横臥
体を横たえる事。
読みが『おうが』なんてどこぞの仮面ライダーみたいだ。
「ん?ユメ、どうした?」
部屋に入った尊が目にしたのは、自分のベッドの上でうつ伏せに横たわっている夢乃。
「んー……この冷感マットって気持ちいいなーと思って。」
「あぁ、この前ネットで見て良さそうだから買ったんだよ。」
「普通のシーツだとすぐに温まっちゃって寝苦しくなるんだよねぇ。」
「そうそう……夜中それで目が覚めたら最悪だもん……な。」
うつ伏せになっている夢乃は目を閉じてマットの冷たさを堪能しているようだが、尊はその潰された胸が視界に入ってしまい……
(「おっふ……あれは苦しくないのか?」)
なんて思っていると夢乃がごろんと寝返りを打つ。
潰されていた胸が開放されるが、仰向けになったにも関わらず存分に盛り上がりを見せ付けていた。
「はぁ……やっぱうつ伏せは苦しい……」
(「やっぱ苦しいんだ……」)
「タケもこっちで一緒に寝転がろうよ。」
「ぅえっ!?い、いや、おお俺はいいよ……く、くっついたら暑くなるし……」
「あー、それもそっかぁ。」
夢乃が薄く目を開いて目だけで尊を見る。
「暑くても人肌って何か安心しない?」
(「安心よりも理性がな……」)
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