第10話

「静かにしないとね」

そそくさと、2人で狭い空間で裸になった。

ネカフェでの、それはドキドキ感と2人で悪いことしているみたいで、なんだか急いでしまう。

パンツがつま先に引っかかりそうになって、引っ張ったら飛んでった。

私が、正常位が好きだからいつも、そうしてくれる。

頭を少し机の下に入れる状態になって、ゆっくり、長くて太いLサイズのエッチな部分が私のにゆっくりズンズン入ってきて、

ずっーとこのままでいたい幸せな時間に。

(このまま時よ止まれ)

と思う。

こんな私に好きな人がいたらダメなんだと思ってる。

でも、こんなに私が、私じゃなくなるくらい癒される人はいないんです。

こんな私だから、ふざけて「私の1番の推しなの」ってそんなに好きじゃない様に、バレないように、嫌われないようにって言ってる。

どんなに歳をとっても、好きな人がいるって素敵でしょ?乙女心がときめいて、それだけで幸せなの。

1度目の結婚のDVから風俗嬢の道に入り、2度目の結婚のDVからAV女優をへてアプリ女王になって、そんな女から、好きと言われても困るよね。

それなら、ずっと時々会ってくれる様に、仲良しの2人でいたいから、その好きは、置いておこう。

また、次の日には他の人に扱われるから。

でも、抱かれるのと扱われるのは私だけが違う気持ちで、心の奥は満たされてるから、それだけで、頑張れる。

多分女性は、初めて会った殿方や、普通の殿方、嫌いな殿方に扱われる時は、心はどこかに置いてある。

それでも出来るのが女。

心を置いたら出来ないのは男。

男の場合、きっとどうしてもいうことを聞かない時の息子がいるはずだから。



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