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  • 第2話 3月11日~への応援コメント

    続編から読んでしまったみたいで、おもしろいって言ったら不謹慎かもしれないけど、この話は続きが読みたくなる。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。
    シリーズものですが、単独でも読めるように書いているつもりですが、私のコレクションの【小説家 千坂亮治関連小説】の西暦順に読んでいただければ、全体が見えやすいと思います。
    〝Nのゆりかご〟は懸賞に応募する都合で年号を外しています。
    お時間のある時に、ぼちぼちと読んでいただけたら嬉しいです。

  • 第2話 3月11日~への応援コメント


    シリーズの新作を書き続けていらっしゃるので、改めて一作目から読み直そうと拝読しました。
    これの本編にあたる作品もまだ読んでおりませんが、単独で充分奥まで入っていける作品世界だと思いました。

    あれからもう十二年ですか。こういう形で振り返ってみると、感慨深いものがありますね。この主人公の姿は、あの一連の出来事に呆然とし、己の無力を噛み締めた我々一人ひとりの姿そのものだと思います。
    モデルがモデルだけに、不謹慎なことは書きにくいですが、「かくてここに一人の作家が誕生した」というオチの持って行き方はドラマティックでいいですね。定番と言えばそれまでながら、こういう社会と個人との関わり方、世の中の悲喜こもごもを人生の再出発にするという形は、フィクションにおける救いの一つだと思います。

    社会派の独立短編としても、とても深い味の出ている作品ですが、普通に文芸短編として見ても、真摯な創作姿勢を感じました。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。

    震災当時、私は関西に住んでいました。ちょうど有給を取っていて、リアルタイムで津波に呆然としておりました。

    原発事故時、実家のある地域の放送局からの中継で、放射線量が報じられると、東京のスタジオの科学者が非難レベルだと驚いたのですが、避難命令は出ませんでした。

    それ以来、政府にもメディアにも、科学者に対しても不信を覚えています。(政治家に対してはそれ以前からそうですが)

    両親は、政府・自治体の指示を守り、窓を閉め切って家の中でじっと過ごしていました。私は会社を辞めて実家に戻りました。我が家の除染が行われたのは、それから1年以上も経ってからです。

    我が家の駐車場の庭には大きなフレコンバッグが10袋ほど埋められました。『正義はシヴァの眼差しの前に ――エンドレスゲーム――』のなか、主人公が冥界で見るフレコンバックです。

    そうした状況にモヤモヤして小説を書き続けているわけです。笑ってやってください。

    今後ともご贔屓に、よろしくお願いします。

  • 第2話 3月11日~への応援コメント

    胸が潰れそうな思いで拝読しました。
    津波の様子はテレビで見ただけなのですが、当時の日本を包んでいた空気感を色濃く覚えています。
    「生き残ってしまった」立場で、前を向くのも苦しいでしょうね。
    ボールペンが、汐織さんとその家族の存在の証明のように思えました。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。

    津波は予想を超えて恐ろしいものでしたね。今でもあの映像を見ると背中がざわざわします。
    その後の原発事故。我が家は避難区域には入りませんでしたが、行政から、窓を開けるな、換気扇を回すな、といった指示がありました。結果、1年後、換気扇は油で回らなくなっていて交換するはめに……。トホホといった状態です。

    千坂亮治のシリーズは、もっぱら原発にかかわる問題意識をSF小説にしたものです。

    引き続き読んでいただけたら嬉しいです。

  • 第1話 3月10日への応援コメント

    『静』で見せた歴史認識の鋭さが、現代の時事的問題にまで及び、その守備範囲の広さに感嘆です。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます。

    褒めていただき恐縮です。私の知識など書物とテレビ、インターネットからの雑学ですから。
    ただ、社会のこと、人間のこと、生き物や宇宙のことにいたるまで、様々な方面に関心があります。

    これからも作品を発表していきますので、長く御贔屓によろしくお願いします。