第14話 ユーザーさんが消えた。なるほどそういう意味だったのか。星爆撃の危険性

 こんばんは。さて、前回の続きになります。

 確かRT企画参加者さん……違うか。とにかくフォロワーさんが一人アカウント停止措置となりました。

 前回記した通り公式さんから「読まずに星つけたね。いついつまでに活動内容を改善して下さい」という警告が届き、そこから停止措置となったようです。

 私の作品から感想とハートが消えていて、初めて気づきました。

 なんでアカウント停止になったのか、ちょっと考えてみます。


□警告内容が示唆していたもの。星爆撃はダメだ

 私は当事者ではありません。また、フォロワーさんの活動内容も正直把握していません。公式に問い合わせてもいません。

 これから記すのは、ご本人が記していた公式の警告内容からの推測となります。

 警告内容は先に記した通り。

 つまり「読まずに評価を付けた疑いがある」というものと思われます。

 前回これを機械的に判断したのだろうと記しました。

 しかし恐らく、フォロワーさん含め全員勘違いしていた。カクヨム公式さんがこだわったのは、


「読まずに星付けましたね」


 という一点と思われます。

 ご本人も、


「読んだけどなあ。までも、じゃあこれからはちゃんと感想も付けて、星とかレビュー付けていきます。ただ読みはしたくない」

 

 ってな話を、近況ノートに記していました。

 フォロワーさんの多くも、


「私は読んでもらって、感想ももらってるから大丈夫でしょう」


 と、記していました。

 私も「ああそうなんだ。みんな俺より詳しいからそうなんだろう」と、普通に楽観してました。

 実際ご本人さんは以降、積極的にレビューを記し、通知欄によく表示されていました。

 私も感想いただき、頑張ってるなと感じていたものです。警告報告以前にも感想もらってますし。


 だけど違った。カクヨム公式さんが言いたいのは、恐らくたった一つの現実でした。


「読まずに付けた星を削除しなさい」


 というものです。

 実際の公式の意図は分かりません。

 恐らくそうだ、というご本人の推測です。私もそう思います。

 機械的な判断、および目視での確認で公式からはどうしても改善して欲しい点があったものと思われます。


 それが「読まずに星付けましたね」です。

 ただし警告にはそう記していなかった。

 ご本人によると「期間までに活動を改善して下さい」との警告だった。


 なぜカクヨム公式さんが「星を削除して下さい」と記せなかったかは、なんとなく分かります。

 公式な立場から、アカウント停止の明確な判断基準を表には出せない。

 そして恐らく「言わずとも分かるだろう。機械的にも、目視でも判断するからね」という、ある種当たり前過ぎることは記せなかった。

 具体的に、


「これこれこうして下さい。この作品の星剥がして削除して下さい」


 とは、公式さんからは言えない。

 これをみんな勘違いしていたのではないか、と私は思うわけです。


□ではどうすれば良かったか

 一番はまず公式への問い合わせと思われます。

 恐らく定型文での応答となるでしょうが、粘れば何かしら方向性を示してくれたかもしれない。

 何せ肝心の星は恐らく残っています。

 私のネタエッセイ「ライトユーザーから見たらぐちゃぐちゃだ!」は、評価人数が一致しない。星だけ残っている状態。

 そして、


「未だにフォローユーザーさんとして表示されているんですから」


 私が思うに「今からでも問い合わせしていいのでは?」と思うぐらいです。


 では問い合わせ以外なら実際何が出来たか。

 まさに先に記した通り、


「疑いのある星を削除、取り消していく」


 ということです。

 この際「ログインせずに読みました」などと言わず、とにかく星を削除する。


 ですがそれは、やはり運営さんは言えないし、ユーザー心理としても抵抗はあるでしょう。

 しかし恐らく、私が知る範囲ならこれしかないと思われます。

 間違いかもしれません。

 無駄かもしれない。

 初めからアカウント停止前提だったのかもしれない。

 それでも、警告以降活発に活動した結果は停止でした。


□可視化されたシステムとコンテスト

 カクヨムはSNSである、と何度も記してきました。

 ユーザーは利便性を提供してもらい、サイトは情報を管理把握しています。

 お陰で何作品を何文字読んだかまで分かるのですから、ユーザーにとってこんなありがたいことはない。


 一方カクヨムコン長編部門はランキング前提のシステムとなっていました。

 しかし評価が低くても普通に中間選考突破、という作品が存在するので、


「完全読者選考」


 ではない、という現実は皆さんもう知っているかもしれません。

 ですがとにかくランキング攻略。

 この為に編み出されたのが悪名高いか否かはともかく「星爆撃」です。

 ちゃんと読んだならともかく、読まずに評価を付け、お返しを貰う。露出も増えるでしょう。

 一部「星つけた後で返して貰ったら剥がす」という、実に手段を選ばない人もいたとかいないとか(笑)

