第3話 遠い土地から来た仲間
どうも、小さいおじさんです。
この前、西から来たという仲間たちに会いました。
西の妖精である彼女らは私達とは違い人間の少女の姿をしていて鼻が高くて線が細く華やかで神秘さと美しさがあるのですが、よく見るとどこか異様さと不気味さも伴っていました。
これは後から聞いたのですが西の妖精の多くは背中に半透明な羽根が生えた姿で他にも愛らしい子供や少年や少女の姿をしている仲間もいるそうです。
そんな彼女らは突然現れたかと思うと、わたしたちの姿を見るやクスクスと笑い出しました。
私と一緒にいた人間の事に詳しい仲間は膝から崩れ落ちると地に手をつき「なぜ?どうして?」や「妖精と言ったらこれだろ」と何やら呟いたかと思うと「羨ましい〜!」と叫びながらまるでたまにおもちゃ屋で見かける人間の子供のように地面に寝転がってバタバタと暴れていました。
その様子を見ていた私と西から来た彼女たちは視線が合うと、お互いなんだかこの場から逃げ出したいような不思議な気持ちになりました。
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