第34話 公式に助けてもらおう。不正疑惑に巻き込まれたら。ライトユーザーと課金な話

 今回は最近あったなろう不正関連から見る、とても簡単な話を記す。

 知らない方もいるだろうが、要は「評価を金で買った」とサイトに判断され、当該作品が削除された、というものだ。

 私も詳しくは知らないが、簡単に並べる。


・ランキング掲載を確約。「1000ポイント売ります」という小銭稼ぎをしていた奴がいるらしい(画像しか見てないので真偽不明)

・作者は「不正とは知らなかった」と言っている。こちらはご本人のツイートから確認出来た。

※なろうなら約100アカウントあれば可能。正確には84アカウント


 一応画像は存在していたが、手口としては「複数アカウントで評価を入れランキング掲載確約」というものらしい。

 なんという平凡なやり口。しかし、実際これしか方法がない。

 一つのアカウントで1000ポイントばらまく方法は存在しない。

 また、正規の手法で「複数アカウントを取得する」方法があったとて、なろう側は「ランキングに影響を及ぼす不正はアウト」と、いつも言っている。


□宣伝は宣伝。評価は評価。真偽不明をどうする?

 宣伝の為、外部で金銭の授受含めたやり取りがあったとしよう。

 なろう内部には一切関係がない、ただの外部代理広告の話と捉えて欲しい。

 SNSやらで宣伝しまくるという小銭稼ぎなビジネスなどなんでもいい。

 これは対処しようがない。

「宣伝」を取り締まるとはどういう理屈か(笑)

 サイト管理外の話なので、まず知ったことではない。

 サイト外宣伝特化は、サイトにも他ユーザーにも関係ない。あると言えばあるが「よくもまあ頑張るねえ」と、やはり知ったことではない。


 問題は内部での話となる。

 評価はランキングに影響を及ぼすので、これを売買したり確約したら問題となる。

 そしてサイト外部でのやり取り等が暴露されたとしよう。

 問題はここからだ。


 その真偽をどうやって確認するのか。

「もはや言い逃れしようがないケース」というものは、まずBANされる。今回は当該作品の削除だったけれど。

 理解出来る話で、ある程度幅を持たせないと以下のケースなどで困る。


 繰り返すが確認出来ないものだ。

 もうなんか警察の捜査みたいだが、告発はあったがその告発がどうも怪しいケース。

 証拠もあやふやで、さっぱり分からんということも想定される。

 偽の証拠づくりなんぞいくらでも出来る。


 結果「不正疑惑をつくり上げる」という、問題点が浮かび上がる。

 ここまでいくと笑えない話ではあるが、普通にサイト側の判断となるだろう。


□前にも書いた、アカウント停止の虚偽も含めた告発。公式との話し合い

 サイト側はログを持っている。

「怪しいアカウント」のログから「こいつはダメだな」「これは複数アカウントだな」などと判断し、警告から停止となる。


 つまり、でっち上げの不正疑惑に巻き込まれたら公式と話し合い、むしろ「何が起きているか教えてもらう」など、助けてもらわないといけない。


「狙い打ちされたアカウント及び作品」


 を守ってもらうしかない。

「大量の不正評価が自作に入る」という現象が起きても、ユーザーはそれが不正か否かさっぱり分からない。

 カクヨムは情報へのアクセスがしやすいシステムだが、それでもこの手の話は面倒だ。


 ちなみに言っておくが、一時的に露出が増えるのでこれに巻き込まれたら作品は有名になる。

 なんか炎上商法みたいだが、特に気にすることはない。

 あなたが巻き込まれても、別にあなたが燃やしたわけじゃない。

 つまり「露出増やしてくれてありがとう」というぐらい、余裕を持って欲しい。

 公式に「さっさと不正アカウント停止して下さい」と、急かすかはともかく、不正に入った評価を剥がしてもらうようお願いする。

 なろうは恐らく普通に剥がす。アカウント停止したら剥がれるはずだ。

 今までもこれからも、そうするだろう。

 かなり古い話は「サイト立ち上げ時の混乱期」なので、たぶん放置してるだろうけど。


□言い訳はするが戦わないユーザー達

 大体この手のアカウント停止関連の話題、ユーザー側は戦わない。

 もし私がなんかよく分からない理由でBANされたら、大暴れではすまない。

 そもそもこちらは「品はなくとも不正はしていないネタ系ユーザー」である。

 誰だ「確かにこいつは品がない」と納得した不逞の輩は(笑)

