四枚目 破滅に至る道でも
先程書いた破門状の写しを見下ろす。外には、兄の遠い妹―人間的に言うなら、自分の従妹にあたるらしいクソガキが、破門状を見せた小学生を喜び、数人の子供たちとハグを交わして、帰路についていた。
少女は、長らく自分のところの
「ねえ、ペンテコステ。今にも死にそうな老人が、「真夜中にどうしてもラーメンが食べたい」と言ったとします。どうすべきでありますか?」
炊き出しの手伝いで来ていた、兄を睨む。今回の発端になった娘は、兄の直系の妹なのだ。
「精神的Q.O.Lを優先させてやるのも、
―――兄は、少なくとも自分の妹が、「破壊的カルト」と呼ばれていることに、思うところがあったようだ。
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