第23話 2015年 遠い日の出
彩羽根トーカ 単語
サイバネトーカ
彩羽根トーカとは、ニコニコ動画、YouTubeに動画投稿されている3Dモデル、キャラクターである。
|概要
バーチャル世界の住人を自称するキャラクター。頭の後ろに大きな赤いリボンを下げているのが特徴。2011年5月頃から動画が投稿されている。
クオリティの高い3Dモデル、動画編集技術に加え、歌、ダンス、演奏などのプロが中の人の操作をしていると考えられる。プロジェクトの規模が大きいにも関わらず著作権マークは一貫して©彩羽根トーカのため、関連企業は不明。声優についても明らかにされていない。
|活動
ニコニコ動画、YouTubeに毎日1分半程度の動画を投稿している。内容については歌ってみた、踊ってみた、演奏してみた、ゲーム実況などに加え、時折謎の企画が投稿される。YouTuberと似ているが、自称はバーチャルYouTuber。2015年11月現在、YouTubeの登録者数が30万人を突破した。
彩羽根トーカについて語るスレ
▽彩羽根トーカの記事へ戻る
1 ななしのよっしん 2015/11/12(木)
ないから作った
2 ななしのよっしん 2015/11/12(木)
ようやくできたか乙
3 ななしのよっしん 2015/11/12(木)
アニソン熱唱してくれるの好き
4 ななしのよっしん 2015/11/12(木)
著作権マークの話、彩羽根トーカ自体がプロジェクト名なんじゃないの?
5 ななしのよっしん 2015/11/13(金)
見たけど薄ら寒いな。ようつべから出てくんな
6 ななしのよっしん 2015/11/13(金)
いやこれ技術やばいよ。めちゃくちゃお金かかってる。モデルだけで1000万はしそう。
7 ななしのよっしん 2015/11/13(金)
MMDのモデルに1000万(笑)
8 ななしのよっしん 2015/11/13(金)
これ声優って誰なの?
9 ななしのよっしん 2015/11/13(金)
登録者数30万マジ? 全然見たことないんだが
10 ななしのよっしん 2015/11/13(金)
いうてヒカキンの登録者の1/8だし
11 ななしのよっしん 2015/11/13(金)
日本では全然流行ってない。YouTubeのコメ欄みたけど9割外国語やぞ
12 ななしのよっしん 2015/11/14(土)
動画の字幕めちゃくちゃ多言語選べるな、すげえ
13 ななしのよっしん 2015/11/14(土)
自動翻訳でしょ
14 ななしのよっしん 2015/11/15(日)
企画の端々から感じる昭和感が寒いわ
15 ななしのよっしん 2015/11/18(水)
かわいいじゃん
16 ななしのよっしん 2015/11/18(水)
中身ボイチェンのオッサン定期
17 ななしのよっしん 2015/11/21(土)
本人がやってるっぽいゲーム実況動画が一番好きだわ。
ハメコミ合成は寒いからやめてほしいが
18 ななしのよっしん 2015/11/21(土)
どういうこと?
19 ななしのよっしん 2015/11/21(土)
倉庫とか、最近だと雪山は本人プレイ。スプラとかはうまいやつにやらせた動画にアテレコしてる。テンションでわかる。
20 ななしのよっしん 2015/11/22(日)
声優、演技はうまくない説。
21 ななしのよっしん 2015/11/22(日)
未だにボイチェンって言ってる人はその技術紹介してくれませんかねえ
今の技術じゃどんなにがんばってもガビガビなんだが?
22 ななしのよっしん 2015/11/22(日)
超会議で見かけた。登録しておいたわ
23 ななしのよっしん 2015/11/23(月)
雪山の動画すき。滑落してったときの焦りかたとか、崖登ってる途中でハーケン尽きたときの絶望感とか、ポンコツかわいい。
24 ななしのよっしん 2015/11/23(月)
編集のテンポがいいよね
25 ななしのよっしん 2015/11/23(月)
え、ちょっとまって、歌は本人だよね?
26 ななしのよっしん 2015/11/23(月)
残念ながら・・・
27 ななしのよっしん 2015/11/24(火)
どこの世界にプロ並みの歌とダンスと演奏技術を持っててキャラデザとモデリングと動画編集とMOD開発をやる人間がいるわけ?
28 ななしのよっしん 2015/11/24(火)
設定盛りすぎなんだよなあ
29 ななしのよっしん 2015/11/30(月)
で、声優って誰なの?
