軽妙な文体でとても読みやすく、非常に面白い。
作品の印象を誤解を恐れずに、一言で述べるならば、”現代ファンタジー味付けの、ヤンキー漫画の20年後、紅の豚風味”と言った感じ。
若い頃、裏の世界で超常の存在や、特殊な力を持った人間相手にヤンチャをやってた最強の男が、オッサンになった頃の話。
力は若い頃よりも強くなったけれど、オッサンらしく処世術や保身を身に着けて、一見丸くなったように見えるが。
世の一般的なオッサンと同じく、バカはバカのまま、ガキはガキのまま。
そんな最強なオッサンが、平穏な日常を守るために、世界滅亡級の災厄を日夜秘密裏に処理しつつ。たまにタガが外れて若い頃のノリでバカやったり。
オッサンなら必読。オッサンじゃなくても一読をオススメする。