第2話 Round2 攻防の始まり

ある日の朝、ネコちゃんは「ニャーニャー」鳴きながら、僕のベッドに近づいてきた。母親は喫茶店を営んでおり、モーニングの準備で既に家を出ていた。

姉は既に結婚していて家にいない。


そう、この瞬間は、僕とネコちゃんの二人だった。それと今日からネコちゃんの朝ごはんを頼まれていたのを思い出した。


僕は、反射的に時計を見た。『AM7:05』だった。目覚まし時計は7:45にセットしているので多感な高校生の僕には貴重な睡眠タイムだった。ネコちゃんに


「もうちょっと、待っててねえ。後で、、、」と寝ぼけながら言ったが、

ネコちゃんはお構いなく僕の顔前で「ニャーニャー」アピールしだした。


仕方ないので僕は、ネコちゃんを捕まえて無理やり布団の中に押し込んで

「もうちょっと、寝んね、一緒に寝よう。」

ムニャムニャ言ったがネコちゃんは力強く布団の中から這い上がってきた。僕はそれを再度、布団の中にネコちゃんを押し込んだ。 しかし、すぐにネコちゃんは

這い上がってきた。また、僕は押し込んだ。5ターン位やったところで

ネコちゃんは這い上がった後、僕の顔を舐め始めた。流石にここまでされると

僕も根負けし、朝ごはんの準備をした。

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