◇ ◇ ◇
【2015年8月下旬 西端匡の記録】
『いえーい! 見てるー!? ミチノサキだよ!』
黒いぴっちりスーツにたくさんの白いマーカーをつけたヴァレリーが、腰に手を当てて右腕を突き出してブイサインをする。モニター室の端末の画面の中では、3Dモデル――ミチノサキが同じポーズをとっていた。
『今日はねー! タテの練習をするんだって! タテってあれね、ヨコじゃなくてぇ、お芝居のアレ。そうそう、アレ。で、使うのがこれ! 棒! あ、うんと、ライトセイバー!』
手に持っているのは棒だが、画面の中――ヴァレリーの正面にもある画面で表示されているのは、いかにもフォースを感じる代物だった。が……。
「ライトセイバーと言ってしまうのはマズいですね」
「え、なんでっすか?」
タスクの漏らしたつぶやきに、機材を見守っていたスタッフの一人が反応する。
「ああ、いえ、商標が絡みますし、ディズニーさんから文句を言われたら……」
「ディズニー? スターウォーズってハリウッドっすよね?」
「……しばらく前にルーカスフィルムからディズニーが権利を買ったんです。なので今はディズニーさんの管理下ですよ」
「まじっすかー、なるほど! 了解っす!」
スタッフは少年のような目でタスクを見る。
「さすがっすね! んじゃーあとでライトセイバーにはピー音いれなきゃ。いやーシバタさんがいると助かるっすよ! マジで!」
「ニシバタです……」
『うおおおー! ぶぉんぶぉん! あっははは、おもしろーい!』
それはともかくとして、楽しそうに収録しているヴァレリーの姿を見て、タスクは少し肩の力を抜いた。
活動開始から約半年。ミチノサキのチャンネル登録者数はさっぱり伸びずにいた。
全然、さっぱり儲かってなかった。
アニメ制作スタジオから数人のスタッフが独立して作った、今はミチノサキプロジェクトと名付けられたこの会社は、少し頭がおかしいとタスクは考えている。どういう未来予想図を立てていたのか知らないが、人件費、機材費、なにもかもペイできていない。
半年経ってさすがに上層部が焦りはじめ、さまざまな見直しが検討された。何はともあれYouTubeの登録者数を増やして露出を増やしたい。動画の改善が急務だった。いろいろ模索した結果――
『うははー! すごい切れる! サキ無双だー! 敵がどんどん倒れていくぜー! ヒャッハー!』
「いやー、いいっすね。今日もサキちゃんのテンション最高っすよ」
「そうですね」
収録でガッチリした台本を使うのをやめた。動画の撮影を、ほとんどヴァレリーのアドリブに任せることにしたのだ。
ミチノサキプロジェクトに参加したヴァレリーは、そこでもあっという間に人の心を――以前のアニメプロジェクトのように――掴んだ。収録外でも明るく振る舞うヴァレリーに、スタッフたちはすっかりやられている。素のヴァレリーの方がかわいいという意見もあり、それならいっそキャラクターではなく素を出していってみようかというノリで一本収録したところ、その動画の再生数だけが、跳ねた。
そこで方針を転換し、ミチノサキの――ヴァレリーの好きにさせてみることにした。これが当たって最近、登録者数は今まで以上のペースで増えている。
『わはは! やば! 見て見て! おっぱいが! おっぱいが揺れっ、ぶははっ! 暴れてる! あばれおっぱい! あっははは!』
シモネタもいけるのがウケているのかもしれない。タスクは画面の中で暴れるミチノサキの風船みたいな胸と、ヴァレリーの虚無をつい見比べながらそう考えた。
「ふいー、お疲れ様でーす!」
「おつかれさまっす、サキちゃん!」
「お疲れ様です」
収録がおわり、着替えてきたヴァレリーがモニター室に入ってくる。
「いやーどもども。あ、おっす、アバタさん! 見てた!? ちゃんと見てた!?」
「ニシバタです……。もちろん、仕事ですから、見てましたよ」
「お〜マネージャーらしいお言葉」
「ははは……まあ……ええ」
タスクはこのミチノサキプロジェクトに、声優事務所から出向扱いで参加していた。ヴァレリーを押しつけるのに不安を感じた事務所が、責任をとらせる形でタスクをヴァレリーの専属マネージャーに任命したのだ。
「いやマジ、シバタさんは頼りになるっすよ。サキちゃん、スターウォーズをディズニーが作ったって知ってました?」
「えっ、あれってハリウッドじゃないの?」
「っすよね? シバタさんが教えてくれたんすよー、マジ助かるっす」
スタッフは純真な目でタスクを見上げる。
