許されざる者

謝らないでいいように生きることと

悪いことをしたら謝ることは相反しない

“謝るぐらいなら初めからするな”

それじゃ一体人はいつ謝るの


問題は彼の謝罪に対して

君がそれからどうするかだ

彼にはおよそ謝罪と訂正しかできなくて

破滅を望まれても全力で抵抗する


どうしても許せない

死をもって償え

それが無理なら

俺がこの手で殺すまで


ごめんで済むなら警察はいらない

事の大小は関係ない

お前は俺を傷つけた

何事もなくやり過ごせると思うなよ


罪を憎んで人を憎まず

そんな呑気なことは言ってられない

お前は俺を傷つけた

なぜ俺が折れなきゃいけない


許せないんじゃない

許してはいけないんだ


今、君と彼の力関係は逆転している

君の方が彼よりも強くなっている

なぜなら許すかどうかを決めるのは君だから

だから、君は選ばなければならない

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