いつまでも幸せに暮らしましたとさ

 山へ柴刈りに出かけたお爺さん。お昼になりおむすびを食べようとしてうっかり落としてしまい、おむすびは坂をころころ転がった。しかし脚が自慢のお爺さん。瞬く間におむすびに追い付き拾い上げた。するとそれを見ていた男がいた。

「素晴らしい脚だ。是非うちで走ってくれ」

「あんた名前は」

「小槌だ」

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