第4話 彼氏、彼女じゃない。
『ふふふ。しんくん面白〜い。』
『だろ?……でさぁ…』
2人一緒に帰る事が当たり前になりつつあった。
可愛い笑顔が見たくて、無駄な話をする俺。
女子高生みたいにはしゃぐ
俺の心は
だけど……
オレが
『俺らって付き合ってんの?』
返事に困りながらも
そう。多感期な一人娘の為に、再婚とか付き合うとか、
どうやら難しい状況だということだが、俺には
どうでも良かった。
何処かで考えていた。
『前の旦那よりも良い男って思われたい。』
男なら当然だろ?
オレは負けじとデートに誘うが。
『娘に悪いから。それに……』
『に?……』
『本気で好きになりそうで……怖いの。』
プラトニックな恋愛だった俺達に
いきなり新しく風が入り込む。
『
『ううん。』
『子供さん、学校の時にデートしようぜ?』
『そんなッッ!』
『じゃあ…いつデートすんだよ』
『……』
ソッと…
濡れた眼差しでオレをドキドキさせる
飽きるほど愛したいんだよ。と
思わず口からそんな台詞が出ちまったんだ。
と困り顔をしながらも、
薬指をお互い絡めながらデートの
約束をした。
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