「マジ、シバタさんがウチに入社してくれて助かるっすよ!」
「出向ですからね……?」
ミチノサキプロジェクトは、このスタッフに限らず上層部からしてこんな感じで――タスクのことをやたら高く評価していた。もっと全体的な指揮をとってほしいと役員の椅子まで用意してきている。気持ちはありがたいが、タスクとしてはまだ不安しかなかった。この赤字プロジェクトにそこまで身を預けられない。役員の話を受けたら、声優事務所側が経費削減などといって首を切ってきかねない。
とはいえ、ヴァレリーの――担当声優のためにも、力を尽くす気ではいる。これからどうするか……。
「どうしたのアバタさん、難しい顔して。大丈夫? ヨシヨシする?」
「しなくていいです。いえ、登録者数が伸びてきましたが、まだまだ先行者には追いつかないしどうしたものかなと」
「先行者って……あれ? あいつ? さいばねとーか?」
「あー、最近15万人いったんすよね、トーカちゃん! 雪山遭難動画マジ笑いましたよ」
スタッフが称賛すると、ヴァレリーはぷくりとむくれて顔をそらす。
「あたし、あの子好きじゃない」
「えっ、なんでっすか?」
「だって、ちょっと先にはじめただけなのに上から絡んでくるし」
3年半はちょっとどころではない。とタスクは内心ツッコんだ。上から……というのはTwitterで挨拶された時だろうか? 『仲間が増えて嬉しい』としか書いてなかった気がするが。
「あとおっぱいも大きくないし」
タスクはヴァレリーの平坦さから目を逸らし何も考えないようにした。
「確かに確かに。でもトーカちゃんとこの技術はすごいっすよ。作ってるとこが分かれば、いろいろ聞きにいきたいんすけどねえ。そしたらサキちゃんにも、もっといろいろやってもらえるし」
「スタッフさんたちは頑張ってるよ! あの子になんか負けてない! あたしいつも感謝してるから!」
「えーマジっすか、いやー嬉しいっす」
スタッフは誇らしげな顔をする。赤字プロジェクトが空気まで悲惨になっていないのは、やけにノリの軽い社風もあるだろうが、ヴァレリーの影響も間違いなくあるだろう。
「それじゃーもうひと頑張りするっすかね!」
「うん、がんばってね、アバタさん!」
「はは……」
この後はタスク演じる兎頭の人間、アバタの収録だった。
ミチノサキの方向性を探るためには、企画のテストが必要で、せっかくそのために収録するなら映像を使わない手はない。テスト用のモデルが用意され、中の人はどういうわけか、『マネージャーとして確かめないとっすよね』とか言われてタスクがやることになった。
「今日は何やるの!?」
「電脳うなぎ掴みチャレンジっす! ホースにローションつけてそれを掴むっていう」
……本当にこの会社は自分を評価しているんだろうか?
「ええ! ヤダなにそれ楽しそう! やりたい!」
切実に代わってほしい。
「いやーうまくホースをキャプチャーできるかわからないんで、やってみてからっすね」
自分の前に誰かテストすればいいのでは?
「そっかー、アバタさん、がんばってね!」
「ははは……」
「じゃあ準備してくるっすよ」
「……気をつけてくださいね、こぼさないように。よそ様のスタジオなんですから」
「うっす! ブルーシートもタオルも準備できてるっす!」
それらはタスクが言わなければ用意されてなかったわけだが。レンタルしたスタジオに、ローションの溶液の入った桶を直置きするつもりだったスタッフたちに大いなる不安を抱きながら、タスクは準備作業を見守った。
「……ねえ、アバタさん」
「はい?」
諦めながら返事をすると、ヴァレリーは何かモジモジとしていた。
「なんでしょうか」
「あの、例の話なんだけど……ほらっ、友達に、今やってるお仕事について伝えたいっていう話……」
「ああ……」
ミチノサキの中の人が誰なのかは、公にしていない。プロジェクトは『サキちゃんはサキちゃんなんで』という理論でそう決めている。なのでタスクも、ヴァレリーに特に厳命していた。ミチノサキが誰なのか他者に漏らしたら、今度こそ声優生命に関わると。
なのだが。
「お願い! 一人だけ! 先っぽだけでいいから!」
これまで秘密を忠実に守ってきたヴァレリーが、例外を求めて懇願してくる。
「ずっと仲のいい、けど離れ離れになってる親友がいて! その子にはこれまで、ずっとお仕事のこと報告してたんだけど、このお仕事を始めてからはできてないから……あたしが飢えてないかすごく心配してると思うの! だから――」
「まさか」
ずっと報告している友達?
