「銀魂」 空知英秋

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「 涙っつーのはな

流せば辛い気持ちや悲しい気持ちも一緒に洗い流してくれる便利な代物だ


 だがいつか二人も大人になっ  

たら知る


 人生には涙なんかじゃ流せん 

大きな悲しみがある事を

 涙なんかじゃ流しちゃいかん   

大切な痛みがある事を


 だから本当に強い人間ってのは泣きたい時程笑うのさ


 痛みも悲しみも全部抱えて

それでも笑って奴等と一緒に歩いていくのさ 」 

   尾美おびはじめ


 出典:『 銀魂 』 空知英秋 より

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 ジャンプ漫画といえば数々の名作がありますが、その中でもわたしが大好きな漫画の一つに「銀魂」があります。

 

 アニメ化は勿論、実写映画化されて大ヒットしたのも記憶に残っています。

(映画館に観にいきました)

 

 ストーリーは作者の空知さん曰く ”SF人情なんちゃって時代劇コメディ-” だそうです。

 うん、まさにね!


 主人公、坂田銀時さかたぎんときは銀髪天然パーマで大の甘党。普段はちゃらんぽらんで無気力だけど、実は凄腕の侍で元攘夷志士。

 かぶき町(架空の町)で万事屋よろずやを営んでいます。 彼を中心に巻き起こる事件や日常のストーリー。

 万事屋よろずやの仲間である新八しんぱち神楽かぐらをはじめとして、個性的なキャラクター達。 ゲストキャラクターも忘れ難い人物ばかり。


 上で引用した台詞の尾美おびはじめ(オビワン)も忘れ難いキャラの一人です。

  この作者さんの程よく緩い、とぼけた味わいが、時にはドキッとするほど大胆な風刺や下ネタ満載でありながら愛される要因の一つになっている気がしますが、それだけではなくシリアスパートの部分にすごく心を揺さぶられるんです。

 おちゃらけた後の何気ない一言に胸を突かれたりします。

 

 上っ面でない名言も数多いので、もしもアニメは観てるけど……とか、映画は観たけど……そういえば原作は読んだことないなぁという方は是非、ご一読を!!

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