第8話 「あの結婚会見」には、イラッ!新年早々、これかよ!節電から、本当の幸せについて考えたい!

 「新年早々に、これかよ!」

 「日本って、こういう子がフツーの国に、なっちゃったのねえ」

 身分ある人は、良いよね!

弱い立場の人たちのこととか、どう、思っていたんだろう?

 新年早々、ある女性芸能人が、こんな記者会見。

 「私…、お腹の中に、赤ちゃんを授かりました。幸せです!結婚します」

 …そうですか。

 記者会見まで、する?事務所に連絡をして、仲間内だけで祝えば良いじゃないか!

 「赤ちゃんを、授かりました。幸せです!結婚します」

 この言い方だと、その女性芸能人は、赤ちゃんができることが結婚だと考えていたことになる。

 こうでもしないと結婚できませんっていう、女優の世界の悩みも、わからなくないけれどさ…。

 「授かり婚で、幸せです!」

 そうですか。

 日本には、妊娠や出産で苦しんでいる人が、たくさんいる。赤ちゃんを授かりたくても、いろいろな理由で、授かれない人がいる。育てられない人だって、いる。

 そういう人は、幸せじゃないっていうことなんですか?

 「会見まで開いて言ってしまったなら、弱い立場の女性たちを苦しめてしまうことになるかもしれない」

 そんなこと、思えなかったんだろうな。

 「私のお腹の中に、赤ちゃんがいるとわかりました。幸せを、授かりました!」

…そうなんでしょうか?

あなたが授かったのは、責任ですよね?違いますか?

その芸能人からは、責任感が、感じられない。

他人の気持ちに寄りそってあげることが、できていたのかな?

 「結婚します!それだけで、良くない??」

 「そうだねえ」

 「幸せの押し売りは、神様だけで良いよ。ねえ、お母さん?」

「そうだねえ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る