4:LOOP 4

 電気が点いたままで、シューズボックスの上もぐちゃぐちゃだ。

 玄関に写真立てが落ちている。収められている写真はバイト先でみんなで撮ったものだ。それを拾い上げようとするところでインターホンが鳴った。靴を履いたままドアを開けると、瑠璃が立っている。


 言葉を交わす間もなく、胸にナイフが突き立てられて、私はそのまま倒れ込んだ。

 そばに落ちたままの写真立てから写真を抜き取って、瑠璃を指さしたまま、目の前が真っ暗になる。

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