双丘
『二つの丘』を意味するが、官能小説なんかでは女性の乳房や臀部を表現する時に使われる。
「おぉぅ……」
尊が部屋に入ると、ショートパンツ姿の夢乃が寝そべり両脚を揃えて上げ下げしている所に出くわした。
入口に脚を向けている夢乃。
尊からは夢乃の程良く引き締まった長い脚と床に密着したお尻が見える。
「な、何やってんだ?」
「んぇ?んっ……腹筋をね……っく……鍛えてんのさ……っふ……」
「そ、そうなんだ……(この角度だと見えちゃいけないものが見えそうで……)」
「ふうぅ……」
脚をパタンと床に下ろして止まる夢乃。
と、もう一組の双丘がぽよんと揺れるのが尊の視界に入る。
「あ……」
「え?な、何かな?」
「タケ、今私のおっぱい見たでしょ。」
「ふぁっ!?みみみ見てないよ!?」
「嘘吐いても分かるんだからね。」
「う、嘘なんか吐いて無いって……」
夢乃から目を逸らして狼狽える尊。
ニコニコと言うかニヤニヤしながら目だけ尊に向け、夢乃が口を開く。
「前にも言ったけど、女は胸とお尻にも目が付いてるんだよ。おっぱい好きのタケが見てたのはバレバレなんだよねぇ。」
(だったらお尻をこっちに向けて脚上げてた時に気付いてたんじゃ……)
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