カクヨム歴２年ぐらいな奴の呟き

2024 5月

第44話 「失敗談」なぜこんなにも長く活動、更新していなかったのか

　どーもお久しぶりです。

　懲りもせず戻って参りました。

　でまあ最近久々に読む系企画とかやってたんですが、その話題はまたいずれ。

　さて、初めて来たという方はともかく、約一年、随分長く創作活動から離れておりました。「何故んなことになったのか」そちらについて少し記そうと思います。

□「本来Webで快適に過ごしたいだけの奴が、高くし過ぎたハードル設定」

　前回、もはや去年のことになりますが、こちらのエッセイで目標や課題を記しました。

「プロット、構想や設定について」「コンテストに参加するなら10万文字書かないと話にならない」などなどですね。

　ええ、これらが原因です。

　いやもう、本当にやらかしたなと猛省するばかり。実際休むきっかけとなったのは体調不良ではありますが、これらはちょっとハードルが高すぎる。

　そもそも私は「Webで快適に過ごしたい」というスタンスの人間です。あまりにも書けない期間が長かったので「ただWebで快適に過ごせればそれでいい」という考えに落ち着いた奴なんです。

　復帰以降目標は達成され、なんとなくいい感じの流れになり、新しいお知り合いも増えました。

　ところがあにはからんや、落とし穴が待ち受けています。何ってカクヨムにしろなろうにしろ、イベントや公募が多いこと多いこと。

　せっかくだしと賑やかし気分で参加したら、公募の一次を二つの作品が通過。

　更にKACや俳句短歌などのイベントもあり、SNS的な側面を持つカクヨムにあてられちょっと張り切ってやってしまいました。

　一方のなろうはというと、ジャンル別日間ではあるもののランキング一位達成。週間も三位に入り、長らく年間ランキングに居座るという怪奇現象が起きてしまいました。

　あれだけ人が来なかった自作に大量の人が訪れるとは……(過去長編は二作品しか発表してないとはいえ)

　そして、そんなちょっとした成功の裏に落とし穴があるーー。

　人間不思議なもので、こうなると更に上を目指したくなります。

　次は最終選考ーー次は10万文字ーー。

　次はネタとしての側面より作品としての完成度を上げたいーー。

　多様な作品を書き上げたいーー。

　……いや無理だろ。

　そもそもロクに書けなかった人間で、復帰して半年も経ってない奴がそんな一足飛びにいけてたまるか！(笑)

　とまあ体調不良とこれらが理由でまた離れてしまいました。

「高すぎるハードルを掲げるのはよくない」

　という、実に分かりやすい罠にしっかり一年浸かっておったのです(笑)

□「楽しみたいからこそ、心理的ハードルを下げる」

　人によって目標は異なりますが、私の場合は楽しめればそれでいい。もし結果が出たらそれも楽しめばいい。上達したい気持ちはありますが「完璧主義」はよろしくない。

　いずれ書きますが、自作を読めば読むほど「課題や粗」が見えてきます。理想と現実のギャップですね。

　戦いに身を投じている書き手さんは日々研鑽を続け、研究に明け暮れ文芸誌に目を通しているでしょう。ラノベ系も同様。

　私は戦いに身を投じる書き手ではありません。

「ただ創作を楽しみたい」「Webで快適に過ごせればいい」という人間にとって、一番厄介なのはモチベーションの低下です。

　試行錯誤しつつ書かないことには話にならない。書き続けないと自分の力量や作風、得手不得手は理解出来ない。

　継続は力なり。

　自分を知りノウハウを掴むには書き続けないと話になりません。

　ただ漫然と書くことを良しとするかはともかく、トライ&エラーは必須。

　ってわけで今回私が得た教訓。

・イベントに振り回されるな。色々考えてくれるのはありがたいけど、付き合ってたらキリがない(笑)

・ちょっと公募通過したからってその気になるな。その気になるなら修羅の道と心得よ！(笑)

・完璧主義は諸刃の剣

・欠点ばかりに目を向けてはならない！

　かつての自分を越えたい、もっといい結果を出したい。そんな当たり前の感情抱きつつ、自分の立ち位置をしっかり把握する。

　書かない書けないと全然楽しくない。

「自分が理想とするレベルに達していない――」

　いやいや、そもそも書けない奴だったろう？

　というか「完成品」を出す必要はない！

　時間かかり過ぎるわ！w

　どういう計画性だ！　労力考えろ！w

　これが私の失敗談。

　もし心当たりがある方は、この失敗を参考にしてみてください。

　参考にならんか？　そうか……頑張ったのに(笑)

　そんな創作に取り憑かれた我々の物語、今後共どうぞよろしく！