第24話 楽しいダンジョン運営②
我は、ダンジョンマスター
ダンジョンを支配する王だ。
我は今、帰還したコボルトから話を聞き
これからの事を考えていた。
◇
コボルトから大体の外の話は聞いた。
「ふん、人間どもめ……。」
コボルトは、人間の冒険者にやられ生け捕りにされた。
それから、生かされながら
王都という所には、冒険者ギルドと言うものがあり様々な冒険者達が魔物達を殺しているという。
それほど、大規模な組織があるのであれば今の我は力不足であることは間違いない。
「ぐぬぬっ、己ぇ人間め……。徒党を組みよって……。」
目には目を歯には歯をという、ことわざというものに習うとするか
我は怒りを抑えきれなかったが、と同時に歓喜していた。
「やられたら、やり返して良い。道理ではないか……。」
「コボルトよ、貴様もそう思うだろう?」
「アルジサマノイウトオリデゴザイマス。」
片言だがしっぽの振りようから喜んでいるのが分かる。
大体の事は、頭に手を触れコボルトの記憶から読み取ったので
情報収集としては困らなかったが、もっと喋れる部下が欲しいものだ。
方針が決まった。王都から離れた村がいくつか点在しているようので
どこか、適当に選んで門を開けよう。
「ふふっ、凶と出るか吉とでるか……。」
我はワクワクしながら、ダンジョンの入り口を開いた。
◇
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