大腿骨複雑骨折の猫
2022年に多かった猫の交通事故。
病院が少なく、医療が遅れている離島では複雑骨折は予後の悪いものでした。
組織が上手く繋がらず、壊死すれば断脚。
屋外に暮らす地域猫たちは交通事故で怪我をすると何処かに潜んでなかなか出てこない事がよくあります。
そのため手遅れとなる事も少なくありません。
この猫は1週間行方不明になっていました。
【ボランティアHの声】
日曜日からこの子を保護しています。
病院で診断したところ後ろ右足大腿骨複雑骨折との診断で現在手術の予約がいっぱいいっぱいとのことで順番を待っています。
だいぶ前から、この子は保護猫指定地域で凄く、懐っこい性格でみんなに可愛がられていました。
1週間前から姿が見えず、この子と仲良しの猫ちゃんが最近、早朝スピード出しすぎの車に轢かれてしまい、そのこともあり、みんなで心配していたところ、高いフェンスの向こうから、か細く、悲しげに泣き声がするのをご夫婦が見つけて保護して下さいました。
後ろ右足がだらんとしてたちあがれません!
外猫ちゃんは毎日、危険と隣り合わせで懸命に生き抜いています。
劣悪な環境の中、ムカデやヘビ、もの凄い汚い水を飲んだり、そのために体に寄生虫がいたり、だいたいの猫ちゃんは口内炎を発症し、ご飯が食べれなくなっていきます。
それに、1番は猛スピードの車に轢かれ傷を負って、誰にも見つけてもらえず命を終えてしまいます。
手術代は高額な金額になり、私の生活費から支払いをしています。
苦しみから助けてあげたいと心から願っています。
地域猫たちには飼い主がいない為、怪我をした時は餌やりボランティアが医療費を出しています。
このエピソードの猫は島内では治療が困難な為、東京へ空輸して手術となりました。
海の向こうから手を差し伸べてくれたボランティアさんに感謝しています。
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