ep.5 曖昧な見舞い?
拓磨は三上の家に行って家から出てくるのを待機していた。
拓磨「遅いな〜、寝坊か?俺まで遅刻したら最悪だぞ…」と言っていると。
三上の母親が家から出てきた。
三上の母「あら、拓磨くんじゃない。おはよう」
拓磨「おはようございます」
三上の母「こんな所で制服着て何してるの?」
拓磨「えっ、だって学校」
三上の母「あ〜、今日は祝日じゃない。勘違いしたのね。」
拓磨「祝日…、予定を間違えてました。すいません。」
三上の母「良いのよ、それよりも翔太呼んでこようか?」
拓磨「あっ、寝てたら申し訳な…」
三上の母「良いのよ、部屋でゲームしてるから、呼んでくるわね」
拓磨「あっ、その…」と言ってる間に直ぐに呼び出して、翔太がやって来た。
三上「祝日に制服で歩いてるのお前ぐらいだぞ」と笑われて
拓磨「いや、ここの所予定があんまりなくてカレンダー見てなかったは」
三上「そっかそっか…」と言いながら、手を振って家に帰った拓磨だった。
一方、松井
松井の母が入院してる市民病院に訪れた。
松井は母からメールで「私が居なくなっても、柔道を頑張って続けなさい」と言う風に言われて松井は「どこか具合でも悪いの?」と返信するも返信が無かったので病院に来た。
母は肝臓を悪くしていた、お酒の飲み過ぎが原因で今年の夏から入院していた。
メールの内容を見るにもう長くないのかと不安を掲げる松井は病室前のドアで緊張しながら入った。
一方、三上の母
三上の母「行けない、祝日だけど呼び出しされた、貴方〜急に仕事入ったから行ってきます」と言って支度をして仕事場に向かった。
三上の母は市民病院の看護師をしていた。
ナース服をロッカーで着ていた三上の母は、「急用の患者さんだなんて大変」と言いながら、準備していた。
一方、松井
病室に入ると、松井の母は元気そうであった。
松井「どこか具合でも悪くない?大丈夫?」と聞くと、
松井の母「いきなりどうしたの?」と言われて、
松井「えっ、だって母さん重たい病気で苦しいんじゃ…」と言うと、
松井の母「あっははは…」と笑うと
松井「えっと、何がおかしいの?」
松井の母「そりゃおかしいわよ笑、私は柔道の会から抜けるだけよ」と言われ、
松井「なんだ、そんなことか」とほっとした。
松井の母「でも心配して見に来てくれてありがとう。もうすぐ完治するってお医者さんに言われてるのよ。」
松井「それは良かった」
松井の母「曖昧なメールでごめんなさい、見舞いの花を飾っても?」
松井「うん、気分良くなると思って買ってきたんだ。」
そこに通りかかったナース3人程が病室へと向かって行った。
松井はそのまま帰った。
一方、拓磨
拓磨「お前とゲームするの久々だな。」
三上「おう、俺の方が強くなってるから覚悟しとけ」
拓磨「望む所だ」と言って2人は仲良くゲームを楽しんでいました。
時間が経つと三上も帰った。
拓磨の姉「今日は随分盛り上がってたわね。」
拓磨「うん、楽しかった〜」
一方、三上
三上「ただいま〜、あれ?母さんは?」
三上の父「母さん急用で仕事に行った、もうすぐ帰ってくると思う。」
三上は台所に置いてある味噌汁に火を通して、母さんが用意する範囲内の支度をしていると帰ってきた。
母「ただいま」
父・翔太「おかえり〜」
母「今、晩ご飯の支度しますね」と言いながら、ものの10分で出来上がった。
母・父・翔太「いただきまーす。」
一方、拓磨
拓磨がドラマを見ていると
テレビの女優「いただけません」
俳優「君が欲しかったものだ、受け取ってくれ」とお菓子を食べながら拓磨は観ていた。
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