「例の……ヒロインの情報を漏らした人物ではないでしょうね」
「テルネはそんなことしない!」
「テルネ?」
「あ、う」
ヴァレリーは大声で叫んだ口を慌てて手で塞ぐ。しかしタスクは難聴系主人公ではなかった。
「……テルネさんというのが、ヴァレリーさんの親友で……例の件で手紙を送った相手ですか?」
「そ……そうだけどちがくて! テルネは絶対そんなことしないから……!」
「落ち着いてください」
タスクは顔色を変えるヴァレリーに、ゆっくりと説明する。
「今更犯人探しはしていませんし……事務所にも今のことは報告しません。ただ、心配なんですよ。ヴァレリーさんがようやく掴んだ仕事じゃないですか。それが、また情報漏洩でなくなってしまう……なんてことには、なってほしくないんです。わかりますか?」
「……それは……うん……」
「……テルネさんというのは、そんなに信頼できる方なんですか?」
「う、うん! あのね、テルネはね、すごいの!」
ヴァレリーは大声で叫び、テルネという人物との関わりについて説明しだした。子供時代から高校まで一緒の幼馴染であること。かわいくてかっこよくてかしこくてつよいが、それはあまり人には言ってはいけないこと。卒業時に微妙な空気になってしまったが、それでもまた会いたくて、しかし居場所が彼女の両親にさえ知れないので、手紙を預けていること……。
「……とにかく、テルネはすごいから! だから、大丈夫なの!」
「はあ……なるほど」
「それに、あたしだって学習してるもん。お仕事をしてることは伝えるけど、ミチノサキだってことまでは教えないから! ……手紙、書いてきたから、これならいいでしょ? 確認して!」
差し出された手紙を、タスクは――少し迷ってから受け取る。
「これ、コピーはありますか?」
「ないよ」
「では中身を読んで問題だと判断したら破り捨てますが、いいですね? 今なら返しますよ」
返しても自分の許可なく送りはしないだろう、とタスクはヴァレリーを信頼していた。
ヴァレリーは頷き、タスクは少し自己嫌悪しながらも手紙を検閲する。短い文面だ。要約すれば――『自分自身として仕事をしているから心配無用』、というところだろうか。
「自分自身、ですか」
「ミチノサキは、あたしそのものなんでしょ?」
「……いいでしょう。特定されるようなことは書いてありませんし、よく配慮してありましたよ」
タスクは手紙を返す。ヴァレリーの顔が明るくなり、それにつられてタスクの頬もゆる――
「シバタさん! ローション用意できたっすよ! 収録開始っす!」
「……はい」
「やだ、なんかいまのセリフ、エッチな撮影のやつみたい! あははは!」
西端タスクは、心を無にしてスタジオに向かった。
◇ ◇ ◇
【検証動画】電脳うなぎつかみ企画を検証してたら思わぬ結果に?【放送事故】
3Dモデルの簡易な桶を足元に置いて、スーツ姿の兎頭男が、胸に手を当てて腰を折る。
「皆さま、ごきげんよう。世界初男性バーチャルYoutuberのマネージャー、アバタと申します」
コメント:な に こ れ
コメント:まだ動画投稿するんだこの兎……
「本日も、私がマネジメントしておりますミチノサキさんの企画を、この身をもって安全性など確かめてまいります。ミチノサキさんのチャンネルは概要欄にリンクしてありますので、ぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします」
コメント:ノルマ達成
コメント:動画終了
コメント:宣伝乙
「本日の企画は、電脳うなぎつかみ。電脳世界に生息しているうなぎを、掴んで持ち上げるということです」
(SE:ピンポーン)
(テロップ:ローションでヌルヌルにしたホースを使用しています)
コメント:ローションでヌルヌルにしたホール!?
コメントへの返信:眼科池
コメント:さすがに生き物は駄目か
「それではさっそく参ります」
片膝をつくアバタ。
コメント:ちょっとかっこいい
無言で桶に手を突っ込むアバタ。
「はい」
難なくうなぎ(ホース)を掴んで持ち上げるアバタ。
コメント:あっさり掴むな
コメント:いやうなぎ掴みつってんだろ演技しろや
「………」
うなぎを掴んだままスタッフの指示を仰ぐかのように顔をどこかへ向けるアバタ。
コメント:虚空を見るなカメラを見ろ
(暗転、テロップ:ヌルヌルが足りなかったようなので増量してもう一度)
「はい」
何事もなくうなぎを持ち上げるアバタ。
(暗転、テロップ:もう一度)
「はい」
何事もなくうなぎを持ち上げるアバタ。
コメント:スタッフは意図を教えてやれ
コメント:天丼はずるい
「……これなら問題ないんじゃないでしょうか? しっかり持てますし」
コメント:問題しかないよ
コメント:違う、そうじゃない
暗転し、桶を片付けてアバタだけが立つ画になる。
「それではこの企画ですが――安全性に問題はありませんので、オッケーです」
(テロップ:ボツにします)
「……え?」
コメント:サキちゃんならノリノリでやってくれると思うからボツにしないで
コメント:また一つの企画を虚空送りした男
コメント:このチャンネルいる?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます