第8話 竜の魔女、ルイーズ

 この館の仕事にも慣れて、館にいる7人の魔女とも仲良くなったころ、庭でお茶会を開くことになった。

 ヘイリーが飾りつけをして、マリッサが涼しくしてくれ、アリスがお茶を淹れて、クロエがサラダを作って、リリーがテントの準備をして、イネスが皆のドレスを準備して、エマはハンモックで眠っている。

 おめかししたみんなはとてもかわいらしかった。僕の分のスーツもしつらえてくれた。

 だが、ドレスが一着余っている。

「このドレスは予備?」

「ああ、それは」

 ヘイリーが答える。

「ほら来た。お姉ちゃんのだよ」

 突如、ものすごい風が庭に吹き荒れた。白いテントは倒れ、ティーカップがひっくり返る。

「「「「「「「お姉ちゃん」」」」」」」

 駆け寄る魔女たち。ドラゴンに乗って降りてきたのはおさげの髪の女の子だった。

「やあやあ妹たち。元気だったかな?」

 そう、魔女は全部で8人。そして姉妹だった。

「私はここで一番豪快な竜の魔女、ルイーズさ」

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魔女がいっぱい あさの @asanopanfuwa

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