 すいません、Twitterなどで見かけただけなので真偽は不明です。


 まああってもおかしくないけど、知らないので私には分かりません。

 けれどなんというか、こういうことがあって色々巻き込まれたのかもしれません。


 なんにせよ、コンテストとシステムの悲哀を感じさせる出来事な気がします。

 警告がきた、というご本人さんの近況ノートに、アカウント停止関連の他の話が上がっていたので、結構数はあるのでしょう。

 Twitterなどで検索したら出てきそうです。


□最後に。SNSとの向き合い方は人それぞれ

 カクヨムはサイト本体自体で完結出来るぐらい、SNSとして設計されています。

 Twitterぐらいはあった方がいいでしょうが、かなり親切便利な設計。

 SNSですからフォロワーさんが増えれば通知も多く、そして自作へのアクセスへと繋がる。


 よし、だったらフォロワーさん増やすために色々やるぞーって、今の私はならない。

 無理だ……時間が足りないし、SNS的な交流より腕を磨きたい。単にデータが確認出来ることがありがた過ぎる。

 以前も記しましたが、


「読み合いは辛い」


 ので、カクヨムの読み合い自主企画には参加していません。

 そもそも読むか否かは、皆さん自由にされていると思います。

 創作仲間との繋がりは有意義だと私も思います。

 ただし私は一定レベルを求めるし、方向性も求めます。

 悪く言えば狭量な雑食野郎(笑)


 読む系企画は、そんな私の視野を広げてくれます。

 多彩な作品、斬新な作品と出会える機会であり、ライトユーザーを微力ながら応援出来る貴重な企画です。


 私は一人のなろうカクヨム読む系企画者として、ただ読むだけでいいんです。自由気ままに活動し、皆さんの作品を楽しんでいます。

 これからも親しくして下さる方と、のんびり活動していきます。


 そして一つ、最後に記します。

 私は自作で一人のフォロワーさんに、警告を出しました。


「あなた毎回毎回、読まずにハートと評価付けてませんか」


 と。たまたま一分以内のハート連打からの評価を目にして、それが繰り返されました(笑)

 ハートいいねの時間だって確認出来るんですよ。記録されるから。他のユーザーさんも確認出来る。

 なろうで読んだ可能性があるから、調べるとなれば大変。

 だけど、たぶんやめた方がいい。

 評価数、作品フォロー数、ユーザーフォロー数でどんな人か大体分かります。めちゃくちゃ多い。

 誰の作品にいつ評価したか、全部分かるし。


 確かに一つのカクヨム攻略でしょう。

 こうしていたら、恐らく今回話題に上げた方のアカウント停止はなかったかもしれない。

 もしくは次は、あなたかもしれない。


 ライトユーザーを侮るなかれ。

 そしてライトユーザーな皆さん、侮られてはならない。

 ライトユーザーに限らず、誰かを標的に、


「感想やハート、評価やフォローをばらまく輩」


 がいるかもしれない。いえ、います(笑)

 特にライトユーザーは標的になりやすい。

 なぜならシステムを理解せず、作品への反応に飢えているから。

 痛いこと言いましたが、これがライトユーザーの立場です。


 星もらって損はありません。

 ですが、データの信頼性は揺らぎます。

 カクヨムの難しいところは、SNSのフォロー爆撃的な手法です。


 星爆撃に限らない。

 作品へのフォロー、ユーザーフォロー爆撃が含まれます。

 

 実にSNS。Twitterと変わらない。情報の可視化による、負の側面ですね。

 ライトユーザーな皆さんぜひ、気の合うユーザーさんと交流して下さい。

 本気な人は、どうか規約を守って活発に活動して下さい。


 つい先日、初めてカクヨム公式アカウントの存在を知ったライトユーザーの言葉です(笑)


 SNS的な面はなろうにもあります。ちょっと古いつくりですが、慣れた方にはそちらのが気楽でしょう。活動報告にコメントいっぱいついてます。


「カクヨム、なろう共に普通にSNSしてるだけなのに、まるで悪意あるように言いやがって! このSNS弱者が!」


 と言われたら、返す言葉は一応あります(笑)

 でも言いません。

 皆さんが普通にSNS的な活動していることは、ライトユーザーなりに知っています。

 残念ながら、なんでも悪目立ちするって話です。

 今回は負の側面に光を当てただけの話ですから、どうか誤解なきようお願いします。ま、正直ここはみんな好きに活動すればいいだけの話なので、規約さえ守れば自由です。

 

 今回アカウントが停止された方は、なろうの実情について実に的確に指摘し、ライトユーザーな私の思考を敷衍させて下さいました。

 やはりそうだったか……と、感想欄で話していました。

 親しくはありませんが、今後については前向きに活動されるようです。

 私はSNS上での付き合いがよくない人間ですが、このブログなエッセイはなろうにも掲載します。

 SNSなりでまたランキングがあーだこーだと、話す機会があるかもしれません。気を取り直して、ゆっくり活動など考えて欲しいと願うばかりです。


 さて、次回はコンテストの話でもまったりさせて下さい。

 ではでは。


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