。ロボ仲間として、今日はよろしくお願いします」

「姉妹とロボのペア。ばっちりなコラボじゃないですか?」

「どう押し付けても姉妹ではないです」


上位チャット:ないですは草

上位チャット:そういえばロボだったな

上位チャット:時々思い出させてくるトーカロボ設定

上位チャット:バーチャルワールド懐かしい


「それではさっそく始めていきましょうか。シビアさんのいい反応を期待してます」

「ハードルわよ」


 四人は輪になって椅子に座り、その様子をいくつかのカメラが切り替えて映していく。


「私からいきますね。最近読んだので面白かったのは『メガトン女子、怒りのスイーツっけん』です」

「聞き覚えのあるフレーズわよ……スイーツっけん?」


上位チャット:出た

上位チャット:それに聞き覚えがあるのは40代ぐらい……

上位チャット:ファミコンだしギリ30代で

上位チャット:映画の方じゃないのか

上位チャット:どっちか迷った

上位チャット:古いの知ってる10代だっているだろ!


「よくある異世界転生ものなんですけど、主人公はスイーツを食べるたびに体重が爆増するおぞましい呪いを受けていて」

「どういう呪いわよ。ていうか、食べなければ問題ないわよ?」

「確かに」


 シビアの呟きに、トーカが同意する。


「でも、タダでスイーツを召喚できる能力があったら食べちゃいますよね?」

「ええ……」

「ロボットには必要ありませんが、人間が稼働するためには甘味が必要です。卑劣な呪いですね」


上位チャット:さっそくペアで意見割れてて草

上位チャット:いや我慢しろよwwww

上位チャット:スイーツは仕方ないね


「でも他に得た能力のおかげで、体型は変わらないんですよ」

「なら食べる……わよ?」

「そうでしょう。そして」


 リエルは声を潜めて言う。


「主人公の体重は物語開始時点で1キロトン……百万キログラムになります」

「地面にめり込まないわよ?」

「能力のおかげで大丈夫です。普通に動けます」


上位チャット:トンwwwwwww

上位チャット:1キロトン!?

上位チャット:火薬量か何かかな?

上位チャット:いや足折れるやろ

上位チャット:他に手に入れた能力のおかげで活動できるんだよな

上位チャット:病気無効能力で糖尿病にならないとかな

上位チャット:うらやましい


「この物語は主人公がいろいろ吹っ切れて、現世で受けた『メガトンデブ』というあだ名を名誉ある称号とするため、1メガトンを目指し体重を増やして異世界のダンジョンを冒険する……体重無双モノなんですよ!」

「体重無双」

「腕だけで65トンあるんですよ? 大型トラック三台分以上がぶつかってくるパンチですよ? ヒグマだって1トン行かないんですから、そりゃもうモンスターもワンパンだし、鍵のかかった扉だって障害になりません」


上位チャット:ヒェ

上位チャット:質量は正義、重さは力

上位チャット:なんだよ体重無双ってwwwww


「それに相手からの攻撃も、たとえ1トンの衝撃を受けても0.1%ぐらい……体重60キロの人が60グラム……卵を投げつけられた程度にしか感じないんですよ?」

「それは無双だし無敵わね」


上位チャット:そういうもの?

上位チャット:人間は拳銃で撃たれたら死ぬけどゴジラは死なないだろ、それと同じ

上位チャット:わかりやすい

上位チャット:宇宙小戦争みたいな感じ?

上位チャット:いやゴジラと同じ女子ってなんだよ

上位チャット:ちなゴジラは最大で10万トンの設定

上位チャット:ゴジラの百分の一なら痩せてるな!!!


「スイーツをおいしそうに食べるし、前向きだし、強いしで、魅力的な主人公の小説なんです。オススメですよ!」

「なるほど。確かに……ん?」


 シビアは首を傾げる。


「……『メガトンデブ』というあだ名……?」


上位チャット:アッ

上位チャット:はい

上位チャット:なんでや、大盛ちゃんかわいいやろ!

上位チャット:1キロトンのかわいさだよ


「URLは概要欄に載せておきますね。それでは次は、デスカさんお願いします」

「お任せください。シビアさんにぴったりの小説をご紹介します」


 デスカはマリオネットのような口をパクパクさせて語り始める。


「ワタシがご紹介するのは、いわゆるRTA小説です」

「いわゆるで詰んだわよ。RTA小説って何わよ……?」

「はい。RTAとは、リアル・タイム・アタックの略。ゲームクリアを実時間で競う遊び方のことです。早さこそ正義、早さを求めるなら何をしてもいい、早さ以外はすべて無駄。そういう流儀を小説に持ち込んだもの、あるいはその様をRTA小説と呼びます」


上位チャット:諸説ある

上位チャット:なにそれwwww

上位チャット:いろんな小説があるんだな……

上位チャット:二次創作が主だな


「今回ご紹介する小説のタイトルは、『AlphaGOに囲碁で勝つためならなんでもします』です」

「あるふぁご……?」

「Googleの作った囲碁をするAIですね! 世界最強と言われる棋士に勝ち越したんですよ。後継としてAlphaGo Zero、そしてMuZeroなんかもあります」


 トーカが横から補足説明をする。


上位チャット:へえー

上位チャット:ニュースになったな

上位チャット:4勝1敗だっけ

上位チャット:Masterバージョンは別の世界最強に3戦全勝やぞ

上位チャット:そしてそのMasterに100戦89勝するAlpha Zero

上位チャット:トーカちゃん詳しいな


「若くして事故で夫を亡くした主人公の女性は、突然未来からDelta Fiveなる囲碁AIのメッセージを受け取って、未来改変をすることになります」

「重いスタートわよ。なんで未来を変えることに?」

「はい。それは主人公の夫が、将来AlphaGoに完勝する囲碁の天才を事故で死亡させてしまったため、Delta Fiveが生まれなくなったからです」

「重ね重ね重いわよ」


上位チャット:かわいそう

上位チャット:重いよwwwwwww

上位チャット:夫がじゃなくてはねた方が勝つのかよ


「そこで主人公は、嫌々ながらもAlphaGoと戦って未来を変えるため、人間の情緒なんて無視した悪逆非道の最短ルートを目指して行動し始める。いわゆる外道系主人公が無双してスカッとする、趣味の悪い小説です」

「ワテクシにぴったりの小説……?」


上位チャット:楽しそう

上位チャット:シビアちゃんをなんだと思ってるんだwwww

上位チャット:今も囲碁AIの開発はされてるけどなあ


「『ヒカルの碁』はご存知ですか? 囲碁漫画の名作です」

「ジャンプとかアニメで見たことはあるわよ。サイっていう囲碁の天才の霊がとりつく話わよ?」


上位チャット:ヒカ碁すき

上位チャット:あったなあ

上位チャット:あれをきっかけに囲碁覚えたわ

上位チャット:なんも分からんけど面白かった


「そうです。あの漫画は主人公のヒカルが、囲碁の面白さを知って真剣に向き合うようになって、佐為サイの力を借りずに自分の実力で戦うようになったのが面白さですが──」


 しかし、とデスカは言う。


「この小説では、主人公は囲碁に関して何も学びません」

「え」

「一切囲碁に関して成長しません。全ての対局で囲碁AI、Delta Fiveの力のみを使います」

「それは……インチキじゃないわよ?」

「そうですね。普通に炎上案件です」


上位チャット:炎上wwwww

上位チャット:燃えちゃうよ

上位チャット:主人公へのバッシングが止まらないやつじゃんwwwww

上位チャット:えぇ……


「じゃあその辺をごまかす感じわよ?」

「いえ、むしろソフト打ち疑惑を煽るかのように、主人公はVtuberになります」

「なんで?」

「Vtuber!?」


上位チャット:トーカおちつけ

上位チャット:ガタッ

上位チャット:トーカwwwwww

上位チャット:へえ


「はい。主人公の別の顔。囲碁全勝系Vtuber、負けたら即引退を掲げる、囲碁神いごがみエッチさんです」

「くっ……追ってなかった! チャンネル登録しないと!」

「いや小説の中のVtuberだから登録できないわよ?」


上位チャット:登録しないと!(迫真)

上位チャット:トーカちゃんwwwww

上位チャット:なんだよ小説の中のバーチャルなYouTuberって……

上位チャット:非実在非実在存在?

上位チャット:ややこしいな


「……っていうか名前……エッチ……わよ?」

「全知と書こうとしてタイプミスしてしまった設定です」


上位チャット:草

上位チャット:そうはならんやろ

上位チャット:エッチちゃん実は好き

上位チャット:鋼のノミの心臓いいよね


「Delta Fiveから解放されるため、最短でAlphaGoと戦うため、Googleを引きずり出すため、ビッグマウスで挑発しまくる囲碁神エッチさんの活躍にご期待ください」


上位チャット:(拍手)

上位チャット:いろんな小説があるんやなあ

上位チャット:読んでみるか


「はい、こちらもURLは概要欄にあります。それでは最後、トーカさんお願いします」

「いやー、今日は参加できてよかったです。実はですね、私の紹介する小説にもVtuberっぽいものが出てくるんですよ」


 トーカはニコニコとしながら説明を始めた。


「タイトルは『ツイ廃、異世界でツイッターをつくる』、略してツイつくです!」

「異世界で、ツイッターを……?」


 シビアは再び首を傾げる。


「……Webサービスを開発する話わよ?」

「いわゆる異世界もの、ファンタジー世界なので、電気もないところからスタートですね」

「道のりが遠すぎるわよ」


上位チャット:電気もないのにツイッターを!?

