※『第1話』まで読んだ時点での感想です
沖で遭難し、奇妙な島に漂着してしまった、大学生の男女6名の物語。
ただならぬ事件の香り漂う、現代ものミステリです。
登場人物のリアルタイムな主観を追うのではない、「海岸で拾った手記」という形式がとても印象的。
つまり物語開始時点ですでに事件そのものは過去のものであり、ゆえに手を出せない、というこの薄ら寒い恐怖感。
トロピカル因習アイランドという設定ながら、事件そのものはシリアスっぽいところが好きです。
私の読んだ時点ではまだ第一話のみでしたが、先が気になるお話でした。