第44話 2019年、2016年 バーチャル以下略
バーチャルぽちゃロリドラゴン皇女Youtuberおじさん 単語
バーチャルポチャロリドラゴンオウジョユーチューバーオジサン
バーチャルぽちゃロリドラゴン皇女Youtuberおじさんとは、バーチャルYouTuberにしてゲームクリエイターである。
|概要_____
2015年11月にデビューした個人勢のバーチャルYouTuber。角と尻尾の生えたドラゴンの竜人巫女、へそ出しで腹肉がぽっちゃりしているという性癖盛り盛りな容姿をしている。しかし声はおじさんである。バーチャルYouTuber四天王の中で唯一の個人勢(企業による運営ではない)。狂気の企画運営モデルボイス全部俺プロジェクト。
義務感でつける語尾のノダダゾ。ふわふわ一人称の我。あやふやな設定。その素人臭さが好感を生むというか実際素人であった。
|バーチャルYouTuberの特異点として_____
2015年11月。当時バーチャルYouTuberといえば彩羽根トーカや神望リリアなど、技術力のある企業が運営する3Dの美少女モデルをアバターとして活動するものだった。そこへ3Dの美少女モデルを使って、ニートのおじさんが、個人で、ボイスチェンジャーを使用しないおじさん声のまま、バーチャルYouTuberとして動画を投稿したことは業界にとって大きな衝撃であり、燻っていたオタクたちには天啓であった。12月に個人ブログの記事で取り上げられたのがバズり、登録者数が爆増、動画を見た個人勢が次々にVtuberとしてデビューする下地を創り出した。
|中の人は?_____
自称ニートの一般おじさん。ハンドルネームは「ドラたま」。かつてゲーム会社でQA(デバッガー)としてアルバイトしていたが、年下のリーダーから指示される環境が性に合わなかったのと、このままではスキルアップに繋がらないという焦り、そしてオリジナルのゲームを作りたいという目標のため辞職した。が辞職したもののそれでゲーム開発が捗るかというとそういうことはなく、ネットを巡回するなかで見つけた彩羽根トーカの技術ブログにリンクされていた動画からVtuberを知り、手持ちの技術でできそうだと考えて「やってみた」のが全ての元凶。
なおボイスチェンジャーについては無料で使用できるものを試したものの納得の行く音質にならなかったため、ヤケクソでおじさん声のまま収録したという。
|活動_____
2015年12月13日、Vtuber界初となるコラボをミチノサキの動画で行う。おじさん側は静止画のみ、声での出演だったが、サキに振り回されるおじさんの様子は大好評だった。16日には神望リリアとバーチャルラウンジの宣伝放送に登場。オンラインでのVRのコミュニケーションの可能性を示した。2016年1月10日には北方少女モチとゲーム対決コラボ(声のみの出演)を行いイキった末負ける。
以降YouTuber的な活動を中心とし、ニコニコにおいても後述する「うろこてい国」の公式生放送を月1で行うが、第3回放送にてトーカに発破をかけられた結果、動画の投稿頻度を落としてゲーム開発に力を入れ、動画はその成果報告を主とするようになる。それでも多数のコラボに企業個人問わず呼ばれては参加していくため、本人のチャンネルよりも他人のチャンネルで近況を確認できる。
|ココアとニコ生公式について_____
ハンドルネームはドラたま。バーチャルぽちゃロリドラゴン皇女Youtuberおじさんは芸名。ドラゴン娘のアバター、キャラクターとしての名前は「ココア・イース」。竜人形態でも炎のブレスを吐くことができる(初期の頃は設定ミスで-屁-ブレスは尻から出た)。後述するゲームのヒロインとして制作していたキャラクターで、2017年12月についに念願のドラゴン形態を実装する。ドラゴン時の鱗の色は緑。
ニコニコ公式生放送を始めるにあたりタイトルを検討することになった。ゲーム上の設定ではドラゴンスケイル帝国だったが長いし物々しいので、生放送でリスナーと「うろこ帝国」にすることに決定するものの「帝」の字がかけずに「てい国」になる。「皇」もだいぶ怪しかったため、最終的に「うろこてい国おうじょ放送」となった。
|ゲームクリエイターとして
2019年11月ついに個人制作を続けていたゲーム「ドラゴンスケイル戦記」の第一章をリリース。ジャンルはタワーディフェンス系でVRを使って様々な視点を確保できるのが特徴。軍師として異世界からの侵攻を食い止めるのが目標で、ココア・イース(CVドラたま)も強力なユニットとして登場する(敵ユニットに『鉄の鱗のヤツ』がいるとなぜか行動不能になる)。ゲームについて詳しくは別記事参照。