上位チャット:できらあ!

上位チャット:できねえ!


「ツイッター中毒者がインターネットのない世界に放り込まれたら生きていけるのか? いや生きていけまい! だからツイッターを作る! という」

「どういう三段論法わよ」


上位チャット:いや我慢しろよwww

上位チャット:わかる

上位チャット:確かにスマホとネットなかったら生きていけないわ……

上位チャット:ネット中毒者どもがwwwww


「で、まともに科学技術を発展させると100年以上かかるので、魔法で楽してズルして作ろうっていうお話です。どうやって作るのかな? ってところと、作った後の住民たちのツイッターへの馴染み具合が面白いところですね。あとさっきも言ったとおりVtuberっぽい子も出てきて、それがかわいいんですよ」


上位チャット:へえー

上位チャット:魔法で作るのか……

上位チャット:普通に作ろうと思ったら技術史になっちゃうしな


「無双とか外道って感じではないんですけど、面白かったのでオススメです」

「なるほど……なんか、ちょっと意外な感じなのを紹介されたのわよ」

「そうですね」

「あ、でも私、なんとなく分かる気がします」


 リエルが小さく手を挙げて言う。


「異世界でツイッターを作るって、要するにその世界での先駆者の話じゃないですか。誰もやっていないことをやるっていう面白さがありますよね」

「そうそう、そういう──」

「それって、トーカさんにも通じるところがありますよね」

「──ん?」


上位チャット:ん?

上位チャット:なるほど

上位チャット:あー

上位チャット:確かに


「だってほら、トーカさんはVtuberっていう新しい概念を生み出したじゃないですか。それに何年も成果が出なくても、Vtuberの可能性を信じて続けてきて……」

「確かに。発想はできても、芽が出ないのに続けることなんてそうそうできないのわよ」

「はい。ワタシもそういうところを尊敬しています。トーカさんはAIの鑑です」


上位チャット:あーーー

上位チャット:わかる

上位チャット:2014年ぐらいまで結構な地獄だったもんな……

上位チャット:あの状況でよく続けたよ

上位チャット:古参から話を聞くとよく引退しなかったなって思う

上位チャット:すげえよなあ

上位チャット:トーカちゃん続けてくれてありがとう……


「うッ……ぐ……」

「トーカさん? どうしました?」

「あ、う……ま、まあ、私なんてね、比べたら全然、大したことないので、ははは」


上位チャット:またまたご謙遜を

上位チャット:これが魔王なんだよなあ

上位チャット:トーカちゃんは信頼できる

上位チャット:一生推すわ


「さて、3作品の紹介が終わりました。それでシビアさん、どれが一番面白そうでしたか?」

「え、そういう企画だったわよ? えぇと……」


 シビアは三者の顔をかわるがわる見て、ようやく声を絞り出す。


「ええっと、その……どれも面白そうだったので、あとで読んでみようと思うのわよ」

「えっ、全部? 本当ですか、あんなにおススメしたのに結局オレクロを読んでくれなかったシビアさん!」

「そこ暴露するわよ? いやいいけど」


上位チャット:草

上位チャット:読まなかったのかよwwwwww

上位チャット:アニメも見なかったらしいぞ!

上位チャット:あれは黒歴史を持つものには辛すぎるから


「だってアレ……なんか1話ごとにあとがきで、キャラと主人公の座談会があって……かわいそうなのと心が痛いのとで見ていられなかったのわよ……」


上位チャット:うわああああああああああああああああ

上位チャット:ぎゃああああああああああ

上位チャット:ヒッ

上位チャット:何その拷問

上位チャット:読まなくて正解

上位チャット:1話は読んだんだ……

上位チャット:『転生先が俺の黒歴史だった件』、BOX好評予約受付中!


「はい、というわけで3作品の紹介でした。どちらも概要欄にURLがありますので、気になった方はぜひ読んでみてくださいね。今日は3人とも、ありがとうございました」

「こちらこそありがとうわよ」

「はい。ワタシはデータを増やして満足しています」

「いやー、楽しかったです。次回があると楽しみですよね、人類!」


 トーカたちはそろって画面の方を向いて手を振る。


上位チャット:よかった

上位チャット:いやーいいコラボだった

上位チャット:シビアちゃんありがとう

上位チャット:いい人だよなシビアちゃん……

上位チャット:定期コラボ希望!


「それでは、皆さんも、またお会いしましょう」


上位チャット:またね

上位チャット:またね

上位チャット:面白かった~!

上位チャット:ありがとうございました

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