第11話若葉と学校の七不思議
<その日の夜>
「よーし、皆集まったか?」
「はーい」
この中には、若葉と柚羽もいる
「でも、どうやって入るんですか?」
「窓を、開けておいた、そこから入る」
部長は学校の、一階の窓の鍵を、開けておいたらしい、ばれたらヤバそうだ
「部長入りましょう」
「そうだな」
私達は、窓から学校にはいった
「ふいんきあるな」
窓の先の部屋は、空き教室だった
「何から回ります?」
「音楽室からにしよう」
音楽室の噂は、ピアノが誰もいないのに鳴ると言う物
音楽室は3階
「柚羽ちゃん、そう言えば七不思議を全部回ると呪われるとか聞いたことあるんだけど大丈夫かな」
「多分大丈夫でしょ」
話をしているうちに、3階へ続く階段を登りきった
その瞬間遠くの方からピアノの音がすることに、きずく
それは、他の皆も同様のようだ
「この音って」
最初に、音の事を口にしたのは、柚羽だった
柚羽や他のメンバーは誰一人それ以上進もうとは、しなかった
ただ一人を除いて
「皆どうした!行くぞ!」
部長は我先にと言わんばかりに、小走りに音楽室へ向かう
若葉も刀を取り出す準備をし、後に続く
(出来れば皆の前で刀は出したくはない)
そんな事を思いながら、小走りで歩く
そして、音楽室に着いた
柚羽や他のメンバーも
「開けるぞ」
部長はそう問いかける
「は、はい」
ガラガラガラ
扉を開け中を見渡す
そこには妖怪の気配と、ピアノの鍵盤が独りでに、音楽を奏でていた
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