 品がなくて悪かったな!w


 皆さんなんとなく想像はつくだろうが、私ならあらゆる場所でネタにしまくることは間違いない。

 そもそもエッセイで勧誘されているのだから、エッセイ自体に需要があるのだ。

 色々なサイトの公式中の人に「明け透けな姿勢」を買う人がいるのは間違いない。

 私が勧誘されてんだから事実である(笑)


 そしてやはり、このアカウント停止関連、なぜか「ユーザー側が戦った」という話を聞かない。

 私が存じ上げないだけで恐らくあるとは思う。

 しかしあまり目にしないのは「何かしら身に覚えがある」からだろう。

 微妙なラインを越えてしまい、受け入れることが多いんだと思う。


□ライトユーザーの悲哀

 我々ライトユーザーは面倒くさがりな人が多い。

 面倒くさがりでないなら、ミドルユーザーにクラスチェンジしているはずだ。

 なぜ我々がライトユーザーなのかと言えば、ミドルユーザーになる気がないからだ。

 サイトの仕組みとかランキング攻略とか、そりゃまあなんとなくは把握している。

 公式トップページすら見ないのがライトユーザーだが、カクヨムだとログアウトすると強制的に飛ばされる。無念である(笑)


 スコア稼ぐ為の不正とかアカウント停止関連は、このようなライトユーザーには全く関係ない話だ。

 数字やサイトに囚われて苦労するのは、あなた自身である。

 そして喜ぶのもあなただ。


 しかし、毎日五桁のPV稼いでもスコアが1000辺りな作品とか、一体どうなってんだ。俺は笑えないぞ(笑)

 2000ポイントだろうが変わらない。

 毎日五桁のアクセス稼ぐなら、せめて万のポイント寄越せ(笑)

 私ならそんな作品さっさと終わらせる。

 腕を磨く時間が奪われるだけで、全く利がない。


 読者や読み手ユーザーと向き合うのは大切だろう。

 だが忘れてはならない。

 以前このエッセイにも記したが、


「最初の想定読者は自分である」


 この原則を忘れたら、あなたは道具に成り下がる。

 無論「大喜利大会の達人」にも意味はある。

 ただしそれは、お金になるならだ。


 私の価値観を押し付けたりはしない。

 道具とて立派だと思うなら頑張って欲しい。

 この観点で言えば、私は「読者の願望を充足させることが出来ない未熟な道具」ということになる。


 だが道具は使いこなすものだ。

 自己定義はまさしく自ら行うものと言える。

 ネタエッセイネタレビューな私は、既に自己定義を終えている。また日々更新されるだろう。

 核はどこまでもお笑いを探究する者、という程度ではあるが。

「読者に気づかされる」ということは普通にある。無知の知を自覚していれば当たり前の話だ。交流から得られるものは多い。


□ライトユーザーだけど課金しようかな

 様々な人達が工夫し、模索し足掻きながら活動している。

 私はアカウント登録歴だけは長い。なろうはもう10年を過ぎた。

 なんとなく色々見守ってきた結果、どんな話題も大して何も感じなくなった。

 アカウント停止を気の毒に思いつつ、なぜ反論しないのか不思議に思うのにも慣れてしまった。

 一つあるとすれば、カクヨムは課金出来る。

 プレミアムなんたらで有料ユーザーになれるのだ。

 そうすれば一応客なので、公式に前ステしまくるハードルも下がる(笑)

 公式にネタレビュー書く心理的ハードルも下がる(笑)


 私自身カクヨムの有料登録を考えている。

 僅かな額ではあるが、とても使いやすい小説投稿サイトなSNSなのでいっそ、という感じだ。

 問い合わせもしやすくなる気がしないでもない(笑)

 なろうはとことん無料なので特段求めるものもなく、また求められても困る。

 ま、ライトユーザーは何も求めないとは思うけれど。


 では今回はこれぐらいにしておく。またな!

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