休暇で離島を訪れたオカルトライターの男性が、そこで素敵な出会いを果たすお話。
ライトでコミカルなキャラクター設定が楽しい、現代ファンタジー掌編です。
だいたいタイトル通りのお話……と、そう断言までしてしまうとちょっと語弊があるんですけど、でも主人公がセーラ服の似合う可愛い少女に出会って浮かれる感じのお話ではあります。
妖怪的なものが当たり前のように存在している世界、というか、少なくとも主人公はその事実を知っているようで(なんせ職業がオカルトライター)、相手が妖怪と知りつつまったく怯まないところが印象的。
先述の少女とも出会って即ベッドを共にしようとします。すごい。迷いも躊躇いもない……!
おそらく何か幻惑されていたのでしょうけれど、でも主人公の迷いのなさが印象的な作品でした。