3、そして逃げ道を塞ぐ
ここまできてようやく気になった自分のレベル。
一度気になりだすと、めっちゃ気になる。
そしたらもう、試してみるしかない。出すしかない。
そんなわけで書き上げたのが『彷徨える黒き羊に憐れみを』。
無事書いた。そして出した。
結果が出るまで間がある。
さあ、次。何しよう?
こうなってくると、公募も気になってくる。
ここでいくら考えても答えは出ない。
よし、とりあえずいっちょ出してみよう。
ちょうど締め切りと文字数の塩梅がいい新人賞を見付けた。レーベル的にもとても好き。宝石商いいよね。
書いた。出した。
公募作、書くの楽しい。
レーベルのカラーとか考えて設定とか組み上げるのとても楽しい。
コンテストで、お題があるのも楽しい。
縛りプレイ、いいね!
ちなみにこの時点で、渾身の異世界ファンタジーについては三部作構成のうち一部を書き上げた状態で公開し放置している(笑)。
大丈夫。続きはちゃんとそのうち書くつもりです。
それはそれとして、カクヨム生活。
そこそこ感想が貰える。レビューが貰える。
書きたいものを書いてても、ちゃんと楽しい。
カクヨム自体がどんどん楽しくなってきました。
何よりも、小説を書くのが楽しい。
やっぱり、カクヨムの楽しみ方は、私にはこれくらいが合っているのです。
読まれるための宣伝とか、がっつりやるのは楽しくない。性に合わん。
読みたい話を読んで、書きたいレビューを書く。
それ以上をやろうとすると半年後にはめんどくさくなってフェードアウトだ。
しかし、そんな100%趣味では副収入は得られない。
もちろん対価を得ようと思えばある程度やりたくないこともやります。やりたいかやりたくないか、から、やるかやらないか、という思考にシフトする気はちゃんとある。
私は自分の主軸を、現在の仕事に置く気が既に微塵もない。
軽ーく働いて固定賃金を得、楽しい副業で副収入を得て家計を盤石にすると共に、自分の人生に保険をかけておきたい。
あと老後は半年に一回程度、「星のや」と「ミラコスタ」に交互で宿泊できる人になりたい。
何か一つに寄りかかって生きることの危うさが身に沁み過ぎたからとはいえ、舐めくさった考え方ですね。あと煩悩がすごい。
けれどまあ本音です。文字に起こすと我ながら酷いな(笑)。
カクヨムで副収入が無理なら、次の手を考えよう。
……公募で商業デビュー、ってどうなんだろう。
これについて、私は意識的に考えるのを避けてた節があります。
まあ、自分のレベルがわからん、って言うのもあるし、単純に自信がない。
力試し的に公募には出してみたけど、正直賞取れるなんてことはほんのちょっとしか期待してない。ちょっとぐらいはもちろんしてる。
例えば応募総数500の新人賞、500人の中で一番自分が売れそうな小説を書けるか。一番光れるか。500人全員蹴落として私が頂点に立つ、それぐらいの気概が持てるか。
……ど、どうかな……そもそも自分の書いたものがどの程度のものかすらまったくわからんのだけど……。
ただ折よく、ここで推しメンコンテストで中間選考を突破して最終選考に残りました。
この上ない後押しです。
どうやら、最終選考に残る程度には書けてるっぽい。で、あれば、だ。
そして、私はここで完全に意を決した。
先の公募作、作品自体はそれなりに良い物が書けた気がするけど、あらすじがダメ過ぎる。
コンペで言えばゴミのような趣意書、あるいはクソみたいな企画書を添えて出した状態。全然喋れてないプレゼンかましたも同然。
全然なってない。やる気ある?
コンペ取るなら趣意書とプレゼン力入れないでどうするバーロー。
ですが、いいでしょう。
公募、ちょうど楽しくなってきたところです。
次は力試しなんてぬるいことは言わん。取りに行く。
その賞、賞金、出版権利、担当編集、私が全て貰い受ける!
(このあたりまでで複数回、あまりに大口叩く自分にちょっと吐きそうになったりしている)
ところで、仕事で自分の意見を通す時、大事なのって何か分かります?
「自信」です。
自信ない人の発言て、説得力減なんですよ。
多少無理矢理でもハリボテでも、ドヤ顔で自信ありますみたいなツラで言い切ってゴリ押して説得力を上乗せするぐらい強さがないと生き残れません。
ハッタリでも何でもかましてナンボです。
ついでに、自信を支えるのは入念な準備。
入念な準備を行なった上での自信、根拠のあるその自信が発言に説得力を上乗せするのです。
覚えておくとよいと思います。
まあそんなわけで、やや根拠の薄いハリボテな自信を抱えて、私はここに宣言します。
小説家に、私はなる!
私はこれまで、仕事をごりごりにやってきました。
途中で折れたけどそれでも、それまでの経験を、絶対無駄になんてしない。
挫折を味わい、生きるのを止めたいと思いました。それを、最高のモノローグへと昇華させてやろうじゃないか。
経験を経た今だからこそ、書けるものがある。
ただ折れて、ただ挫折しただけなんて、そんなの絶対認めない。そんなところで終わったりなんて絶対しない。
私が目指すのはこれからも「自分が到達できる一番高いところ」です。
それ以外許さない。
とはいえ、すぐぐんにゃりしてしまう私なので、こんなところで決意表明してるわけです。
基本カッコつけでもあるので、後に引けない状態を作りたかった、ということで。
最後ちょっと情けないですが、そこは大目に見てやってください。
とりあえず自分に与える猶予は二年。
2023年、可能な限り公募あるいはコンテストに出します。
そしてこの一年間である程度の成果を出すものとする。無理なら二年目はない。
以上。
ここまでお付き合い、ありがとうございました!
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