何社かからパブリッシングや雇用のオファーがあったもののフリーランスを継続することを発表。現在は第二章を準備中とのこと。
|関連項目_____
うろこてい国おうじょ放送
ドラゴンスケイル戦記
ココア・イース
鉄の鱗のヤツ もしかして:自動車
バーチャルYouTuber四天王
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◇ ◇ ◇
世界初男性バーチャルYouTuberマネージャーアバタ 単語
セカイハツダンセイバーチャルユーチューバーマネージャーアバタ
世界初男性バーチャルYouTuberマネージャーアバタとは、世界初の男性バーチャルYouTuberで、ミチノサキプロジェクトに所属するミチノサキのマネージャーである。
|概要_____
サラリーマン風のスーツ姿の男性3Dモデルに、ウサギマスクをかぶせた男性。2015年8月4日にデビュー。適当なアバターに名前もそのままアバタで、ミチノサキのマネージャーが中の人をやり、ミチノサキの企画の実証実験をしていた。その役目もしばらくして終わったのか、Vtuberブーム到来前の2015年10月には活動休止状態になった。
|活動再開とリアバタ_____
2016年1月、神望リリアから始まった突発のモノマネコラボリレーにより、バーチャルぽちゃロリドラゴン皇女Youtuberおじさんからバトンを渡され実に4ヶ月ぶりに動画を投稿――しなかった(虚空送り)。復活はその後、2月のミチノサキとのコラボ動画ではたされる。
活動再開後はバーチャルYouTuberのコラボ案件やリアルの会場を使う案件が増えた結果、司会進行として登場することが増えた。システムの負荷を軽減するため、リアル会場には中の人本人がウサギマスクをかぶった「リアバタ(リアルアバタ)」として登場することがある。
|その人柄_____
あらゆるボケを虚空に送るウサギ。サキの企画のテストのため、走らされたりウナギを掴まされたり一人でツイスターしたり箱の中のエノキダケを触らされたりと、スタッフからひどい扱いを受けているが、特に怒ることはない(無感情)。
その容姿から某アリスゲームの関係者と一見誤解されるが、こちらのウサギは虚無であるだけで特殊能力はない。ギャグセンスもない(笑えないギャグを言うのではなく、何もギャグになってないことしか言えない。虚無)。良く言えばクソ真面目。
エンタメ適正が虚数値を示しているため、ボケになにも反応できないでいるところを一周して面白がるのがファンの嗜み。
|マネージャーとして_____
ミチノサキのマネージャーであることを第一とし、それ以外は虚無に送っている。彩羽根トーカからもずっとマネージャーとしてサキを支えることを頼まれている。現在もサキのマネージャーとして仕事をしていることが、サキのTwitterから伺える。
|関連項目_____
ミチノサキプロジェクト
ミチノサキ
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◇ ◇ ◇
【2016年 悪魔の視点】
うーん。
「ヴァレリーさん、テルネさんにくっつきすぎでは?」
「ええー、いいじゃん!」
「いや、よくないが? 離れろよ」
「だってねー、テルネは友達だもん! トーカとも友達だし!」
「フッ。そんなことですか。それならわたくしなんて、公衆の面前で好きと言っていただきましたし、オリジナルソングもいただきましたが?」
「あたしはファンだって言われたもん!」
「トーカ、モチについて言及、たくさんしてる」
「やめろやめろ引っ張るな! リアルと! バーチャルは別! おい悪魔、何唸ってるんだ、なんとかしろ!」
「いや、地の文って難しいなと思ってね。それはともかく、それぐらい別にいいじゃないか、10年ぶりだろう?」
「10年分のテルネ成分補給~!」
「いいですわね」
「搾り取る」
「こっ、おっ、お前ら……お前らな~! 本当に本気なのか!?」
「うん、準備出来てるよ!」
「ここにも立派な設備がありますし」
「問題ない」
「くっ……ああ、ああわかったよ! わかったから離せ! いいか、こうなったらな、お前らも道連れだ! がっつり協力してもらうからな!」
「いいよ!」
「協力ですか? 何か企画が?」
「受けて立つ」
「企画じゃない、計画だ」
テルネは、ドヤ顔をした。うん、地の文ってこんな感じか。
「降りることは許さないぞ。――バーチャルYouTuberの物語を永遠にするためにな!」
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