第4話 ネットショップ


 部屋に到着。


 部屋は凄くシンプルで端に机と椅子とその隣にベットがある。ベットはわらのベットだった。ふかふかのお布団で寝たいなぁ…


「ソラもふかふかの毛布がいいよね~」と話しかけると「ワフッ」と返事してくれた。うちの子は世界一かわいい…


 藁のベットに腰掛けて少ししか見れてなかったネットショップの内容を確認することにした。


 メニューはカテゴリー別に分けられて画面はこんな感じ。


     『ネットショップ』

           藤宮 天音 Lv1

         HP : 100    MP : 10000

         ATK : 8    DEF : 5

         MAT : 2000  MDF : 5000

         SPD : 9    LUK : 25



 [食料品] [飲料類] [お酒類]


 [調味料] [日用品] [医療品]


 [美容品] [娯楽品] [衣類品]


 [???] [???] [???]


 下にあるハテナはなんだろう…


 上に自分のレベルとステータスが書いてあるから、レベルが上がるとハテナが開放されるのかな?


 メニューの下の欄に銀行と書いてあったので開いたら、貯金から引き落とせるとあったので取り出すとアイテムボックスにお金が入っていた。


 しかも、こちらのお金に変換してくれているので、貨幣価値についても大体把握できた。



 小銅貨1枚 = 1円


 銅貨1枚  = 10円


 小銀貨1枚 = 100円


 銀貨1枚  = 1,000円


 小金貨1枚 = 10,000円


 金貨1枚  = 100,000円


 10万以上は今の所持金だと足りないから見る機会があれば見よう…


 とりあえず、グレイさんにお借りした銀貨5枚とソフィーさんが宿泊費用を払ってくれてる分を引き出して…そういえば、宿泊費用払ってもらったのはいいけど食事も出るのかな…?


 ソフィーさんに聞いて晩ごはんがないなら、ネットショップで買ってお礼に渡そう。




 ソフィーさんの部屋前に着いて深呼吸をして気合十分でノックをすると、ソフィーさんが「はーい」と出てきてくれた。


「あ、あの!ここってご飯は付いてるんでしょうか!」


 待って、これだとただの食いしん坊だ!!ど、どうしよう、とりあえず弁明を…!


「ふふっ、残念ですがここは食事付きではありませんよ。お腹が空いているのであれば、お昼に食べたものですが干し肉とパンいりますか?」


「お腹は空いてるんですけど…そ、そうじゃなくて!私が食事を用意するのでもらっていただけないですか!お、お礼をしたくて…」


「それならご相伴しょうばんに預からせていただきますね。グレイも呼んでも大丈夫ですか?」


「は、はい!大丈夫です!部屋で準備してきますね!」と言って部屋に戻った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る