第4話 傷付いた明那

オレは……その日の夜。

明那あきなへスマホから電話を入れた。


『宮本ですが明那あきなさん居ますか??』


『宮本君ねぇ?分かったわよ。少し待ってね。』



保留中にエリーゼのためにが……オレの決意を揺るがした。


が……奮い立たせながらも、

情はダメだ。と自分に言い聞かせた。



きっと今頃、宮本さんも岬と別れ話してんだろーな?



『はい!』

『あ、、明那…オレ』


『なぁに??』

(うっ!!可愛い声!だけど)


『ごめん。オレ、やっぱ無理だわ。』

『……?何が??』


『あ……だからさ、付き合うって…か、その……オレ』


『何で?』

『あ、いやーあのな?オレは…』


『ふぅ……。宮本さん?』


ドキィっっ!!!


『あ、いやッッその……うん。まぁ、ごめん。』


『知ってた。タケルの気持ち』


『??』

『ダメ元だったから……わたし』


『へ?』


『その代わり……』

『……代わり?』


『今から逢いに来て』


『は?!今からかよ』


『そう、待ってるから。』


『オレ……ごめん。』


『じゃあ、もう知らない。いい』


ぷちん…。ツーツーツー……。



少し嫌な予感が始まった……。

明那あきなは、一体これからどうするんだろ?


とりあえず、宮本さんに電話する。


『はい!』

『カオル??オレ……』


『うん。』

『キチンとケジメ着けたから』


『うん!!分かった😊』


『じゃな、明日』

『うん。明日❤』



プチ……オレ、何やってんの?


スマホを眺めながらも、もう一度

明那あきなにスマホへ連絡してみる。



プルルルル。プルルルル。

プルルルル。


出ない。出ない……オレ、最低だ。



上着を持って、明那あきなの家まで走った。



ドクンッドクンッ!!

嫌な予感的中か?!オレ…どうしたら……。




プルルルル、プルルルル、

明那あきなから着信が入った。と次の瞬間……


LINEを見て……オレは





凍った……。





明那あきなが裏アカ始めたのだ。しかも


とデカデカと書いてあるものを



オレに送り付けてきた。

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