カラスの手記7

         ◆


 なぜ、彼らは僕の世界を壊すのだろう。

 僕は、今まで誰とも深く関わることを避けてきた。

 しかし、彼らは僕の世界に踏み込んで来た。

 知られてしまった。

 彼らは、知ってしまった、僕の闇を。

 きっと、彼らも僕を理解できない。

 僕を理解できる者なんていない。

 

 もう後戻りはできない。

 彼らも、僕と共に堕ちればいい。

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