あとがき「集合写真」~貝猫アコヤと映画撮影陣~

冒険劇団の端っこあたりのシーン

「集合写真」~貝猫アコヤと映画撮影陣~


ナガト「あなたはだあれ?」

黒真珠の子「ペロッ!わたし?わたしはアコヤ!貝猫のアコヤ!」


アコヤとは結局なんなのかわかりませんでしが、もしかすると、この世界と異なる世界の垣根を壊す存在なのかもしれません

明確にそれを表さない方が良い存在なのかもしれないです、この世にいるのかいないかもわからないです


ナガト「へえ~アコヤちゃんっていうんだ!」

アコヤ「ペロッ、ふふっ!ペロペロペロペロ…」


ナガト「おいしい?」


アコヤ「うん!」


カチューシャ「私たちは何を見せられてるのでしょうか…」

岸田「腕も手のひらもペロペロペロペロ…なんか犬みたいな子だな」

ツキタ監督「でも視線が離せない独特な演技です」


アコヤ「また会えたねお姉さん」


ナガト「え?また会えた!?またってことは、うーん…あっ、昨日アズキソーダを買ってくれた子だ!?」


アコヤ「そうだよ」


ナガト「全然違う服を着てたから、お姉さんわかんなかったな…ごめんね」


アコヤ「私もごめんね」


ナガト「え?」


アコヤ「昨日、勝手に帰っちゃったから、あのあとずっと一人でアイスクリーム売ってたんだよね…?」


ナガト「ううん!気にしないでアコヤちゃん、今はね?お姉さんにはたっくさんの仲間がいるの!ほらきて!」


アコヤ「なかま?」


ナガト「ほら早く早く!」

金之助「え?おれら?出番?」

カズヒロ「あれ?聞いてないよね?」

ハルコ「うん知らない、なんだろね」

ヨウタ「新しい仲間が来たってことだろ」

パー子「なんじゃ?さっさといかんかおぬし」

アヅマ「えええ!?私たち裏方じゃないんですかぁ!?」

岸田「楽しそうだから僕も行こうっと…」

ツキタ監督「ちょっと撮影中ですよ!みなさん待ってください!」

カチューシャ「スタッフのみなさん、新しいメンバーがクランクインしたらしいです!」


ナガト「じゃーん!この子は私の妹です!みんなよろしく!」

アコヤ「ふふっ」✌️


カシャッ


たぶん、このワンシーンは映画館では見れないですが、私にとっては最高のシーンかもしれないです

おわり

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第二章 冒険劇団【ながやまこはる×映画撮影クルーの転生モノ】 長山春子 @mtkiki

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