はぁ、あの時、なるべく目立たないようにすれば良かった。
高校三年生になった。
厳密には高校三年生に戻った。
人生やり直せるなら、ぶっちゃけ、幼稚園からやり直したいが、
高校三年生からやり直せただけ儲けものだ。
過去に干渉している時点で、
何か未来が変わってしまうのかも知れない。
今季は目立たないように生きる。
それが私の生き甲斐だ。
目立って得することなどないのだ。
目立つから余分な仕事が渡される。
成績的にもスポーツ的にも
平凡of平凡を目指そう。
まぁ、成績の方はわざと誤答をすれば、大丈夫だが、
問題は運動の方だ。どうしよう。
勉強しないなら、その時間が浮いた分、
運動できるよなぁ。帰ったら散歩程度はするか?
そう思った。
列車通勤の高校三年生が再びはじまった。
転生前の時代なら、
オンライン高校とかあるし、
そもそも通勤・通学の時間とか生産性のせの字もないなぁ
と思いながら、
黒いガラパゴス携帯を片手に、
モバイルゲームをしながら学校に帰っていくのであった。
まーた、あの退屈な授業を聞くのか、
今度は授業の時間を潰す何かを始めないとなぁと、
内心思っているのであった。
リトライ農家-30歳の詰み男が高校生に蘇る- メグルハ @meguruha
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。リトライ農家-30歳の詰み男が高校生に蘇る-の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます