話し相手

「人体って不思議だよな」


「そうなのか?」


「声帯を振動させた音で喋るだろ? なのに、何の音もなくても頭の中で喋ることも出来るじゃん?」


「そりゃそういうもんなんじゃないの?」


「でもこうして会話まで出来るなんて、不思議じゃないか?」


「お前の中に俺が存在していることは不思議じゃないのか?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る