この小説は幽霊ものでもサイコパスものでもない。お爺さんが復讐をしたい理由には少なからず同情出来る。しかし、このラストはなんだ。何故にこれほどぞわぞわする?お爺さんが捨て去った違和感。その時際立った現実に、肌が粟立つほど恐怖を感じた。