一茶が生家を真ん中で間仕切りして分けたということを初めてしりました。
似たようなことがあるものだと思い出しました。
友人が仲の良くない弟と親の財産分けで、大きな土地と住まいを分け、その前方を貰いました。
弟は自分の貰い分へ行くには、僅かな横の部分から行かなければならない不利なものでした。
兄弟関係がこじれると、こんなことが起こるんだなぁと、友人の事ながら嫌な気分になりました。
我家を考えてみれば、義父がゼロから起業し大したことはないけれども、財産らしきものが出来ました。けれど後を継いだ夫が奮闘空しく倒産し、何もかも失いました。
義弟や義妹には何も分け与えるものは有りません。支援してくれた大金も返せません。
けれど責める言葉は一切ありませんでした。どれほど有りがたかったことか。
私の実家では分ける財産はありませんでした。お蔭で相続で起きる問題とは無縁でした。
子孫の為に美田を残さずということでしょうが、美田があろうとなかろうと、兄弟関係がものをいうのかも知れないのかな、と私個人の感想です。
主人公さんの気持ちがしみじみと伝わってたまらなくなり、創作と承知ながらもついコメントさせてもらいました。
作者からの返信
拙稿は土地成金の村で起こったエピソードのひとつを取り上げました。
似たような話は周囲でよく聞き、街中の一等地に重文級の洋館のある医家でも、本当に真ん中に仕切りをつける一歩手前まで行ったそうです。($・・)/~~~
テレビの法律家の話では、長いこと沈潜していた人間関係が噴出するとか……。
遺産相続トラブルは僕のような超貧困層には無縁です。それよりも懸念事項は墓と仏壇と法事の問題。遠く離れた故郷にあってコロナ以来三年間お参りしておりません。帰省の旅費さえ工面困難。バチがあたるかもしれないけれど、本当に厄介。墓も仏壇も捨てて自由になりたい。家族も自由にしてあげたい。何とかなりませんかね。
白洲次郎「葬式不要、戒名無用」、石原慎太郎「わが骨は必ず海に散らせ」…あこがれております。
作者からの返信
わたしの住んでいるところは土地成金ばかり。
越して来た当座はマウントされました。(笑)
墓仕舞いする家が増えているようですね。
白洲次郎さんには大賛成。
散骨は……擂ったり撒いたりが大変らしいです。